獅子の末裔

卯花月影

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27.伴天連禁制

27-2. 剣をとる者は剣にて亡ぶる

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 町野長門守が大慌てで姿を現したのは、それから一週間後のことであった。
「義太夫殿!殿がようやく目を覚まされ、義太夫殿をお待ちでござります!」
「おぉ、そうか!」
 義太夫はほっと胸を撫で下ろした。
「して、やはりあのマカオとかいう南蛮の国から来た薬が効いたのか?」
「さようにござります!」
 町野長門守は満面の笑みで頷くと、義太夫を連れて忠三郎のもとへ向かった。

 襖をそっと開けると、布団の上で上体を起こした忠三郎がいた。まだやつれた様子ではあったが、意識ははっきりしている。
「おぉ、義太夫……」
 忠三郎は微かに笑い、かすれた声で言った。
「鶴。ようやく快復か!」
 傍らに控える町野長門守は安堵のあまり、思わず涙ぐみそうになり、ぐっとこらえている。
「南蛮の薬とやら、侮れぬものよのう」
「うむ……にしても、やはりあの薬は……」
 忠三郎はぼんやりと天井を仰ぎながら、ひとつ息をついた。
「刎頸の友が快方に向かったとは喜ばしきこと。さぁさぁ、まずは何か口にするか?やはり酒かのう?」
 義太夫は半ば冗談めかして口にしたつもりだったが、その問いに返ってきたのは、思いがけぬ言葉だった。
「……饅頭はないのか?」
 義太夫は思わず聞き返した。
「お?珍しいことを申すではないか。そのほうが饅頭とは…」
 義太夫は、からかうように笑おうとしたが、忠三郎の顔を見て、その笑みを引っ込めた。

 ——真剣な顔だ。
 忠三郎は、じっと義太夫を見つめている。その視線には、ただ食べ物を求める者の軽さはなかった。
 忠三郎は傍らに立つ町野長門守へ視線を向ける。
「長門、席を外せ」
 短く告げると、町野長門守は一瞬、状況を窺うように忠三郎を見返したが、すぐに悟ったように深く頷き、無言のまま部屋を後にする。
 障子が静かに閉まる音が、やけに耳に残った。
 部屋には、忠三郎と義太夫だけが残る。
 忠三郎は、しばし義太夫を見つめたまま、口を開かない。
 義太夫が痺れを切らし、軽く肩をすくめた。
「如何した?」
「義太夫」
 忠三郎は低く名を呼び、ゆっくりと続ける。
「そろそろ真のことを教えてくれてもよいのではないか」
 義太夫は、忠三郎の顔を見つめ返し、困ったように笑う。
「急に何を教えろと?」
「わしの名をかたって肥後に人を送ったのは誰じゃ?」
 その言葉に、義太夫の表情がぴたりと止まる。
「名をかたった?人を送った?何を言うておるんじゃ」
 その顔には、明らかに心当たりのない様子が滲んでいた。
「しらを切っても分かっておる。おぬし以外には考えられぬ」
 義太夫は目を白黒させた。
「へ?わし?わしが何をしたと?肥後で疫病など、町野に聞いてはじめて知ったことじゃ」
 忠三郎は、じっと義太夫を見つめた。

 ——本当に知らぬのか?
 だとすれば、一体誰が、この名を騙り、人を動かしたのか。
 ふと、昔の記憶が蘇る。
 佐助の兄弟子——もしや。
 忠三郎は、もう一度、静かに問うた。
「……饅頭は、本当に、ないのか?」
 それは、ただの食い物の話ではない。
 忠三郎の目が、義太夫の僅かな表情の揺らぎを逃さぬように見つめている。
 義太夫は、黙ったまま、じっと忠三郎を見返していた。
「いやはや…饅頭屋は都じゃ。この辺りの饅頭事情はよう知らぬ」
 義太夫は軽く笑ってみせた。しかし、その笑みの奥にある微細な揺らぎを、忠三郎の眼は逃さなかった。
「だとしても——」
 忠三郎は言葉を区切り、ゆっくりと続ける。
「佐助に医術書や武芸書を読み解いて教えていたのは、義兄上であろう。そして、その傍らには……義太夫、おぬしもいた筈」
 部屋に張り詰める沈黙。
 義太夫の指が、無意識のうちに膝の上で動く。まるで何かを計るように。
 忠三郎は静かに息を吐いた。
「——答えよ、義太夫」
 その声音は柔らかい。しかし、決して逃れられぬ圧があった。
 義太夫はわざとらしく肩をすくめ、苦笑した。
「目覚めるなり尋問とは。如何した?」
 しかし、忠三郎はその誤魔化しを許さぬように、静かに首を横に振る。
「誰かが…わしを助けようと影で動いているような気がする」
「ほう?」
 義太夫は軽く鼻を鳴らすが、忠三郎の眼差しは揺るがぬまま。

 それはもう何年も前から感じていたことだった。
 思い返せば、幾度も窮地に陥った。しかし、そのたびに、まるで見えぬ手が差し伸べられたかのように、命を拾ってきた。偶然と呼ぶには、あまりにも整いすぎている。
 ——誰かが、水面下で動いている。
 その思いが、いつしか確信へと変わりつつあった。そしてその誰かとは、佐助との会話を思い返せば、義太夫であると考えるのが妥当だ。
「それが、わしであると?」
 義太夫が茶化すように言う。
「違うか?」
 忠三郎の声には、微かな鋭さが滲んでいた。
 義太夫はふっと目を伏せる。
「そのような悠長なことを言うておる場合ではなかろう」
 義太夫の声音が、わずかに翳る。
「そのような悠長なことを言うておる場合ではなかろう」
 忠三郎は目を細めた。
 義太夫の顔には、相変わらず笑みが張り付いている。だが、その声の端に潜む微かな揺らぎが見え隠れする。

 遠く、風が梢を撫でる音がする。
 南蛮渡りの楽器――クラヴォの調べが、かすかに響いていた。まるで、異国の祈りがこの場を包み込むかのように、静かで、しかしどこか胸をざわつかせる響きだった。
「……何を存じておる」
 忠三郎が低く問うと、義太夫はしばし口を閉ざしたまま、じっと何かを見極めるような顔をした。
 長い沈黙が降りる。
 やがて、義太夫はふっと肩の力を抜き、唇の端にいつもの笑みを浮かべた。
「饅頭の話ではなかったか?」
 軽やかな声音。しかし、ほんの僅かに滲む翳りを、忠三郎は聞き逃さなかった。
「義太夫」
「おぬし、目覚めてすぐにそれでは、身体がもたぬぞ」
 他愛もないやり取りに見せかけようとしている。だが、その態度こそ、不自然だった。
 忠三郎は静かに息を吐き、じっと義太夫を見据える。
 こやつは、確実に何かを知っている——。

 部屋の外では風が吹きすさぶ。やせ細った竹の葉がかすれ、遠く、異国の楽器の音が微かに響いていた。
 そのとき、障子がわずかに揺れる。薄紙のごときそれがふくらみ、そして沈む。まるで見えざる気配が、この場に重くのしかかっているかのように。
 ふいに、義太夫が口を開いた。
「薬院全宗を存じておるか?」
「関白の侍医の?」
 薬院全宗。元は比叡山薬樹院の住持。今は秀吉の側近にして侍医として仕え、その信頼は厚い。九州征伐にも同行し、常に関白の耳元で囁いていると聞く。
「然様。その者が伴天連を敵視し、関白に讒訴しておる」
「讒訴?とは?」
「キリシタンは一向宗よりも恐ろしき者どもであると」
 薬院全宗の訴えはそればかりではない。
 ——宣教師は人肉を喰らい、人の目玉を用いた妖術で民を惑わし、日の本を滅ぼさんと企んでいる、と。

「他愛もない戯言。そのようなことをいちいち気に留めていては……」
「そう笑うてばかりはいられまい」
 義太夫が静かに言葉を重ねる。
「何というても、朝廷が邪教によって国が脅かされると、何度も関白に使いを送ってきておるのじゃ」
 朝廷が——?

 忠三郎は眉をひそめる。思い当たることがないわけではなかった。
「気づいたか」
 義太夫の声音がさらに低くなる。
「領内に伊勢神宮を持つおぬしが、キリシタンになったがゆえに、帝は立腹しておられるという噂じゃ」
「帝が……立腹?」
「神の国であるこの日の本が、異端によって脅かされると」
 風が強まる。障子が、再びゆっくりと膨らみ、そして沈む。
「関白はこの先の戦にキリシタンや南蛮人が協力するのであれば、それらも全て不問に付すと言うておるのじゃ」
「この先の戦とは…日の本統一後の戦さのことか」
「然様。関白は海を越えた唐、天竺までも従えるつもりじゃ」
「その戦さへの協力とは…」
「南蛮人の持つ軍船よ」
 義太夫はゆっくりと言葉を継ぐ。
「先の戦さで使われたフランキ砲なる大筒を仰山積んだ船を二隻、用立てるようにと命じた」
「右近殿が反対していたという話であったが」
「さてはて、伴天連共は如何なる所存であろうかのう。断れば穏便には済むまいて」
 すでに秀吉は渡海を想定し、二千隻もの船の建造を諸大名に命じている。
「大量の大筒による侵攻とは、まさに火攻めの極み」
 忠三郎は、苦笑ともため息ともつかぬ息を漏らした。まるで他人事のように響く声。
 しかし、脳裏には一人の男の顔が浮かぶ。
 ——滝川一益。
 義兄にして、織田家に大量の鉄砲を導入した砲術の名手。
 かつて一益は語っていた。
 ——「鉄砲により、戦の形は大きく変わる」
 そして、こうも言った。
 ——「それにより、弓・槍で戦うていた頃とは比べ物にならぬほどの犠牲が出る」と。
 今まさに、それが現実となりつつある。
 この国が平定されつつあるのも、一重に南蛮から火器がもたらされたゆえ。
 宣教師たちがキリスト教を広めるための「必要悪」として、火薬の材料を調達し続けたゆえといえる。
「義兄上はこうなることを見通しておられたのであろうか」
 忠三郎は低く呟いた。
 義太夫はしばし黙し、遠くを見遣るような目をした。
「さて…それは分からぬが…されど…」
「されど?」
「全て剣をとる者は剣にて亡ぶる也と、御台様宛の文にはそのように書かれていた」
「全て剣をとる者は剣にて亡ぶる」
 忠三郎は、その言葉をゆったりと反芻した。
 風花に宛てた言葉とは思えない。あの滝川一益が、妻に対し、ただ戦の理を説くものだろうか。

 ——いや。
 一益は一体、誰に向かって言っていたのか。
 忠三郎の脳裏に、滝川一益の声が蘇る。
「主は怒りをもって師を興すべからず。将は慍《いか》りを以て戦いを致すべからず」
 義太夫が、静かに言葉を継いだ。
「利に合して動き、利に合せずじて止まる。怒りは以て喜ぶべく、慍りは以て悦ぶべきも、亡国はもってまた存すべからず。死者はもってまた生くべからず——」
 風が吹きすさび、障子がゆらりと揺れる。
「故に明君はこれを慎み、良将はこれをいましむ」
 忠三郎は目を伏せる。
「これ国を安んじ軍を全うするの道なり——」
 その言葉は、さながら戦乱に抗うための最後の戒めのようにも聞こえてくる。
「孫子か」
 忠三郎の呟きに、義太夫はわずかに口の端を上げる。
「然様。孫子の火攻篇」
 かつて、一益は家臣たちに何度もそう説いた。
 そして、佐助にも——。
 復讐に燃え、三雲家を討とうとした佐助を制したのも、まさにこの言葉だった。
 ——剣をとる者は、剣にて亡ぶる。
 一益は、すでにそれを悟っていたのか。
 忠三郎は、静かに目を閉じた。
 だが、それでも——
 戦は、終わらない。

「海を越えて戦を続けることを天命と思うか?」
 義太夫がそう訊ねると、忠三郎は答えに詰まる。
 天命——。
 その響きに、ふと遠い昔の記憶が甦る。
 未だ元服前、前髪を立てた少年の頃。
 初めて信長に会い、天下統一の夢を語るその姿を見たとき、胸の内に湧き上がった熱い想い。

あの頃——
 海の向こうで戦をするなどとは、夢にも思わなかった。
(真の泰平の世を築くことだけを求めていた)
 それこそが、信長の掲げた「天下布武」の真意であると信じていた。
 そのために、どれほどの犠牲を払ってきたか。

 ——さらなる戦が待つのか。
 この国がようやくひとつになろうというときに。
 忠三郎は、ふと唇を噛んだ。
 ここに至るまで、どれほどの血を流してきたか。
 伊勢長島、越前、長篠、そして本能寺の変——戦場を駆け、幾度も死の淵を彷徨った。
 ただひたすらに、信長の掲げた「天下布武」を信じ、真の泰平を夢見て——
 そして、己を武将として育て上げたのは、義兄・滝川一益だった。
 兵を統率し敵と戦うこと、領主としての心構え——すべて一益から学んだ。

 剛胆にして智謀の将であった義兄は、戦の行く末を誰よりも案じていた。
「剣をとる者は、剣にて亡ぶる」
 そう言い残し、関東の地に消えた一益。
 もし今、一益がここにいたならば、何と語るだろうか。

 忠三郎は、静かに目を閉じた。
 故郷を奪われ、縁ある者たちを失い、今や己が何のために剣を振るうのかもわからなくなりつつある。

 秀吉によって日野の地を離れた日、振り返ることすら許されなかった。
「新しき世のため」と言われても、なお、捨てきれぬものがあった。
(それでも、戦は終わらないのか——)

「右近殿はいずこに?」
 低く問いかけると、義太夫がゆるりと目を細める。
「博多であろう。なんでも、大筒を積んだ南蛮船が博多に現れたとか」

 忠三郎の眉がわずかに動く。

「大筒を積んだ南蛮船……戦さ船か?」
「ようわからぬ。フロイスの主らしき南蛮人や、南蛮の商人どもが、南蛮の力を関白に見せようとしておるらしいが……右近は厄災を招くのではないかと危惧しているそうじゃ」
 厄災——
 その言葉が、忠三郎の胸の内にじわりと広がる。
 寝込んでいた間に、世の流れは思わぬ方向へと転がりはじめている。
 まるで巨大な何かが、じわじわと姿を現しつつあるような——
 嫌な予感がした。
 キリシタンであるがゆえに、帝の逆鱗に触れた。
 だが、己は決して南蛮の走狗となるために洗礼を受けたのではない。
 この国にこそ、神の慈愛をもたらしたいと願ったのだ。
 ——それなのに。

 さらなる戦が繰り広げられようとしている。
 もし、このまま南蛮の火器が関白の手に渡れば、日の本はどうなるのか——。
 忠三郎は、ふと目を閉じた。
 日野の空が瞼の裏に浮かぶ。
 穏やかな朝靄に包まれた城下、春には山桜が谷を彩り、秋には黄金色の穂波が揺れていた。川のせせらぎに混じって聞こえる人々の笑い声。幼き頃、佐助とともに駆けた野道の感触さえ、未だ鮮やかに残っている。

 あの地を離れて、幾年が経ったのか。
 戦に次ぐ戦、ただひたすらに刃を交え、生き抜いてきた。その果てに、ようやく日の本がひとつになろうとしているというのに——なぜ、さらに剣を取らねばならぬのか。

「我らも博多へ向かわねば……」
 忠三郎の言葉に、義太夫は静かに頷いた。
 そのとき、ふいに梢がざわめく。
 風が吹き抜け、先ほどまで張り詰めていた静寂が破られる。夜の気配が、ゆるやかに満ちていく。

 遠い遠い、日野の空。
 幼き日、何も知らずに見上げたあの空と、今、頭上に広がる夜空は、果たして同じものなのか。
 忠三郎はそっと息を吐いた。
 再びあの空を仰ぐことは叶うのか。
 あるいは——それは、夢の中だけの景色となるのか。
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