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28.揺らぐ天下
28-5. 暘谷庵日録 —或る滝川家の記憶—
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年が明けて天正十七年。
都の西方、洛外の山裾に佇む庵――暘谷庵。
この庵は、かつてある公家の隠棲の場だったという。
それを、滝川一益が二人の息子のために密かに買い求め、都での潜伏や密談の場としていた。
今は、一益の遺志を継ぐ者たちの静かな拠点となっている。。
春まだ浅く、梅はほのかに香り、竹林がさらさらと風に揺れている。
夕日が山の端にかかるころ、庭の一隅では焚き火がくゆり、団子の香ばしい匂いが立ち上っていた。
「……まったく、沼田っちゅうところは、いつも揉め事の渦中にありますな」
火のそばにしゃがみこんだ助太郎が、手元の干し芋をかじりながら言う。
「そりゃあ、お主が毎年『今年は静かじゃ』と申すたびに、翌月には戦が起きておるからのう」
団子をくるくると回す義太夫が、肩をすくめて笑う。
「わしが口に出すからではありませぬ。 上州沼田呪詛説、再浮上ですぞ」
「それより何より、忘れたとは言わせぬぞ。あの頃、お主とわしとで、沼田城に詰めておった頃、山々に囲まれた沼田の地」
「義太夫殿、山中で蜂に刺されて酷い顔になり、門番に『鬼』と呼ばれておったではございませんか」
「鬼とは無礼な! あれはわしの男ぶりのよさに磨きがかかっただけのこと。…いや、笑ってなどおらん!」
「にしても、殿が信長公の命で上州に進出なされ、沼田を預けられたは良いが……信長公の急死で、すべて水泡。されどもその時、殿は沼田を真田に返した。あれは潔い采配でありましたな」
「うむ。敵の手に落ちるくらいなら、昔の持ち主に返す。それも、義のひとつよ」
「――まあ、狐に『赤い京の空』を問われた殿の家臣とは思えぬ重みのあるお言葉で」
「お主、それを言うならば、狸に味噌を盗まれた男の発言など信用ならんぞ」
二人は、春風に焚き火の火の粉がふわりと舞うのを目で追いながら、しばし無言になる。
「……さて、若殿(三九郎)も今は真田家の客分として、北条との戦に幾度となく出陣しておるとか」
「まことに時は巡りますな。わしらが汗水垂らした沼田が、また火種になるとは」
「まあ、団子焼いてるうちは、戦は起きぬってな」
「それは願掛けですかな? それともただの腹の虫?」
その時、庵の奥から女の声が響いた。
「――義太夫、助太郎。皆、揃いましたよ」
二人は団子の串を片手に、顔を見合わせた。
「……では、参りますか」
「せっかく焼けた団子、冷まさぬうちに」
庵の中――囲炉裏のまわりには、滝川家の者たちが静かに座していた。
火のゆらめきが、誰の顔にも影を落としている。
中心に座るのは、義母・風花。
凛とした美しさと、男顔負けの胆力を兼ね備えた、今や暘谷庵の守護者である。
「信州の若殿よりの文、届いております」
風花の前に差し出された文を、義太夫が畏まって開いた。
「『沼田、関白の裁定にて北条へ譲渡、真田としても遺憾の極みに候』……」
「……やはり、無念であったか」
風花が息を吐くように呟いた。
「『されど沼田はもと滝川家の預地なれば、北条が喜び勇む様子、なおさら腹立たしく候』……」
「見たか、助太郎! 我らが沼田、こうして文に残っておる!」
「ほうほう! これはもしや、われら沼田組、後世の軍記に記されるやもしれませぬな……『滝川家二人衆、狐と語らう』――」
「……いらぬ」
風花の静かなひと言で、沼田組の夢は即座に終わった。
「北条は、関白の呼び出しにも応じぬ様子。……いずれ、また動きましょう」
風花の声音は落ち着いていたが、目は鋭かった。
ふと、囲炉裏の火のゆらめきを見つめながら、手を膝の上に重ねた。
その瞳には、ほんの一瞬、遠い記憶がよぎったような光が宿る。
「……北条のことも気がかりではあるが……それよりも……」
声は低く、誰にともなくこぼれた。
義太夫と助太郎は、団子の串をくるくる回す手を止めた。
「――御台様?」
風花は火の揺らめきに目を落としながら、そっと唇を噛んだ。囲炉裏の灯が、その横顔を静かに照らす。
――ロレンソ。
思えばロレンソがこの滝川家に出入りするようになったのは、まだ六郎が乳飲み子のころ。生まれつき目が見えぬと知ったとき、己の不徳を責め、泣き伏した夜もあった。だが、そんな彼女のもとに、ひとりの法師が現れた。
「目が見えぬ子は、見える者には決して見ることができぬものを見るのでござりますよ」
そう言って、ロレンソはそっと六郎の小さな手を取り、祈りの言葉を捧げた。その声は不思議な温かさを持ち、初めて他人の前で泣いた六郎の涙を、風花はいまも忘れられない。
六郎と九郎が暘谷庵に移ってからというもの、ロレンソは風のように、時には影のように、たびたび庵を訪れた。片手に聖書、もう片手に焼き栗――いや、それは季節による――とにかくロレンソは、二人の少年に讃美歌を教え、異国の神の慈しみについて語った。
その語り口はどこか芝居がかっていたが、声には澄んだ温もりがあり、風花の心の奥に、そっと灯をともすようであった。
――神を信じたわけではない。ただ、あのとき。目の見えぬ六郎を腕に抱き、己の無力をかみしめていたとき。ロレンソの祈りの声が、しんしんと胸に沁みたのだ。
「わたくしは……救われたのかもしれぬ」と、ふと思うことがある。
囲炉裏の火に照らされるその横顔には、あの頃の影が、今も淡く宿っていた。
「……ロレンソ殿をはじめ、伴天連の方々。追放の報せのあと、音沙汰がない。ご無事であればよいが」
風花がぽつりと呟くと、義太夫が膝を乗り出して言った。
「御台様、ご案じめさるな。あの生臭……いや、尊き法師、そうやすやすとは倒れませぬ。なにせ、あやつは、香油と火薬の匂いが同時にするような御仁ゆえ」
「……刀でも火縄銃でもなく、団子と箒じゃ。ロレンソ殿の行方を捜すのじゃ」
風花の声音は、風のない晩の水面のように静かだった。けれど、その奥には揺るぎなき決意が潜んでいる。
「ま、またあの琵琶も持たぬ琵琶法師で?」
「ありゃあ……銃を抱いた法師ですぞ」
「焼き雉を抱いた法師で」
「二人とも、口を閉じなさい」
「……へい」
座敷に沈黙が落ちる。囲炉裏の火が、ぱち、と乾いた音を立てた。
「義太夫。助太郎。明朝、洛中へ出よ。商人のふりをして情報を集めるのじゃ」
風花の命に、二人は顔を見合わせ、内緒話を企む町娘のように小声で囁き合った。
「承知つかまつった!」
声だけは勢いよく、腰はやや重たげに、二人はずりずりと後ずさるように座敷を下がっていった。
「……して、今度はどの格好にござりまするか?」
「うーむ。飴売りはもう飽きた。いっそ唐辛子売りなどどうじゃ」
「わし、唐辛子の匂いに弱いんで……くしゃみが止まらぬ」
「では、ぬれせんべい売りじゃな!」
「それも湿気で団子みたいになりますぞ」
二人の声がだんだん遠ざかっていくのと呼応するように、庵の外には夜の風が忍び寄る。
月は冴え冴えと、春浅き庭の梅を白く照らし、竹の影が石畳に揺れていた。
世が静かに動こうとしているのを、当人たちはまだ知らぬ。
団子とともに、物語はまた一歩、京の闇へと、ころころと転がっていくのであった。
――そのころ、はるか東、小田原の空には、重たい雲がゆっくりと立ちのぼっていた。
北条家。関白の呼びかけをことごとくはねつけ、ただ、沈黙の中に牙を研いでいる。
信州では、滝川三九郎がふたたび槍を手に取ろうとしていた。
若き身に、父の名と、古き恩義と、過ぎし戦の記憶を背負いながら――。
その足音は、いずれ京にも届く。
春の風は、なお冷たく、あやしく、都の屋根瓦の隙間をすり抜けてゆく。
都の西方、洛外の山裾に佇む庵――暘谷庵。
この庵は、かつてある公家の隠棲の場だったという。
それを、滝川一益が二人の息子のために密かに買い求め、都での潜伏や密談の場としていた。
今は、一益の遺志を継ぐ者たちの静かな拠点となっている。。
春まだ浅く、梅はほのかに香り、竹林がさらさらと風に揺れている。
夕日が山の端にかかるころ、庭の一隅では焚き火がくゆり、団子の香ばしい匂いが立ち上っていた。
「……まったく、沼田っちゅうところは、いつも揉め事の渦中にありますな」
火のそばにしゃがみこんだ助太郎が、手元の干し芋をかじりながら言う。
「そりゃあ、お主が毎年『今年は静かじゃ』と申すたびに、翌月には戦が起きておるからのう」
団子をくるくると回す義太夫が、肩をすくめて笑う。
「わしが口に出すからではありませぬ。 上州沼田呪詛説、再浮上ですぞ」
「それより何より、忘れたとは言わせぬぞ。あの頃、お主とわしとで、沼田城に詰めておった頃、山々に囲まれた沼田の地」
「義太夫殿、山中で蜂に刺されて酷い顔になり、門番に『鬼』と呼ばれておったではございませんか」
「鬼とは無礼な! あれはわしの男ぶりのよさに磨きがかかっただけのこと。…いや、笑ってなどおらん!」
「にしても、殿が信長公の命で上州に進出なされ、沼田を預けられたは良いが……信長公の急死で、すべて水泡。されどもその時、殿は沼田を真田に返した。あれは潔い采配でありましたな」
「うむ。敵の手に落ちるくらいなら、昔の持ち主に返す。それも、義のひとつよ」
「――まあ、狐に『赤い京の空』を問われた殿の家臣とは思えぬ重みのあるお言葉で」
「お主、それを言うならば、狸に味噌を盗まれた男の発言など信用ならんぞ」
二人は、春風に焚き火の火の粉がふわりと舞うのを目で追いながら、しばし無言になる。
「……さて、若殿(三九郎)も今は真田家の客分として、北条との戦に幾度となく出陣しておるとか」
「まことに時は巡りますな。わしらが汗水垂らした沼田が、また火種になるとは」
「まあ、団子焼いてるうちは、戦は起きぬってな」
「それは願掛けですかな? それともただの腹の虫?」
その時、庵の奥から女の声が響いた。
「――義太夫、助太郎。皆、揃いましたよ」
二人は団子の串を片手に、顔を見合わせた。
「……では、参りますか」
「せっかく焼けた団子、冷まさぬうちに」
庵の中――囲炉裏のまわりには、滝川家の者たちが静かに座していた。
火のゆらめきが、誰の顔にも影を落としている。
中心に座るのは、義母・風花。
凛とした美しさと、男顔負けの胆力を兼ね備えた、今や暘谷庵の守護者である。
「信州の若殿よりの文、届いております」
風花の前に差し出された文を、義太夫が畏まって開いた。
「『沼田、関白の裁定にて北条へ譲渡、真田としても遺憾の極みに候』……」
「……やはり、無念であったか」
風花が息を吐くように呟いた。
「『されど沼田はもと滝川家の預地なれば、北条が喜び勇む様子、なおさら腹立たしく候』……」
「見たか、助太郎! 我らが沼田、こうして文に残っておる!」
「ほうほう! これはもしや、われら沼田組、後世の軍記に記されるやもしれませぬな……『滝川家二人衆、狐と語らう』――」
「……いらぬ」
風花の静かなひと言で、沼田組の夢は即座に終わった。
「北条は、関白の呼び出しにも応じぬ様子。……いずれ、また動きましょう」
風花の声音は落ち着いていたが、目は鋭かった。
ふと、囲炉裏の火のゆらめきを見つめながら、手を膝の上に重ねた。
その瞳には、ほんの一瞬、遠い記憶がよぎったような光が宿る。
「……北条のことも気がかりではあるが……それよりも……」
声は低く、誰にともなくこぼれた。
義太夫と助太郎は、団子の串をくるくる回す手を止めた。
「――御台様?」
風花は火の揺らめきに目を落としながら、そっと唇を噛んだ。囲炉裏の灯が、その横顔を静かに照らす。
――ロレンソ。
思えばロレンソがこの滝川家に出入りするようになったのは、まだ六郎が乳飲み子のころ。生まれつき目が見えぬと知ったとき、己の不徳を責め、泣き伏した夜もあった。だが、そんな彼女のもとに、ひとりの法師が現れた。
「目が見えぬ子は、見える者には決して見ることができぬものを見るのでござりますよ」
そう言って、ロレンソはそっと六郎の小さな手を取り、祈りの言葉を捧げた。その声は不思議な温かさを持ち、初めて他人の前で泣いた六郎の涙を、風花はいまも忘れられない。
六郎と九郎が暘谷庵に移ってからというもの、ロレンソは風のように、時には影のように、たびたび庵を訪れた。片手に聖書、もう片手に焼き栗――いや、それは季節による――とにかくロレンソは、二人の少年に讃美歌を教え、異国の神の慈しみについて語った。
その語り口はどこか芝居がかっていたが、声には澄んだ温もりがあり、風花の心の奥に、そっと灯をともすようであった。
――神を信じたわけではない。ただ、あのとき。目の見えぬ六郎を腕に抱き、己の無力をかみしめていたとき。ロレンソの祈りの声が、しんしんと胸に沁みたのだ。
「わたくしは……救われたのかもしれぬ」と、ふと思うことがある。
囲炉裏の火に照らされるその横顔には、あの頃の影が、今も淡く宿っていた。
「……ロレンソ殿をはじめ、伴天連の方々。追放の報せのあと、音沙汰がない。ご無事であればよいが」
風花がぽつりと呟くと、義太夫が膝を乗り出して言った。
「御台様、ご案じめさるな。あの生臭……いや、尊き法師、そうやすやすとは倒れませぬ。なにせ、あやつは、香油と火薬の匂いが同時にするような御仁ゆえ」
「……刀でも火縄銃でもなく、団子と箒じゃ。ロレンソ殿の行方を捜すのじゃ」
風花の声音は、風のない晩の水面のように静かだった。けれど、その奥には揺るぎなき決意が潜んでいる。
「ま、またあの琵琶も持たぬ琵琶法師で?」
「ありゃあ……銃を抱いた法師ですぞ」
「焼き雉を抱いた法師で」
「二人とも、口を閉じなさい」
「……へい」
座敷に沈黙が落ちる。囲炉裏の火が、ぱち、と乾いた音を立てた。
「義太夫。助太郎。明朝、洛中へ出よ。商人のふりをして情報を集めるのじゃ」
風花の命に、二人は顔を見合わせ、内緒話を企む町娘のように小声で囁き合った。
「承知つかまつった!」
声だけは勢いよく、腰はやや重たげに、二人はずりずりと後ずさるように座敷を下がっていった。
「……して、今度はどの格好にござりまするか?」
「うーむ。飴売りはもう飽きた。いっそ唐辛子売りなどどうじゃ」
「わし、唐辛子の匂いに弱いんで……くしゃみが止まらぬ」
「では、ぬれせんべい売りじゃな!」
「それも湿気で団子みたいになりますぞ」
二人の声がだんだん遠ざかっていくのと呼応するように、庵の外には夜の風が忍び寄る。
月は冴え冴えと、春浅き庭の梅を白く照らし、竹の影が石畳に揺れていた。
世が静かに動こうとしているのを、当人たちはまだ知らぬ。
団子とともに、物語はまた一歩、京の闇へと、ころころと転がっていくのであった。
――そのころ、はるか東、小田原の空には、重たい雲がゆっくりと立ちのぼっていた。
北条家。関白の呼びかけをことごとくはねつけ、ただ、沈黙の中に牙を研いでいる。
信州では、滝川三九郎がふたたび槍を手に取ろうとしていた。
若き身に、父の名と、古き恩義と、過ぎし戦の記憶を背負いながら――。
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