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おじさん♡寝耳に水でした
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みぃ♡
王様とワンコは…
神妙な表情で姿勢を正し、スッと食卓に向き直った。
それから改めて、真面目に食事に取り組み始めましたよ。
「ふむふむ。良い食べっぷりだねぇ♡」
夫達はとても旺盛な食欲を見せてくれる。
固そうなパンにピンク色の厚切りハムが挟まれた、迫力のサンドイッチを、ヴィクトールは手掴みしてかぶりついた。
僕の王様はなかなかどうして、野生的ですねぇ(*´꒳`*)
方やワンコも負けじと、極太のソーセージが両端から飛び出したホットドッグ(的なヤツ)を頬張り、肉汁を垂らしながら噛み切っている。
アレックスったら、あいも変わらずと豪快だねぇ(*´꒳`*)
「うんうん、いいねぇ♡」
ふたり共、本当はいくらでも品良く“食事”が出来る人だろう。
でも今は気取らずに、素直に食欲を満たしている。
とても打ち解けた雰囲気で嬉しい。
それに、ふたりは兎に角ヤンチャな食べっぷりがよく似ているんだ。
「何だか君達って、本当の兄弟みたいだねぇ♡」
まあ、ある意味で“兄弟”なんだけど、さ♡\(//∇//)\
なんて内心でお寒い事をほざいていましたら…
二人の夫が食事の手を止めて、ハタと僕を見つめているのに気がついた。
「ある意味、というか…、実際に兄弟ですが?」
アレックスが肉汁でテカる唇でポカンと呟いた。
「視作生。俺とアレクサンドールは異父兄弟なのだが、知らなんだのかね」
ヴィクトールは麦茶をひと口グイっと煽ってから、サラリと言った。
「え、、、そうなの?知らなかったよ!」
アレックスはセスやマックスの事だって“兄上”って呼んでいるじゃ無いか!
だから僕はてっきり、目上の相手の事を“兄貴分”として敬称みたいなノリで、そう呼んでいるんだとばかり思っていた。
実際は血縁関係のある、実の御兄弟、でしたか…:(;゛゜'ω゜'):
だとしたらこのふたり、なんっって濃ゆい兄弟でしょうね。
ある意味、ではなく…
色んな意味で兄弟でした!
「驚かせてしまった様ですね。すみません、お話しするのが遅れました」
「…いや、むしろ君は知らなんだが良かったろうか?」
あ、ごめん(´・_・`)
α社会の有る有るに、ウッカリと慌てたせいで年下の夫達を心配させてしまったよ。
「まさか!知って良かったよ。知らないままだなんてその方が嫌だ」
いいかげん慣れましょう、僕。
もう“ここの人”になったんだからね!\\\٩(๑`^´๑)۶////
「ならば良いがね。視作生よ、愛する弟と共に君という方と愛し合うた…これは俺には、夢の様な事なのだよ」
ヴィクトールは酷く嬉しそうで、なのにどこか切な気に囁いた。
するとアレックスも、泣き出しそうなふうに瞳を煌めかせながら、お兄ちゃんの告白に続いた。
「はい!私には夢想する事も思い及ばぬ程の奇跡でした」
…うぉぉ、、
だいぶ特殊な感覚です、ね:(;゛゜'ω゜'):
いや、いや!
怖気づくな。
彼らは愛の夢♡夢の奇跡♡の話しをしているんだ。
ドン引いたりしないで、ドーンと彼らの熱い胸に飛び込んでみよう!
これはもう、ドラマチック♡だと思う事にしたらいい!
そうすれば飲み込める!
…気がする。
だからここはひとつ、喜んで受け止めてみましょう。
僕と愛し合う事を、そんなに幸せだと思ってくれるのかい!
「…ありがとう」
君達が幸せで、僕だって幸せだよ\\\٩(๑`^´๑)۶////
「ようし。乾杯しよう!」
これはおめでたい事だと、いう事にします。
そしておじさんは、おめでたい時には乾杯がしたくなるんです(*´꒳`*)
僕は麦茶の並々とつがれたグラスを、掲げた。
それに見習った二人の夫達がそれぞれにグラスをカチンっと合わせてきた。
「我らの愛に」
「新しい家族に!」
「んふ♡僕たち、濃い家族だね」
色々と濃厚だ~\(//∇//)\
では、ひと段落着きましたところで!
「さあ!ふたり共、もっとおあがり♡」
未だ手付かずだったスープの鍋の蓋を開けてみた。
するともうもうと湯気が立ち上がり、コッテリとした美味しい匂いが鼻をくすぐる。
「では、頂こうかな」
「召し上がれ~♡いや、それにしてもいい匂いだねぇ」
「ああ、本当によい香りです」
どうせ見ているだけだから、僕がよそってあげようね(*´꒳`*)
「…ああ、視作生が給仕をなさるのかね」
「嬉しいです!…せっかくですっ、私にはたっぷりと盛ってくださいませ」
「ふん。俺には後ほど、御代わりを…」
お兄ちゃんと末っ子がしょうもない張り合いをする。
「はいはい♡」
家族で囲む食卓なら、こうで無くちゃね(*´꒳`*)
見ているだけで、幸せだよ♡
…うん、そして見ているだけでお腹がいっぱいだ(^_^;)
でも肉団子がたくさん浮いているトロリとした白いスープを、ゆでた米にかけたものがあんまり美味しそうで…
「ね、コレ、ひと口ちょうだい?♡」
味見をする事にした。
アレックスがふぅふぅしてから、ひと匙分を僕の口に運んでくれる。
「あ~ん♡、、ん!、、…こ、これは…」
ホワイトシチューに醤油をかけたヤツ、みたいな味がする~(´・Д・)」
…なんて、庶民的なお味なんでしょう\(//∇//)\
「これはルーランス風の味付けです。ルイスには無い味ですが、お口に合いますでしょうか?」
アレックスはちょっぴり心許な気な顔をした。
「~、…めっちゃ、合うッ♡」
むしろ、ソッチからコッチに合わせに来てませんか!ヽ(´▽`)/
「それは良かった」
ホクホクと嬉しがる僕を見て、ヴィクトールが染み染みと嬉しそうなため息をこぼした。
…そうだよ、ねぇ(*´꒳`*)
好きな人が故郷の味を好きだったら、嬉しいよね。
それに僕も正直に言って、ルイスに来てから淋しさを感じている事だったんだ。
この国は主食がパンや芋類で、料理は押し並べて味が濃い。
バターや濃厚な出汁を使ったコッテリとした味付けは…
たまに食べて美味しいヤツ、何だよねぇ(;´д`)
飲み物も基本的に甘味がついているか、お酒が入っていて…
なんか、逃げ道が無くてさぁ(>_<)
いまいち馴染めないんだよ。
とはいえ実際、僕はたまにしか食べない。
食事を摂ること事態があんまり無いから、だから何とか誤魔化せてしまえた。
「ルーランス料理、興味あるなぁ♡」
でもこうやって馴染みのある、懐かしい味に触れてしまうと急に恋しさが込み上げる。
味覚って結構、精神的な影響が重大なのかもね。
とにかく、この味なら…
いつにも無く、食欲が湧きそうだ♡( ´ ▽ ` )
「いつかルーランスに行ったら、色々と食べてみたいねぇ♡」
きっと美味しい物が目白押しなんじゃないかな。
根拠は無いけど、そんな気がするぅ(*´꒳`*)
“ガチャン!”
ヴィクトールがフォークを勢いよくテーブルに置いた。
「ッ、、、ルーランスに?」
僕の右肩に手を掛けて、真剣な顔で覗き込んでくる。
“ガッシャーン!”
アレックスが取り分け用のトングを取り落とした。
「…ルーランスに、おいでに、、なられます、か?」
僕の左手を掴んで、必死な顔で覗き込んでくる。
「へぇ?」
君達、何をそんなに興奮しているの?
あれ、、もしかして僕、行っちゃダメなのかな?
「…、是非、おいでなさい」
「ルーランスは君の婚家で御座います。視作生!」
「あ、そう?」
良かった~( ´ ▽ ` )
「わぁい、楽しみだなぁ♡」
何だか一瞬、変な空気になったけど歓迎してくれるみたいだよ(*´꒳`*)
「ああ、サミュエールも視作生のおいでになる日を心待ちにしている!彼女は君に、最高のもてなしをするだろう」
「はい!あの御方様は素晴らしい貴婦人でいらっしゃいます」
いやいや、一転して超ご機嫌でノッて来ましたね(^_^;)
…って、いや、待って!
大事な事をウッカリ聞き逃す所だ。
「え?、、えっと、サミ、サミュエール?、、って、誰?」
ヴィクトールの姉妹かな?
またまた“侍女”候補、かしらん?σ(^_^;)
「妻だ」
「…は?」
「はい、兄上の妻君です」
「…へ?」
ぬ、、ぬぁん、、何ですって?:(;゛゜'ω゜'):
え…、、え?
妻、つま、ツマ、…
ソレって、ツマリ…
「…ヴィクトール、…結婚しているの?」
「ああ、そうだね」
…(´・_・`)
「成婚が叶てより、もう10年になろうか」
あら、僕と栄ちゃんの結婚期間と同じだねぇ…(´・_・`)
…いや、え。
…何。
…何、ですって?(´・_・`)
「…、、ヴィクトールの奥さん、、という事、は?」
「はい。ルーランス公妃、サミュエール様で御座います!」
お妃様!∑(゜Д゜)
ヽ( ̄д ̄;)ノ=3=3=3
ε=ε=ε=ε=ε=ε=┌(; ̄◇ ̄)┘
い…ぃぃ、、…ぃぃぃいやぁ、、_:(´ཀ`」 ∠):
「…、、えっと、ヴィクトール…、お妃様って、、どう、、なの?」
僕はその人を、どう受け止めたらいいんだ!
「ふむ。彼女をどうと言うならば、自慢の妻、であるね」
ふむ、って…。
そんな、普通に?(´・_・`)
「視作生、彼の方の事は姉妹の様に思われたら宜しいです!」
し、姉妹って…。
そんな事、有る?Σ( ̄。 ̄ノ)ノ
王様には、素敵なお妃様がいらっしゃいました。
ヴィクトールは僕の肩にかけた手を外すと、代わりにグラスを掴んで掲げた。
「俺の妻達に、乾杯!」
そんな尻馬に乗って、アレックスもまたグラスを掲げてしまう。
「麗しい姉妹に、乾杯!」
…:(;゛゜'ω゜'):
「ああ、君と俺が番い、真に愛し合えた事を早く伝えたい。妻は誰よりも祝福してくれよう」
…ソレ、本気?:(;゛゜'ω゜'):
「そうか…君と彼女も、もはや家族なのだね」
…そんな、よくも抜け抜けと!:(;゛゜'ω゜'):
その感動には、さすがに共感は出来ないよ。
「…、…、…、…、…、、、、、は?何、ソレ」
何をシレッと言ってんのさ、君達。
そんな事、聞いてないぜ~!
\\\٩(๑`^´๑)۶////
王様とワンコは…
神妙な表情で姿勢を正し、スッと食卓に向き直った。
それから改めて、真面目に食事に取り組み始めましたよ。
「ふむふむ。良い食べっぷりだねぇ♡」
夫達はとても旺盛な食欲を見せてくれる。
固そうなパンにピンク色の厚切りハムが挟まれた、迫力のサンドイッチを、ヴィクトールは手掴みしてかぶりついた。
僕の王様はなかなかどうして、野生的ですねぇ(*´꒳`*)
方やワンコも負けじと、極太のソーセージが両端から飛び出したホットドッグ(的なヤツ)を頬張り、肉汁を垂らしながら噛み切っている。
アレックスったら、あいも変わらずと豪快だねぇ(*´꒳`*)
「うんうん、いいねぇ♡」
ふたり共、本当はいくらでも品良く“食事”が出来る人だろう。
でも今は気取らずに、素直に食欲を満たしている。
とても打ち解けた雰囲気で嬉しい。
それに、ふたりは兎に角ヤンチャな食べっぷりがよく似ているんだ。
「何だか君達って、本当の兄弟みたいだねぇ♡」
まあ、ある意味で“兄弟”なんだけど、さ♡\(//∇//)\
なんて内心でお寒い事をほざいていましたら…
二人の夫が食事の手を止めて、ハタと僕を見つめているのに気がついた。
「ある意味、というか…、実際に兄弟ですが?」
アレックスが肉汁でテカる唇でポカンと呟いた。
「視作生。俺とアレクサンドールは異父兄弟なのだが、知らなんだのかね」
ヴィクトールは麦茶をひと口グイっと煽ってから、サラリと言った。
「え、、、そうなの?知らなかったよ!」
アレックスはセスやマックスの事だって“兄上”って呼んでいるじゃ無いか!
だから僕はてっきり、目上の相手の事を“兄貴分”として敬称みたいなノリで、そう呼んでいるんだとばかり思っていた。
実際は血縁関係のある、実の御兄弟、でしたか…:(;゛゜'ω゜'):
だとしたらこのふたり、なんっって濃ゆい兄弟でしょうね。
ある意味、ではなく…
色んな意味で兄弟でした!
「驚かせてしまった様ですね。すみません、お話しするのが遅れました」
「…いや、むしろ君は知らなんだが良かったろうか?」
あ、ごめん(´・_・`)
α社会の有る有るに、ウッカリと慌てたせいで年下の夫達を心配させてしまったよ。
「まさか!知って良かったよ。知らないままだなんてその方が嫌だ」
いいかげん慣れましょう、僕。
もう“ここの人”になったんだからね!\\\٩(๑`^´๑)۶////
「ならば良いがね。視作生よ、愛する弟と共に君という方と愛し合うた…これは俺には、夢の様な事なのだよ」
ヴィクトールは酷く嬉しそうで、なのにどこか切な気に囁いた。
するとアレックスも、泣き出しそうなふうに瞳を煌めかせながら、お兄ちゃんの告白に続いた。
「はい!私には夢想する事も思い及ばぬ程の奇跡でした」
…うぉぉ、、
だいぶ特殊な感覚です、ね:(;゛゜'ω゜'):
いや、いや!
怖気づくな。
彼らは愛の夢♡夢の奇跡♡の話しをしているんだ。
ドン引いたりしないで、ドーンと彼らの熱い胸に飛び込んでみよう!
これはもう、ドラマチック♡だと思う事にしたらいい!
そうすれば飲み込める!
…気がする。
だからここはひとつ、喜んで受け止めてみましょう。
僕と愛し合う事を、そんなに幸せだと思ってくれるのかい!
「…ありがとう」
君達が幸せで、僕だって幸せだよ\\\٩(๑`^´๑)۶////
「ようし。乾杯しよう!」
これはおめでたい事だと、いう事にします。
そしておじさんは、おめでたい時には乾杯がしたくなるんです(*´꒳`*)
僕は麦茶の並々とつがれたグラスを、掲げた。
それに見習った二人の夫達がそれぞれにグラスをカチンっと合わせてきた。
「我らの愛に」
「新しい家族に!」
「んふ♡僕たち、濃い家族だね」
色々と濃厚だ~\(//∇//)\
では、ひと段落着きましたところで!
「さあ!ふたり共、もっとおあがり♡」
未だ手付かずだったスープの鍋の蓋を開けてみた。
するともうもうと湯気が立ち上がり、コッテリとした美味しい匂いが鼻をくすぐる。
「では、頂こうかな」
「召し上がれ~♡いや、それにしてもいい匂いだねぇ」
「ああ、本当によい香りです」
どうせ見ているだけだから、僕がよそってあげようね(*´꒳`*)
「…ああ、視作生が給仕をなさるのかね」
「嬉しいです!…せっかくですっ、私にはたっぷりと盛ってくださいませ」
「ふん。俺には後ほど、御代わりを…」
お兄ちゃんと末っ子がしょうもない張り合いをする。
「はいはい♡」
家族で囲む食卓なら、こうで無くちゃね(*´꒳`*)
見ているだけで、幸せだよ♡
…うん、そして見ているだけでお腹がいっぱいだ(^_^;)
でも肉団子がたくさん浮いているトロリとした白いスープを、ゆでた米にかけたものがあんまり美味しそうで…
「ね、コレ、ひと口ちょうだい?♡」
味見をする事にした。
アレックスがふぅふぅしてから、ひと匙分を僕の口に運んでくれる。
「あ~ん♡、、ん!、、…こ、これは…」
ホワイトシチューに醤油をかけたヤツ、みたいな味がする~(´・Д・)」
…なんて、庶民的なお味なんでしょう\(//∇//)\
「これはルーランス風の味付けです。ルイスには無い味ですが、お口に合いますでしょうか?」
アレックスはちょっぴり心許な気な顔をした。
「~、…めっちゃ、合うッ♡」
むしろ、ソッチからコッチに合わせに来てませんか!ヽ(´▽`)/
「それは良かった」
ホクホクと嬉しがる僕を見て、ヴィクトールが染み染みと嬉しそうなため息をこぼした。
…そうだよ、ねぇ(*´꒳`*)
好きな人が故郷の味を好きだったら、嬉しいよね。
それに僕も正直に言って、ルイスに来てから淋しさを感じている事だったんだ。
この国は主食がパンや芋類で、料理は押し並べて味が濃い。
バターや濃厚な出汁を使ったコッテリとした味付けは…
たまに食べて美味しいヤツ、何だよねぇ(;´д`)
飲み物も基本的に甘味がついているか、お酒が入っていて…
なんか、逃げ道が無くてさぁ(>_<)
いまいち馴染めないんだよ。
とはいえ実際、僕はたまにしか食べない。
食事を摂ること事態があんまり無いから、だから何とか誤魔化せてしまえた。
「ルーランス料理、興味あるなぁ♡」
でもこうやって馴染みのある、懐かしい味に触れてしまうと急に恋しさが込み上げる。
味覚って結構、精神的な影響が重大なのかもね。
とにかく、この味なら…
いつにも無く、食欲が湧きそうだ♡( ´ ▽ ` )
「いつかルーランスに行ったら、色々と食べてみたいねぇ♡」
きっと美味しい物が目白押しなんじゃないかな。
根拠は無いけど、そんな気がするぅ(*´꒳`*)
“ガチャン!”
ヴィクトールがフォークを勢いよくテーブルに置いた。
「ッ、、、ルーランスに?」
僕の右肩に手を掛けて、真剣な顔で覗き込んでくる。
“ガッシャーン!”
アレックスが取り分け用のトングを取り落とした。
「…ルーランスに、おいでに、、なられます、か?」
僕の左手を掴んで、必死な顔で覗き込んでくる。
「へぇ?」
君達、何をそんなに興奮しているの?
あれ、、もしかして僕、行っちゃダメなのかな?
「…、是非、おいでなさい」
「ルーランスは君の婚家で御座います。視作生!」
「あ、そう?」
良かった~( ´ ▽ ` )
「わぁい、楽しみだなぁ♡」
何だか一瞬、変な空気になったけど歓迎してくれるみたいだよ(*´꒳`*)
「ああ、サミュエールも視作生のおいでになる日を心待ちにしている!彼女は君に、最高のもてなしをするだろう」
「はい!あの御方様は素晴らしい貴婦人でいらっしゃいます」
いやいや、一転して超ご機嫌でノッて来ましたね(^_^;)
…って、いや、待って!
大事な事をウッカリ聞き逃す所だ。
「え?、、えっと、サミ、サミュエール?、、って、誰?」
ヴィクトールの姉妹かな?
またまた“侍女”候補、かしらん?σ(^_^;)
「妻だ」
「…は?」
「はい、兄上の妻君です」
「…へ?」
ぬ、、ぬぁん、、何ですって?:(;゛゜'ω゜'):
え…、、え?
妻、つま、ツマ、…
ソレって、ツマリ…
「…ヴィクトール、…結婚しているの?」
「ああ、そうだね」
…(´・_・`)
「成婚が叶てより、もう10年になろうか」
あら、僕と栄ちゃんの結婚期間と同じだねぇ…(´・_・`)
…いや、え。
…何。
…何、ですって?(´・_・`)
「…、、ヴィクトールの奥さん、、という事、は?」
「はい。ルーランス公妃、サミュエール様で御座います!」
お妃様!∑(゜Д゜)
ヽ( ̄д ̄;)ノ=3=3=3
ε=ε=ε=ε=ε=ε=┌(; ̄◇ ̄)┘
い…ぃぃ、、…ぃぃぃいやぁ、、_:(´ཀ`」 ∠):
「…、、えっと、ヴィクトール…、お妃様って、、どう、、なの?」
僕はその人を、どう受け止めたらいいんだ!
「ふむ。彼女をどうと言うならば、自慢の妻、であるね」
ふむ、って…。
そんな、普通に?(´・_・`)
「視作生、彼の方の事は姉妹の様に思われたら宜しいです!」
し、姉妹って…。
そんな事、有る?Σ( ̄。 ̄ノ)ノ
王様には、素敵なお妃様がいらっしゃいました。
ヴィクトールは僕の肩にかけた手を外すと、代わりにグラスを掴んで掲げた。
「俺の妻達に、乾杯!」
そんな尻馬に乗って、アレックスもまたグラスを掲げてしまう。
「麗しい姉妹に、乾杯!」
…:(;゛゜'ω゜'):
「ああ、君と俺が番い、真に愛し合えた事を早く伝えたい。妻は誰よりも祝福してくれよう」
…ソレ、本気?:(;゛゜'ω゜'):
「そうか…君と彼女も、もはや家族なのだね」
…そんな、よくも抜け抜けと!:(;゛゜'ω゜'):
その感動には、さすがに共感は出来ないよ。
「…、…、…、…、…、、、、、は?何、ソレ」
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