エンゼルトランペットは女神様に祈らない

 神々が地球人を〈信徒〉として選び、最後の一人になるまで戦わせる〈代理戦争〉が存在する世界。

 代理戦争の駒として異世界転移した〈花の信徒〉木立真斗は、最弱の信徒の一人として、代理戦争の前哨戦〈間引きの儀式〉に投入させられる。
 同じく間引かれる側として儀式に投入された少女・シアユンと友達になった真斗は、〈全員で地球に帰る〉という夢を語り合うが——
 夜明けを目前にして彼女は殺され、真斗のみが生き残ってしまった。

 儀式を生き残ったことで、代理戦争への正式な参加資格を得た真斗は、信徒同士が殺し合う現行のルールに疑問を抱く。

 シアユンはなぜ死なねばならなかったのか。
 殺し合う運命として定められた信徒に、本当に犠牲なき帰還の道はないのか。

 真斗は亡きシアユンの意志を継ぎ、到底達成不可能な〈全員生還〉に挑むべく旅立つのだった。
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