3 / 37
第三章
しおりを挟む
結衣の住む街 芦屋
結衣は兵庫大学のスケートリング場での練習を終えて、母親史花と一緒にコーチである文哉の運転するベンツに乗り自宅に向かっていた。
結衣の住む芦屋市は面積約1,857ha、東西約2.5km、南北約9.6kmと南北に細長いまちである。北は六甲山の山並み南は大阪湾に面し、気候温和な自然環境と便利な交通環境など、生活条件に恵まれた住宅都市である。昭和26年に「芦屋国際文化住宅都市建設法」が制定され、国際性と文化性あふれる住宅都市の形成をめざした魅力あるまちづくりを進めてきた。
平成7年1月17日の「阪神・淡路大震災」によって壊滅的な被害を受けたが復興とともに安全で快適なまちづくりに行政と市民が一体となり取り組んできた。
第5次総合計画(令和3年策定)では、『人がつながりだれもが輝く笑顔あふれる住宅都市』を将来像として掲げている。
芦屋市でも「笑顔」がテーマでありスローガンである。
史花が芦屋市のような高級住宅街に住むことが出来るのもすべて夫の遺産であり、業務上災害による死亡で支払われる労災保険の年金給付であった。史花と結衣は富裕層であり上流階級であり、セレブなのだ。
しかも二人は容姿端麗な美人である。
特に結衣は顔の輪郭が整っていて鼻筋は通り目は大きく二重瞼である。しかも長身162cm。8頭身美人のゴールデンプロポーションであった。また、母親の史花も結衣と同じ体形であった。
さて、芦屋市には第5次芦屋市総合計画まちづくりの基本方針というスローガンがある。
「未来の創造~持続可能な心弾むまちを未来へつなぐデザイン」である。
基本方針を構成する3つの視点をご紹介しよう。
「人のつながり~時代に適い、多様に紡がれるネットワーク」
「暮らしやすさ~地域に包まれ安らぎを感じる暮らし」
「資源~地域資源を活かし、空間を活用する、これまでとこれからの融合」
「人のつながり」「暮らしやすさ」「地域資源」
結衣の母親史花は、将来も結衣と安心して住むことが出来るまちであると確信したのである。
ふとリビングのソファに座っている結衣と文哉に目をやった。
文哉は結衣の体を触っていた。
「あなたたち、何をしているの!」
史花は興奮気味に言った。
「ああ。結衣の体を癒してあげてるんだよ(笑い)」
文哉はやらしい笑みを浮かべた。
「癒してあげるなんて!どういうこと?」
「結衣は精神的にも肉体的にも疲れてるんだよ。そのこと、よく理解してよ。君、母親だろう」
文哉そう言いながら結衣の下半身を指圧したり、マッサージしたりしている。文哉はアダム徳永氏が提唱するスローセックスの知識を専門書で読んでいた。今では文哉の両手と10本の指は魔術師の手と指なのだ。
結衣はリビングのソファの上に仰向けにされたり、後ろ向きにされたり、文哉は結衣の体を動かして指圧とマッサージをしている。文哉の手はお尻や太もも、股間のゾーンも、念入りに指圧しマッサージしている。
結衣は気持ちいいらしく、目は虚になっていた。
史花は二人の光景を見て興奮していた。
『私も文哉に結衣にしている指圧とマッサージをして欲しい』と史花は心の中で呟いた。
「文哉さん、後でわたしも癒してね」
「ああ、いいよ。2階の寝室でね。いつもの格好でまってなよ(笑い)」
文哉は顔にやらしい笑みを浮かべた。
「いつもの格好」文哉の言った言葉に史花は興奮したのである。
史花は2階の寝室に行き、浴室でシャワーを浴びて汚れた体を綺麗に洗い流した。
文哉が言った、いつもの格好になった。
【結衣のイメージ】
『25周年アニバーサリーカップ』応募作品です。
私が小説として執筆したこの作品は『生きること』と『性』についてをテーマにしています。
神さまの教え『生と性』です。
結衣は兵庫大学のスケートリング場での練習を終えて、母親史花と一緒にコーチである文哉の運転するベンツに乗り自宅に向かっていた。
結衣の住む芦屋市は面積約1,857ha、東西約2.5km、南北約9.6kmと南北に細長いまちである。北は六甲山の山並み南は大阪湾に面し、気候温和な自然環境と便利な交通環境など、生活条件に恵まれた住宅都市である。昭和26年に「芦屋国際文化住宅都市建設法」が制定され、国際性と文化性あふれる住宅都市の形成をめざした魅力あるまちづくりを進めてきた。
平成7年1月17日の「阪神・淡路大震災」によって壊滅的な被害を受けたが復興とともに安全で快適なまちづくりに行政と市民が一体となり取り組んできた。
第5次総合計画(令和3年策定)では、『人がつながりだれもが輝く笑顔あふれる住宅都市』を将来像として掲げている。
芦屋市でも「笑顔」がテーマでありスローガンである。
史花が芦屋市のような高級住宅街に住むことが出来るのもすべて夫の遺産であり、業務上災害による死亡で支払われる労災保険の年金給付であった。史花と結衣は富裕層であり上流階級であり、セレブなのだ。
しかも二人は容姿端麗な美人である。
特に結衣は顔の輪郭が整っていて鼻筋は通り目は大きく二重瞼である。しかも長身162cm。8頭身美人のゴールデンプロポーションであった。また、母親の史花も結衣と同じ体形であった。
さて、芦屋市には第5次芦屋市総合計画まちづくりの基本方針というスローガンがある。
「未来の創造~持続可能な心弾むまちを未来へつなぐデザイン」である。
基本方針を構成する3つの視点をご紹介しよう。
「人のつながり~時代に適い、多様に紡がれるネットワーク」
「暮らしやすさ~地域に包まれ安らぎを感じる暮らし」
「資源~地域資源を活かし、空間を活用する、これまでとこれからの融合」
「人のつながり」「暮らしやすさ」「地域資源」
結衣の母親史花は、将来も結衣と安心して住むことが出来るまちであると確信したのである。
ふとリビングのソファに座っている結衣と文哉に目をやった。
文哉は結衣の体を触っていた。
「あなたたち、何をしているの!」
史花は興奮気味に言った。
「ああ。結衣の体を癒してあげてるんだよ(笑い)」
文哉はやらしい笑みを浮かべた。
「癒してあげるなんて!どういうこと?」
「結衣は精神的にも肉体的にも疲れてるんだよ。そのこと、よく理解してよ。君、母親だろう」
文哉そう言いながら結衣の下半身を指圧したり、マッサージしたりしている。文哉はアダム徳永氏が提唱するスローセックスの知識を専門書で読んでいた。今では文哉の両手と10本の指は魔術師の手と指なのだ。
結衣はリビングのソファの上に仰向けにされたり、後ろ向きにされたり、文哉は結衣の体を動かして指圧とマッサージをしている。文哉の手はお尻や太もも、股間のゾーンも、念入りに指圧しマッサージしている。
結衣は気持ちいいらしく、目は虚になっていた。
史花は二人の光景を見て興奮していた。
『私も文哉に結衣にしている指圧とマッサージをして欲しい』と史花は心の中で呟いた。
「文哉さん、後でわたしも癒してね」
「ああ、いいよ。2階の寝室でね。いつもの格好でまってなよ(笑い)」
文哉は顔にやらしい笑みを浮かべた。
「いつもの格好」文哉の言った言葉に史花は興奮したのである。
史花は2階の寝室に行き、浴室でシャワーを浴びて汚れた体を綺麗に洗い流した。
文哉が言った、いつもの格好になった。
【結衣のイメージ】
『25周年アニバーサリーカップ』応募作品です。
私が小説として執筆したこの作品は『生きること』と『性』についてをテーマにしています。
神さまの教え『生と性』です。
32
あなたにおすすめの小説
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~
恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」
そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。
私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。
葵は私のことを本当はどう思ってるの?
私は葵のことをどう思ってるの?
意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。
こうなったら確かめなくちゃ!
葵の気持ちも、自分の気持ちも!
だけど甘い誘惑が多すぎて――
ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
黒瀬部長は部下を溺愛したい
桐生桜
恋愛
イケメン上司の黒瀬部長は営業部のエース。
人にも自分にも厳しくちょっぴり怖い……けど!
好きな人にはとことん尽くして甘やかしたい、愛でたい……の溺愛体質。
部下である白石莉央はその溺愛を一心に受け、とことん愛される。
スパダリ鬼上司×新人OLのイチャラブストーリーを一話ショートに。
BL 男達の性事情
蔵屋
BL
漁師の仕事は、海や川で魚介類を獲ることである。
漁獲だけでなく、養殖業に携わる漁師もいる。
漁師の仕事は多岐にわたる。
例えば漁船の操縦や漁具の準備や漁獲物の処理等。
陸上での魚の選別や船や漁具の手入れなど、
多彩だ。
漁師の日常は毎日漁に出て魚介類を獲るのが主な業務だ。
漁獲とは海や川で魚介類を獲ること。
養殖の場合は魚介類を育ててから出荷する養殖業もある。
陸上作業の場合は獲った魚の選別、船や漁具の手入れを行うことだ。
漁業の種類と言われる仕事がある。
漁師の仕事だ。
仕事の内容は漁を行う場所や方法によって多様である。
沿岸漁業と言われる比較的に浜から近い漁場で行われ、日帰りが基本。
日本の漁師の多くがこの形態なのだ。
沖合(近海)漁業という仕事もある。
沿岸漁業よりも遠い漁場で行われる。
遠洋漁業は数ヶ月以上漁船で生活することになる。
内水面漁業というのは川や湖で行われる漁業のことだ。
漁師の働き方は、さまざま。
漁業の種類や狙う魚によって異なるのだ。
出漁時間は早朝や深夜に出漁し、市場が開くまでに港に戻り魚の選別を終えるという仕事が日常である。
休日でも釣りをしたり、漁具の手入れをしたりと、海を愛する男達が多い。
個人事業主になれば漁船や漁具を自分で用意し、漁業権などの資格も必要になってくる。
漁師には、豊富な知識と経験が必要だ。
専門知識は魚類の生態や漁場に関する知識、漁法の技術と言えるだろう。
資格は小型船舶操縦士免許、海上特殊無線技士免許、潜水士免許などの資格があれば役に立つ。
漁師の仕事は、自然を相手にする厳しさもあるが大きなやりがいがある。
食の提供は人々の毎日の食卓に新鮮な海の幸を届ける重要な役割を担っているのだ。
地域との連携も必要である。
沿岸漁業では地域社会との結びつきが強く、地元のイベントにも関わってくる。
この物語の主人公は極楽翔太。18歳。
翔太は来年4月から地元で漁師となり働くことが決まっている。
もう一人の主人公は木下英二。28歳。
地元で料理旅館を経営するオーナー。
翔太がアルバイトしている地元のガソリンスタンドで英二と偶然あったのだ。
この物語の始まりである。
この物語はフィクションです。
この物語に出てくる団体名や個人名など同じであってもまったく関係ありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる





