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第四章
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文哉の指圧とマッサージ
1階には結衣とコーチの文哉がいた。文哉はまだ、結衣に指圧とマッサージを施している。
結衣は気持ちがいいらしく、リビングのソファで仰向けになって気持ち良さそうにうっとりしていた。まるで雌猫がひなたぼっこをしているようであった。結衣のレオタードは白色で股の割れ目は何かを漏らしたように濡れていた。
結衣は既に文哉におもちゃにされていたのだ。しかしこのことは母親の史花は何も知らない。史花には分かる筈もない。文哉は好色な男である。人間の肉体に関することはなんでも知っている。
文哉は大阪にある関西人間科学大学を卒業していた。
人間の身体に関連するさまざまな領域の学問から、「人間の体」にアプローチする分野を総合したものが「人間の体系」である。
この分野にアプローチする学問としては、まず「自然人類学」がある。「自然人類学」は人類に共通する外に表れた形質から人について考える学問である。人を「人間」というときには、人格的な面を含むのだが身体や身体の発達と人格は一体であり、「人間」について考える場合も、人類学的なアプローチは大切なのだ。
「自然人類学」としては、たとえば人間の2足歩行や手足の各指の使い方など、人間の動きの機能に注目してそのメカニズムの解明を目指す「キネシオロジー」、つまり生まれたばかりの赤ん坊がどのようにして“ハイハイ“から伝え歩き、そして歩けるようになるのか、あるいはどのようにして言葉を獲得していくのかなど、人としての成長を考える「オークソロジー」逆に老いの過程について考える「加齢学」、人類が他の霊長類から分かれてどのように人類になっていったかを探る「ホミニゼーション」などがある。
「自然人類学」以外からのアプローチとしては、スポーツと健康について考える「スポーツ健康科学」や「人間社会の健康」について考える「公衆衛生学」がある。また、生活・社会環境と脳や情緒面を含む身体の関係を明らかにすることで現代の子どもの心身の発達について考える領域、人間の脳の働きや運動機能を解明することで医療器具の開発に役立てたりする領域、人工知能やロボット研究に応用する領域、人間の運動機能や感覚の特質を明らかにすることで効率よく快適な職場環境や住環境について考える人間工学の領域など、さまざまな領域があり大学ではそれらを学問として体系的に学ぶことが出来るのだ。
文哉は大学進学の際、人間の体系)の各分野は、関連する学部や学科でも学ぶことが出来るが、分野によって医学や保健、生物、住居学、情報工学、工学などさまざまな学問が関わってくる。ただ、幅広く人間の身体について学びたい場合は、人間科学部など、「人間」の名称がついた学部や学科の中からカリキュラムを調べて、大学を選ぶということで関西人間科学大学を選び進学したのだ。
彼は人間に関する肉体などについては、専門的知識があるのだ。だからこそ、史花と知り会った時に結衣に目をつけたのだ。出会った時、結衣はフィギュアスケートに関しては天才的才能があり、文哉が大学で学んだすべての知識を取り入れ、結衣を指導すれば必ずワールドチャンピオンにすることが出来ると確信していた。ましてや結衣の体は柔軟な体であり、文哉のような好色な男には格好の獲物であった。文哉には史花と結衣親子をどのように楽しませて貰うか、すでに将来の青写真が出来上がっていた。その青写真については、この物語の中で追々出てくることになる。
【結衣のイメージ】
『25周年アニバーサリーカップ』応募作品です。
私が小説として執筆したこの作品は『生きること』と『性』についてをテーマにしています。
神さまの教え『生と性』です。
1階には結衣とコーチの文哉がいた。文哉はまだ、結衣に指圧とマッサージを施している。
結衣は気持ちがいいらしく、リビングのソファで仰向けになって気持ち良さそうにうっとりしていた。まるで雌猫がひなたぼっこをしているようであった。結衣のレオタードは白色で股の割れ目は何かを漏らしたように濡れていた。
結衣は既に文哉におもちゃにされていたのだ。しかしこのことは母親の史花は何も知らない。史花には分かる筈もない。文哉は好色な男である。人間の肉体に関することはなんでも知っている。
文哉は大阪にある関西人間科学大学を卒業していた。
人間の身体に関連するさまざまな領域の学問から、「人間の体」にアプローチする分野を総合したものが「人間の体系」である。
この分野にアプローチする学問としては、まず「自然人類学」がある。「自然人類学」は人類に共通する外に表れた形質から人について考える学問である。人を「人間」というときには、人格的な面を含むのだが身体や身体の発達と人格は一体であり、「人間」について考える場合も、人類学的なアプローチは大切なのだ。
「自然人類学」としては、たとえば人間の2足歩行や手足の各指の使い方など、人間の動きの機能に注目してそのメカニズムの解明を目指す「キネシオロジー」、つまり生まれたばかりの赤ん坊がどのようにして“ハイハイ“から伝え歩き、そして歩けるようになるのか、あるいはどのようにして言葉を獲得していくのかなど、人としての成長を考える「オークソロジー」逆に老いの過程について考える「加齢学」、人類が他の霊長類から分かれてどのように人類になっていったかを探る「ホミニゼーション」などがある。
「自然人類学」以外からのアプローチとしては、スポーツと健康について考える「スポーツ健康科学」や「人間社会の健康」について考える「公衆衛生学」がある。また、生活・社会環境と脳や情緒面を含む身体の関係を明らかにすることで現代の子どもの心身の発達について考える領域、人間の脳の働きや運動機能を解明することで医療器具の開発に役立てたりする領域、人工知能やロボット研究に応用する領域、人間の運動機能や感覚の特質を明らかにすることで効率よく快適な職場環境や住環境について考える人間工学の領域など、さまざまな領域があり大学ではそれらを学問として体系的に学ぶことが出来るのだ。
文哉は大学進学の際、人間の体系)の各分野は、関連する学部や学科でも学ぶことが出来るが、分野によって医学や保健、生物、住居学、情報工学、工学などさまざまな学問が関わってくる。ただ、幅広く人間の身体について学びたい場合は、人間科学部など、「人間」の名称がついた学部や学科の中からカリキュラムを調べて、大学を選ぶということで関西人間科学大学を選び進学したのだ。
彼は人間に関する肉体などについては、専門的知識があるのだ。だからこそ、史花と知り会った時に結衣に目をつけたのだ。出会った時、結衣はフィギュアスケートに関しては天才的才能があり、文哉が大学で学んだすべての知識を取り入れ、結衣を指導すれば必ずワールドチャンピオンにすることが出来ると確信していた。ましてや結衣の体は柔軟な体であり、文哉のような好色な男には格好の獲物であった。文哉には史花と結衣親子をどのように楽しませて貰うか、すでに将来の青写真が出来上がっていた。その青写真については、この物語の中で追々出てくることになる。
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