あるフィギュアスケーターの性事情

蔵屋

文字の大きさ
43 / 65

第四十三章 

しおりを挟む
 国際オリンピック委員会主催の世界四大陸フィギュアスケート大会が北京で開催された。2日間に渡る熱戦であった。この大会に出場した浅岡結衣は日本期待の選手であった。二日間に渡る熱戦の結果、(国際スケート連盟こくさいスケートれんめい英語表記International Skating Unionは、フィギュアスケートやスピードスケート、ショートトラックスピードスケート、シンクロナイズドスケーティングなどのスケート競技を総合的に扱う国際競技連盟であり、略称は英語名よりISUという。)
ISUパーソナルベストスコアは、
ショートプログラムSPフリースケーティングFS部門内合計得点Total segment score技術要素点Technical element score演技構成点Program component scoreは|加点/減点
《+3/-3 》のGOEシステムに於ける自己最高得点 を獲得し、優勝した。
結衣は溢れんばかりの観客席からの声援に涙した。
結衣はこの大会の演技ですべてを出し切ったのだ。
結衣はこの大会の種目総合で216.69 点という大会新記録を樹立した。勿論、自己ベストである。
結衣は観客席の人々に深々と頭を下げた。
その様子を見た観客たちは、目に涙を浮かべて拍手喝采をしていた。あのメージャーリーガーの大谷翔平にすべての観客がスタンディングオーベーションをするように。
結衣の様子をリングの外から見ていた母親の史花、結衣の夫の文哉も目に涙を浮かべていた。
 史花と文哉は、結衣を早く抱きしめてやりたいと思ったのであった。
勿論、史花の夫の武田も、嬉しかった。
結衣はこの大会を終えた数日後、マスコミの人々を前に引退を表明したのである。
その理由は体力のあるときに子作りに専念し丈夫な赤ちゃんを出産し、そして、男の子であろうが、女の子であろうが自分と同じフィギュアスケーターの道を歩ませることになった。
結衣には、すでに結衣二世の女子スケーターのオリンピック優勝という大願成就の夢を思い描いていたのであった。
結衣たちは、大会を終え、宿泊先のホテルへチャーターしたリムジン2台で向かったのであった。1台のリムジンの後部席には結衣と文哉が、もう1台のリムジンには史花と武田が乗車していた。
このリムジンは運転席と後部席の間に仕切りがありその仕切りは全自動で閉ざされていた。
それ故に運転手は後部席を見ることが出来ないのだ。
結衣と文哉は後部席の広い空間で、抱き合いお互いの唇を重ねたのであった。
2台のリムジンは宿泊先のホテルへと向かっていた。





しおりを挟む
感想 2

あなたにおすすめの小説

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

上司、快楽に沈むまで

赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。 冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。 だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。 入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。 真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。 ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、 篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」 疲労で僅かに緩んだ榊の表情。 その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。 「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」 指先が榊のネクタイを掴む。 引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。 拒むことも、許すこともできないまま、 彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。 言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。 だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。 そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。 「俺、前から思ってたんです。  あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」 支配する側だったはずの男が、 支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。 上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。 秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。 快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。 ――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。

極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~

恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」 そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。 私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。 葵は私のことを本当はどう思ってるの? 私は葵のことをどう思ってるの? 意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。 こうなったら確かめなくちゃ! 葵の気持ちも、自分の気持ちも! だけど甘い誘惑が多すぎて―― ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。

まなの秘密日記

到冠
大衆娯楽
胸の大きな〇学生の一日を描いた物語です。

還暦の性 若い彼との恋愛模様

MisakiNonagase
恋愛
還暦を迎えた和子。保持する資格の更新講習で二十代後半の青年、健太に出会った。何気なくてLINE交換してメッセージをやりとりするうちに、胸が高鳴りはじめ、長年忘れていた恋心に花が咲く。 そんな還暦女性と二十代の青年の恋模様。 その後、結婚、そして永遠の別れまでを描いたストーリーです。 全7話

ちょっと大人な物語はこちらです

神崎 未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な短編物語集です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

彼の言いなりになってしまう私

守 秀斗
恋愛
マンションで同棲している山野井恭子(26才)と辻村弘(26才)。でも、最近、恭子は弘がやたら過激な行為をしてくると感じているのだが……。

熟女教師に何度も迫られて…

じゅ〜ん
エッセイ・ノンフィクション
二度と味わえない体験をした実話中心のショート・ショート集です

処理中です...