その旅は、天国行き
悪逆非道を働いてきたスラム街の少年は、ある日ひとつの絵本を見つける。その話に書いてあった天国は、それはそれは魅力的だった。少年は思う。生前、ろくなことがなくても、死んだ後くらい幸せになりたいな、と。しかし、自分のこれまでの行いは絵本に書いてある地獄へ堕とされる条件そのもの。それならば、これまでの行いを全て帳消しにできるほどの人助けをしよう。そう思い立ち少年は、最低限の物資と共に、スラムを飛び出し天国行きの旅を始めた。
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