最後の言葉が透明になるまで恋をした

 私はあなたに、キスと同時に忘れてしまう恋をしている──。

【あらすじ】

 奥井 澪(おくい みお・17歳)は、高校2年の夏に事故にあい1週間眠り続けていた。
 そんな澪の前に現れたのが、全身黒ずくめの服装をしている天使・ヒスイ。
 まだ仮死状態だったにも関わらず手違いでお迎えに来られてしまった澪は、ヒスイと出会った記憶が残ったまま、意識(魂)が肉体へと戻ってしまう。
 しかし、生きている者に天使の記憶を残してはいけないという天界の絶対的ルールがあり、澪の記憶を消去するためヒスイが再び澪の前に現れた。

 天使が人から記憶を奪う行為。
 それは、唇と唇を重ねる事。

 それを知った澪は、好きな人としかそんな事をしたく無いと泣いてしまう。
 そんな澪にヒスイが言った言葉が、「俺の事を好きにさせてみせる」という、予想外な宣言だった。

 ヒスイとの出会いを通して、ずっと消極的だった澪は周りに自分の意見を伝えられるようになり、澪の心境に変化が起こっていく。
 そんな風にヒスイと過ごす時間が増えるにつれて、ヒスイに惹かれていく澪。
 しかしこの恋は、忘れてしまう(記憶を奪われる)事が前提の恋だった。

 これは──。
 不器用で一生懸命な17歳の、ありったけの想いを込めた初恋。

★表紙:ノーコピーライトガール様のフリーイラストを使わせて頂きました
24h.ポイント 427pt
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