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伯爵2
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この空間は継ぎ目がないようなのだ。きっとここにいる人は朝が来て夜が来てと普通の繰り返しを続けているのだろうが、私はここでは寝ることがない。いつも起きていているのだ。私は鼠小僧と呼ばれているがジーパンにTシャツと言うありきたりの格好できっと不思議に映っているのだと思う。
平賀源内と呼ばれる伯爵の知恵袋だ。45歳くらいだろうか。前回来た時も親しくしてもらった。ただキセルで飲む煙草が私は苦手なのだ。博打が行われている広間を抜けて庭にある茶室に入る。だが茶室の面影は全くなくちょっとした実験室のようになっている。
「今回はじっくり実験体になってくれよな?」
私は裸にされ各所を調べられる。それから電気を体に流される。本物の親子の娘だ。歳は私の一つ上の25歳だ。源内に似合わず青い目をしている。
「異人にも娼婦を連れてくるのがいるんだな?それと出来てしまったのだ」
と淡々と言っていた。この娘を自らで取りだしたと言う。母はその時に亡くなった。
「こら触るのじゃない」
娘が私のペニスをいじくっていたらにゅーと立ってしまっている。
「君は彼女がいないのか?」
「はい」
24歳になるまで女性を抱いたこともないのだ。
「ここにいる間に一度娘に子供を産ませてみたいと思う」
「そんな」
「トラベラーと子供ができるかは興味がある」
源内は伯爵と同様私がトラベラーと知っている。
「だが娘には子供が3人の男に5人いるのさ。伯爵の55歳の子供が今年生まれた。私は長女私の血を受けたがまだ元気に育っている」
「伯爵は何を考えているのですか?」
「それは君の目でじっくり確かめることだね?」
平賀源内と呼ばれる伯爵の知恵袋だ。45歳くらいだろうか。前回来た時も親しくしてもらった。ただキセルで飲む煙草が私は苦手なのだ。博打が行われている広間を抜けて庭にある茶室に入る。だが茶室の面影は全くなくちょっとした実験室のようになっている。
「今回はじっくり実験体になってくれよな?」
私は裸にされ各所を調べられる。それから電気を体に流される。本物の親子の娘だ。歳は私の一つ上の25歳だ。源内に似合わず青い目をしている。
「異人にも娼婦を連れてくるのがいるんだな?それと出来てしまったのだ」
と淡々と言っていた。この娘を自らで取りだしたと言う。母はその時に亡くなった。
「こら触るのじゃない」
娘が私のペニスをいじくっていたらにゅーと立ってしまっている。
「君は彼女がいないのか?」
「はい」
24歳になるまで女性を抱いたこともないのだ。
「ここにいる間に一度娘に子供を産ませてみたいと思う」
「そんな」
「トラベラーと子供ができるかは興味がある」
源内は伯爵と同様私がトラベラーと知っている。
「だが娘には子供が3人の男に5人いるのさ。伯爵の55歳の子供が今年生まれた。私は長女私の血を受けたがまだ元気に育っている」
「伯爵は何を考えているのですか?」
「それは君の目でじっくり確かめることだね?」
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