35 / 182
総司15
しおりを挟む
また私は暗殺団の見張りだ。だがここは適当な建物がない。仕方なく夜のうちに屋敷の大屋根から天井裏に潜る。半月は潜っていれる忍者の食糧を蜘蛛から貰った。水だけは便所の水を夜のうちに貰う。
暗殺団は最近は3つのチームに分かれて朝から出かけていく。大部屋に残っているのは義足の隊長だけだ。今日は警察の幹部らしい男が訪ねてきている。
「大総監から指示を受けていますが、皇居でことを起こすのは難しいです」
彼は皇居警備の隊長のようだ。
「それに警察すべてが川路派ではないのです」
「侍従長はどこに住んでいる?」
「皇居内で独身です」
「皇居内か?」
「でも彼は3時には1時間ほど皇居を出てカフェでコーヒーを飲む癖があります」
「それは分かるか?」
「ドルフィンと言う店で皇居の職員が使います」
「では帰る時間帯警備はこの通用口を封鎖できるか?」
「はい。手を打ちましょう」
「では明日だ」
その夜、隊長は戻て来た暗殺団を集めて酒盛りの中で明日の話をした。それを聞き出して私は隠れ家に戻る。それで蜘蛛や総司と対策を練る。
「私達で警備は足らない。黒揚羽も入れよう。警備までには伯爵にも報告をしておこう」
だがこちらは怪我人の続出だ。私も蜘蛛もまだ完全な動きができない。
「私が頑張るよ」
総司が剣を握った。
暗殺団は最近は3つのチームに分かれて朝から出かけていく。大部屋に残っているのは義足の隊長だけだ。今日は警察の幹部らしい男が訪ねてきている。
「大総監から指示を受けていますが、皇居でことを起こすのは難しいです」
彼は皇居警備の隊長のようだ。
「それに警察すべてが川路派ではないのです」
「侍従長はどこに住んでいる?」
「皇居内で独身です」
「皇居内か?」
「でも彼は3時には1時間ほど皇居を出てカフェでコーヒーを飲む癖があります」
「それは分かるか?」
「ドルフィンと言う店で皇居の職員が使います」
「では帰る時間帯警備はこの通用口を封鎖できるか?」
「はい。手を打ちましょう」
「では明日だ」
その夜、隊長は戻て来た暗殺団を集めて酒盛りの中で明日の話をした。それを聞き出して私は隠れ家に戻る。それで蜘蛛や総司と対策を練る。
「私達で警備は足らない。黒揚羽も入れよう。警備までには伯爵にも報告をしておこう」
だがこちらは怪我人の続出だ。私も蜘蛛もまだ完全な動きができない。
「私が頑張るよ」
総司が剣を握った。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
旧校舎の地下室
守 秀斗
恋愛
高校のクラスでハブられている俺。この高校に友人はいない。そして、俺はクラスの美人女子高生の京野弘美に興味を持っていた。と言うか好きなんだけどな。でも、京野は美人なのに人気が無く、俺と同様ハブられていた。そして、ある日の放課後、京野に俺の恥ずかしい行為を見られてしまった。すると、京野はその事をバラさないかわりに、俺を旧校舎の地下室へ連れて行く。そこで、おかしなことを始めるのだったのだが……。
愛しているなら拘束してほしい
守 秀斗
恋愛
会社員の美夜本理奈子(24才)。ある日、仕事が終わって会社の玄関まで行くと大雨が降っている。びしょ濡れになるのが嫌なので、地下の狭い通路を使って、隣の駅ビルまで行くことにした。すると、途中の部屋でいかがわしい行為をしている二人の男女を見てしまうのだが……。
冤罪で辺境に幽閉された第4王子
satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。
「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。
辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる