41 / 182
出会う3
しおりを挟む
ネットで注文した漫画が10巻届いた。総務から連絡があって届いた本を受け取りに出かけた。
「今室長から連絡があり部屋に来てくれって?」
部屋に入ると室長が煙草をふかしている。イライラしているようだ。
「どうしたのですか?」
「今社長に呼ばれた。この仕事は乾にしてもらう」
「何をするのですか?」
「特別背任だ。誰かが代表して今回の責任を取るのだ」
だが今回はすべての役員がバブルに踊らされたのだ。社長はその最後の2年を務めただけだ。
「頼んだぞ」
部屋を出ると自分の席に戻ってパソコンで買った総司の漫画を見る。ここでは総司は女で土方歳三に抱かれている。6時には定時に会社を出てふらっとして蒲田に着いたのは7時半を過ぎていた。暖簾から人が溢れている。こんな日もある。私はビールの空箱の上にビールを持ってきて前のサラリーマンと向かい合って飲む。
「どうぞ」
とウインナーが2本が飛び出してくる。
「9時からじゃ?」
「8時からにした。お母さんが外の人にサービスって」
私は下げていた紙袋を差し出した。
「何です?」
「総司が女と言う漫画」
「初めて聞いたよ」
「初めて笑うのを見たよ」
「今室長から連絡があり部屋に来てくれって?」
部屋に入ると室長が煙草をふかしている。イライラしているようだ。
「どうしたのですか?」
「今社長に呼ばれた。この仕事は乾にしてもらう」
「何をするのですか?」
「特別背任だ。誰かが代表して今回の責任を取るのだ」
だが今回はすべての役員がバブルに踊らされたのだ。社長はその最後の2年を務めただけだ。
「頼んだぞ」
部屋を出ると自分の席に戻ってパソコンで買った総司の漫画を見る。ここでは総司は女で土方歳三に抱かれている。6時には定時に会社を出てふらっとして蒲田に着いたのは7時半を過ぎていた。暖簾から人が溢れている。こんな日もある。私はビールの空箱の上にビールを持ってきて前のサラリーマンと向かい合って飲む。
「どうぞ」
とウインナーが2本が飛び出してくる。
「9時からじゃ?」
「8時からにした。お母さんが外の人にサービスって」
私は下げていた紙袋を差し出した。
「何です?」
「総司が女と言う漫画」
「初めて聞いたよ」
「初めて笑うのを見たよ」
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
2
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる