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日清戦争15
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まだ襲って来ない。私は馬車の小窓を上げて李を呼んだ。
「付けられている。前の2頭にも伝えてくれ」
と言う。どうやら御者には伝わったようだ。
「まだ町が続くので撃ってこない。この辺りは来たことがあるから村道に入るのがいい」
李はそう言って御者にも伝える。彼らも町中では撃ち合うと警察が来るのを恐れている。馬が左の曲り馬車が続く。すでに城を出て2刻が過ぎている。役場があって警官が立っている。王族の印が入った馬車を見て水飲み場を空けてくれる。御者は飼葉を運んできて馬に与える。
「後の馬車は山周りだからゆっくりできるって言っている」
と言って李は飲み物と食べ物を買いに行く。私は総司と後ろの馬を見ている。やはり向こうも休んでいる。伯爵は顔を見られないように馬車にいる。
「爆薬がある。いざとなったらそれを使う。総司も使えるか?」
「もちろんよ」
「半分そちらに回す。その板を中に入れよう」
「この先でまた街道に戻る。でも草原が続くので襲ってくる」
と李が帰ってきて伝える。李をここに残していくのも考えたが話が御者達と通じない。
「李悪いな巻き添えにして」
「いいよ」
1刻して再び馬車が走り出す。だが2頭いた馬が姿を消している。李が御者と話している。
「この先の草原に入ったら待ち伏せしているらしい」
後ろを距離を測ったようについてくる。私は爆薬が使えるように足元のランプの灯を入れる。
「付けられている。前の2頭にも伝えてくれ」
と言う。どうやら御者には伝わったようだ。
「まだ町が続くので撃ってこない。この辺りは来たことがあるから村道に入るのがいい」
李はそう言って御者にも伝える。彼らも町中では撃ち合うと警察が来るのを恐れている。馬が左の曲り馬車が続く。すでに城を出て2刻が過ぎている。役場があって警官が立っている。王族の印が入った馬車を見て水飲み場を空けてくれる。御者は飼葉を運んできて馬に与える。
「後の馬車は山周りだからゆっくりできるって言っている」
と言って李は飲み物と食べ物を買いに行く。私は総司と後ろの馬を見ている。やはり向こうも休んでいる。伯爵は顔を見られないように馬車にいる。
「爆薬がある。いざとなったらそれを使う。総司も使えるか?」
「もちろんよ」
「半分そちらに回す。その板を中に入れよう」
「この先でまた街道に戻る。でも草原が続くので襲ってくる」
と李が帰ってきて伝える。李をここに残していくのも考えたが話が御者達と通じない。
「李悪いな巻き添えにして」
「いいよ」
1刻して再び馬車が走り出す。だが2頭いた馬が姿を消している。李が御者と話している。
「この先の草原に入ったら待ち伏せしているらしい」
後ろを距離を測ったようについてくる。私は爆薬が使えるように足元のランプの灯を入れる。
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