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 冬は子作りの季節と言われている。

 あっちこっちで盛っているのだ。

 うちの両親も例外ではない。

 毎日毎日子作りに励んでいるのだ。

 無駄に美形な二人の子供はやはり無駄に美形である。

 俺は母親に似たせいか男なのにきれいと言われ聖属性の為聖女と言われるまでになっている。

 確かに母親似なのかもしれないが、俺はあんなゴージャス美人ではない。

 あまり周りが騒ぐものだから、俺を見に来た人がため息を付いて呆れているではないか!

 兄貴たちもかなり目立つ中の地味な俺ってどうよ。

 そんな俺でもいいと王子たちは俺を抱くのだ。

 側室との仲もいいと言うので安心している。

 また雪が解けたら森の中に入り魔素ができてないか確認の旅に出なければならないのだから、側室と仲が悪ければ最悪だ。

 側室にも子供ができれば万々歳なのだが、そうは都合のいいようにはできてないらしい。

 今日もお茶をしに側室たちが俺の部屋に来ている。

 「聞いてください、昨日部屋に来てくれたと思ったら疲れたから寝ると言ってとっとと寝てしまったんですよ」

 「それはいけませんね。
 俺の方から言い聞かせますね」

 そう、彼女たちの目的は旦那に対するうっぷんを晴らしに来ているのだ。

 後は憂さ晴らしだ。

 彼女たちは体の疼きをお互いで道具を使いながら欲求不満を解消しているのだが、彼女たちのお願いでどうもそれに俺を巻き込みたいらしいのだ。

 面白いからと王様は承諾したのだが、俺と側室の閨事を見た王子たちが混ざり大変なことになったのだ。

 絶倫王子たちはそれはそれは興奮し、側室たちを気絶するまで攻め続けたのだ。

 側室たちはそれに味を占め、冬の子作りの時は俺を交えて乱交のようにお互いを貪ることとなったのだが、そのかいあってようやく側室たちにも子供が授かったのだから良しと思うのだが、俺自身何かが削れたような気持になるのは可笑しいのだろうかと思う今日この頃です。

 

 
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