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26.番外編（ユジルとザビの会話）
しおりを挟むユジル「そんなことはない。」
ザビ「いやー満更でもないと思うよ？」
ユジル「お嬢様は、恋愛には興味無い。」
ザビ「興味無いってーか、経験がないから自分の気持ちもわかんないんじゃない？」
ユジル「そんな……」
ザビ「学生時代だって結構よく一緒にいたし。」
ユジル「それは、でも……」
ザビ「楽しそうだったし。」
ユジル「そんなこと……」
ザビ「婚約者がもう決まってたし仕事も忙しかったりで、ほんとうに恋愛方面疎かったからなー。」
ユジル「だからって、そんな……。お嬢様がルトガー様を好きだったなんて。」
ザビ「よく見てて見ろって。無意識かもしれないけどさ。見てれば面白いぜ。」
ユジル「そんなの！ 面白くない！」
ザビ「わっ、ちょっ……！ おま、投げんなって！」
ユジル「よけるなっ！」
ザビ「いや避けるでしょ！」
～実はシュテファニはルトガーが好きだった説～
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