16 / 32
月光の中で眠る貴方に触れたくて※R15~
しおりを挟む
わたくしにかけられたスキルを見事に解明されたザムエル様は、特に〈隷属〉についてなんとか解除出来るように、毎日、仕事の合間に物凄い時間と労力をかけて調べてくださっているようだ。
一人、大きな部屋で彼の帰りを待つ。小さな体でなくても寂しく感じただろう。
※※※※
もう一か月ほど前になる。〈呪い〉が自然に解けると聞いた時、嬉しさと、寂しさが同時に生じた。大きな姿に戻れる喜びと、そうなれば彼の側にいられないという悲しみ。
けれど、大きくなっても側にいてくれと、両手にそっと宝物のようにまるで抱きしめてくれているような彼のまなざしと温もりで涙が溢れた。
「シルヴィア嬢、泣かないでくれ。そうだよな……。俺みたいな恐ろしい男とずっといるなんて嫌だろう……」
「ち、違います……! 恐ろしいなんて思った事ありません。ザムエル様はとても優しいし、カッコいいし、素敵な方です……」
「は? え? いや、俺はカッコいいなど言われた事……」
どうしてだか、モテモテだろうにご自分を卑下する彼。でも、ご自分の事よりも先ずわたくしの事を考えてくれているのがわかる。
「側に、わたくしなんかがいていいわけないんです……」
「シルヴィア嬢、貴方は素晴らしい女性だ。その、俺は一人暮らしだし、君が行くあてがないのなら、部屋も余っているし……その。君さえ良かったら一緒に暮らしてくれないか? そ、そうだ。君が家事をしたり出迎えてくれたりしてくれると嬉しい」
──ああ、お一人暮らしで不便だったのね……
彼の言葉に勝手に舞い上がったあと、彼の望みがわかりがっかりして勝手に悲しみにくれてしまった。
「ザムエル様! ありがとうございます。家政婦としてきちんと勤めを果たします!」
「え? いや、家政婦じゃなくて、だな……」
彼の返事はよく聞こえなかった。家政婦としてでもいいから側にいられるのならいいじゃないと、気持ちを取り戻してにっこり仕事を頑張ろうと意気込んだ。
体は小さいままだから彼の望む家事ができない。もっぱら彼が全てをしている。彼の動きは伯爵家にいたメイド以上に手際がよく完璧だ。
──家政婦なんていらないでしょうに……。行くあてのないわたくしが気を使わないようにあんな風に仰ってくださったのだわ。
ますます彼に惹かれていく気持ちを自覚した。
体のサイズを聞かれた時は恥ずかしかった。〈創造〉で作り出せるのに、彼があんまりにも優しくわたくしの洋服を手づから準備してくれるというので、スリーサイズを暴露した。
「そうか。すぐに数着取り揃えてあげよう。その、頭とか、腕など計りたいのだが触れてもいいか?」
「は、はい」
メジャーで頭から爪先に至るまで彼が大きな指で計っていく。
大きく戻った時も計ってわたくしに触れてくれないかな? なんて、はしたない事を思った。
さわさわとくすぐるように指が動き、時々ぞわりと変な、初めて経験する感覚が体を走る。
サイズを計られたあと、真っ赤になっただろう熱い顔を手で覆う
「あ、計測に夢中になってしまい……触れすぎたか。その、す、すまない!」
「いいえ……あの、洋服が出来るのを楽しみにしています」
「ああ。どんな形や色がいいか、色々サンプルを見せるから教えてくれ」
お互いに照れながら言い合う時間が、居心地が少し悪くて、でも、もっと続いて欲しい
彼が、プライベートルームに入れてくれた。そこには、学生時代から集めているというコレクションがたくさんあった。
「これから君も住むから言うが……。その、フィギュアの収集が趣味なんだ。この趣味が役に立つ日が来るとは思わなかった」
「まあ、なんて見事な……とても素晴らしいフィギュアたちですわ。とても大切になさっているのがわかります」
「大の男が恥ずかしいだろう?」
「いいえ、恥ずかしいなどとは思いませんわ。弟もフィギュアが大好きなんです。一緒によく遊んだんですよ?」
「そうなのか?」
「はい。あ、あの右上のフィギュア、弟が欲しがっているシリーズのものです。とても希少ですごく高いからってなかなか集められなくてしょんぼりしていて……」
「そうか、あれは今は亡き名人の作でコレクターが血眼になって探しているんだ」
「まあ、そんな貴重なものだったんですね……わたくしと妹は知らなかったからお人形さん遊びのように触ってしまっていたんです。弟が乱暴に扱わないでと怒って……ふふふ」
二人と仲良く遊んだ日々を思い出して話す。
「あ、わたくしったら……こんな話、つまらないですよね」
「いや、仲の良い弟妹だったんだね」
「はい、とても優しくって自慢の二人なんです」
彼と過ごす時間は、今までには考えられないほど幸せで。
──ザムエル様、好きです……
優しい彼に言えない言葉を、何度も何度も心の中で繰り返し伝えた。
※※※※
今は彼のベッドにいる。ヘッドボードに備え付けられたベッドから降りて彼の枕元に立った。すやすやと眠る目にそっと触れる。
──優しい、強くて逞しくて。なんでもできて頼れる人。自分は全く女性に見向きもされないし、今は彼女がいないと言っていたけれどモテるだろう。だって、こんなに素敵な人、周りが放っておかないわ。いずれ、別れるその日が来るまで側にいていいかな?
彼が愛しくて、赤い瞳で見つめられたいと願う。
窓から明るい月光がさしこむ。今日は数十年に一度の月が大きく明るく月が一番大きく丸く輝く日だ。曇りだったが晴れたのだろうか。
眩しいくらいの月光に包まれると、彼の顔がどんどん小さくなった。
少し肌に痛みを感じたのは、小さな服が破れたからだろう。
「シルヴィアじょう……?」
気配を察したのか、目を開けた彼と視線をあわせる。さらっとした自分の銀の髪が、上から彼の頬をくすぐる。
──え? わたくし、大きくなってる……?
「これは、俺の願望が見せた夢か……ああ、幸せだ。シルヴィア、愛している」
「……!」
ぐっと体を彼に引き寄せられる。シーツ一枚で隔てられた体を、彼に乗り上げるような形で逞しい腕に抱かれた。
自分の体が小さく思えるほど
ぐっと盛り上がった胸元は硬いけれど、ほどよく柔らかさもある。がっしりした硬い腕はまるで彼が作る鉄格子のようだ。
むせ返るような男としての彼の香りにくらくらしてしまう。
初めて男性に抱き締められ身がこわばるけれど、少し肌が寒く感じて温いかれの肌を感じるように胸に頬を当てそっと目を閉じた。
力が抜けたとき、頭と剥き出しの背中を優しく撫でられる。
「シルヴィア……、俺とずっといてくれ……。好きだ……、愛している」
寝ぼけている彼の言葉は、嘘か幻か本心か。
──そんなことはどうでもいい
「ザムエル様……好き……。わたくしもお慕いしております……」
ぎゅっと下から抱き締められる。苦しいくらいの力。囲まれて身動きがとれない。いや、このまま捕えていて欲しい。
背中の大きな手が腰に来た時、よりいっそう腕に力が込められた。
お腹に硬いものが当てられ、ぐいぐいそれをわたくしに知らしめるようにつき出される。
──これが男のかたの……
大きな彼に見合った、逞しく硬く大きなそれの正体を悟ると全身に火がついたみたいに、かっと熱くなった。恥ずかしくていたたまれなくなる。
それ以上に、わたくしを求めてくれているのが嬉しくて……
うっとり彼の体というベッドに、心ごと体を預けた。
一人、大きな部屋で彼の帰りを待つ。小さな体でなくても寂しく感じただろう。
※※※※
もう一か月ほど前になる。〈呪い〉が自然に解けると聞いた時、嬉しさと、寂しさが同時に生じた。大きな姿に戻れる喜びと、そうなれば彼の側にいられないという悲しみ。
けれど、大きくなっても側にいてくれと、両手にそっと宝物のようにまるで抱きしめてくれているような彼のまなざしと温もりで涙が溢れた。
「シルヴィア嬢、泣かないでくれ。そうだよな……。俺みたいな恐ろしい男とずっといるなんて嫌だろう……」
「ち、違います……! 恐ろしいなんて思った事ありません。ザムエル様はとても優しいし、カッコいいし、素敵な方です……」
「は? え? いや、俺はカッコいいなど言われた事……」
どうしてだか、モテモテだろうにご自分を卑下する彼。でも、ご自分の事よりも先ずわたくしの事を考えてくれているのがわかる。
「側に、わたくしなんかがいていいわけないんです……」
「シルヴィア嬢、貴方は素晴らしい女性だ。その、俺は一人暮らしだし、君が行くあてがないのなら、部屋も余っているし……その。君さえ良かったら一緒に暮らしてくれないか? そ、そうだ。君が家事をしたり出迎えてくれたりしてくれると嬉しい」
──ああ、お一人暮らしで不便だったのね……
彼の言葉に勝手に舞い上がったあと、彼の望みがわかりがっかりして勝手に悲しみにくれてしまった。
「ザムエル様! ありがとうございます。家政婦としてきちんと勤めを果たします!」
「え? いや、家政婦じゃなくて、だな……」
彼の返事はよく聞こえなかった。家政婦としてでもいいから側にいられるのならいいじゃないと、気持ちを取り戻してにっこり仕事を頑張ろうと意気込んだ。
体は小さいままだから彼の望む家事ができない。もっぱら彼が全てをしている。彼の動きは伯爵家にいたメイド以上に手際がよく完璧だ。
──家政婦なんていらないでしょうに……。行くあてのないわたくしが気を使わないようにあんな風に仰ってくださったのだわ。
ますます彼に惹かれていく気持ちを自覚した。
体のサイズを聞かれた時は恥ずかしかった。〈創造〉で作り出せるのに、彼があんまりにも優しくわたくしの洋服を手づから準備してくれるというので、スリーサイズを暴露した。
「そうか。すぐに数着取り揃えてあげよう。その、頭とか、腕など計りたいのだが触れてもいいか?」
「は、はい」
メジャーで頭から爪先に至るまで彼が大きな指で計っていく。
大きく戻った時も計ってわたくしに触れてくれないかな? なんて、はしたない事を思った。
さわさわとくすぐるように指が動き、時々ぞわりと変な、初めて経験する感覚が体を走る。
サイズを計られたあと、真っ赤になっただろう熱い顔を手で覆う
「あ、計測に夢中になってしまい……触れすぎたか。その、す、すまない!」
「いいえ……あの、洋服が出来るのを楽しみにしています」
「ああ。どんな形や色がいいか、色々サンプルを見せるから教えてくれ」
お互いに照れながら言い合う時間が、居心地が少し悪くて、でも、もっと続いて欲しい
彼が、プライベートルームに入れてくれた。そこには、学生時代から集めているというコレクションがたくさんあった。
「これから君も住むから言うが……。その、フィギュアの収集が趣味なんだ。この趣味が役に立つ日が来るとは思わなかった」
「まあ、なんて見事な……とても素晴らしいフィギュアたちですわ。とても大切になさっているのがわかります」
「大の男が恥ずかしいだろう?」
「いいえ、恥ずかしいなどとは思いませんわ。弟もフィギュアが大好きなんです。一緒によく遊んだんですよ?」
「そうなのか?」
「はい。あ、あの右上のフィギュア、弟が欲しがっているシリーズのものです。とても希少ですごく高いからってなかなか集められなくてしょんぼりしていて……」
「そうか、あれは今は亡き名人の作でコレクターが血眼になって探しているんだ」
「まあ、そんな貴重なものだったんですね……わたくしと妹は知らなかったからお人形さん遊びのように触ってしまっていたんです。弟が乱暴に扱わないでと怒って……ふふふ」
二人と仲良く遊んだ日々を思い出して話す。
「あ、わたくしったら……こんな話、つまらないですよね」
「いや、仲の良い弟妹だったんだね」
「はい、とても優しくって自慢の二人なんです」
彼と過ごす時間は、今までには考えられないほど幸せで。
──ザムエル様、好きです……
優しい彼に言えない言葉を、何度も何度も心の中で繰り返し伝えた。
※※※※
今は彼のベッドにいる。ヘッドボードに備え付けられたベッドから降りて彼の枕元に立った。すやすやと眠る目にそっと触れる。
──優しい、強くて逞しくて。なんでもできて頼れる人。自分は全く女性に見向きもされないし、今は彼女がいないと言っていたけれどモテるだろう。だって、こんなに素敵な人、周りが放っておかないわ。いずれ、別れるその日が来るまで側にいていいかな?
彼が愛しくて、赤い瞳で見つめられたいと願う。
窓から明るい月光がさしこむ。今日は数十年に一度の月が大きく明るく月が一番大きく丸く輝く日だ。曇りだったが晴れたのだろうか。
眩しいくらいの月光に包まれると、彼の顔がどんどん小さくなった。
少し肌に痛みを感じたのは、小さな服が破れたからだろう。
「シルヴィアじょう……?」
気配を察したのか、目を開けた彼と視線をあわせる。さらっとした自分の銀の髪が、上から彼の頬をくすぐる。
──え? わたくし、大きくなってる……?
「これは、俺の願望が見せた夢か……ああ、幸せだ。シルヴィア、愛している」
「……!」
ぐっと体を彼に引き寄せられる。シーツ一枚で隔てられた体を、彼に乗り上げるような形で逞しい腕に抱かれた。
自分の体が小さく思えるほど
ぐっと盛り上がった胸元は硬いけれど、ほどよく柔らかさもある。がっしりした硬い腕はまるで彼が作る鉄格子のようだ。
むせ返るような男としての彼の香りにくらくらしてしまう。
初めて男性に抱き締められ身がこわばるけれど、少し肌が寒く感じて温いかれの肌を感じるように胸に頬を当てそっと目を閉じた。
力が抜けたとき、頭と剥き出しの背中を優しく撫でられる。
「シルヴィア……、俺とずっといてくれ……。好きだ……、愛している」
寝ぼけている彼の言葉は、嘘か幻か本心か。
──そんなことはどうでもいい
「ザムエル様……好き……。わたくしもお慕いしております……」
ぎゅっと下から抱き締められる。苦しいくらいの力。囲まれて身動きがとれない。いや、このまま捕えていて欲しい。
背中の大きな手が腰に来た時、よりいっそう腕に力が込められた。
お腹に硬いものが当てられ、ぐいぐいそれをわたくしに知らしめるようにつき出される。
──これが男のかたの……
大きな彼に見合った、逞しく硬く大きなそれの正体を悟ると全身に火がついたみたいに、かっと熱くなった。恥ずかしくていたたまれなくなる。
それ以上に、わたくしを求めてくれているのが嬉しくて……
うっとり彼の体というベッドに、心ごと体を預けた。
0
あなたにおすすめの小説
【完結】冷徹執事は、つれない侍女を溺愛し続ける。
たまこ
恋愛
公爵の専属執事ハロルドは、美しい容姿に関わらず氷のように冷徹であり、多くの女性に思いを寄せられる。しかし、公爵の娘の侍女ソフィアだけは、ハロルドに見向きもしない。
ある日、ハロルドはソフィアの真っ直ぐすぎる内面に気付き、恋に落ちる。それからハロルドは、毎日ソフィアを口説き続けるが、ソフィアは靡いてくれないまま、五年の月日が経っていた。
※『王子妃候補をクビになった公爵令嬢は、拗らせた初恋の思い出だけで生きていく。』のスピンオフ作品ですが、こちらだけでも楽しめるようになっております。
今夜は帰さない~憧れの騎士団長と濃厚な一夜を
澤谷弥(さわたに わたる)
恋愛
ラウニは騎士団で働く事務官である。
そんな彼女が仕事で第五騎士団団長であるオリベルの執務室を訪ねると、彼の姿はなかった。
だが隣の部屋からは、彼が苦しそうに呻いている声が聞こえてきた。
そんな彼を助けようと隣室へと続く扉を開けたラウニが目にしたのは――。
男として王宮に仕えていた私、正体がバレた瞬間、冷酷宰相が豹変して溺愛してきました
春夜夢
恋愛
貧乏伯爵家の令嬢である私は、家を救うために男装して王宮に潜り込んだ。
名を「レオン」と偽り、文官見習いとして働く毎日。
誰よりも厳しく私を鍛えたのは、氷の宰相と呼ばれる男――ジークフリード。
ある日、ひょんなことから女であることがバレてしまった瞬間、
あの冷酷な宰相が……私を押し倒して言った。
「ずっと我慢していた。君が女じゃないと、自分に言い聞かせてきた」
「……もう限界だ」
私は知らなかった。
宰相は、私の正体を“最初から”見抜いていて――
ずっと、ずっと、私を手に入れる機会を待っていたことを。
【完結】異世界に転移しましたら、四人の夫に溺愛されることになりました(笑)
かのん
恋愛
気が付けば、喧騒など全く聞こえない、鳥のさえずりが穏やかに聞こえる森にいました。
わぁ、こんな静かなところ初めて~なんて、のんびりしていたら、目の前に麗しの美形達が現れて・・・
これは、女性が少ない世界に転移した二十九歳独身女性が、あれよあれよという間に精霊の愛し子として囲われ、いつのまにか四人の男性と結婚し、あれよあれよという間に溺愛される物語。
あっさりめのお話です。それでもよろしければどうぞ!
本日だけ、二話更新。毎日朝10時に更新します。
完結しておりますので、安心してお読みください。
結婚式に代理出席したら花嫁になっちゃいました
ゆきりん(安室 雪)
恋愛
美希は平日派遣の事務仕事をしているが、暇な土日に便利屋のバイトをしている。ある日、結婚式の友人の代理出席をする予定で式場にいたのに!?
本編は完結してますが、色々描き足りなかったので、第2章も書いています。
第3皇子は妃よりも騎士団長の妹の私を溺愛している 【完結】
日下奈緒
恋愛
王家に仕える騎士の妹・リリアーナは、冷徹と噂される第3皇子アシュレイに密かに想いを寄せていた。戦の前夜、命を懸けた一戦を前に、彼のもとを訪ね純潔を捧げる。勝利の凱旋後も、皇子は毎夜彼女を呼び続け、やがてリリアーナは身籠る。正妃に拒まれていた皇子は離縁を決意し、すべてを捨ててリリアーナを正式な妃として迎える——これは、禁じられた愛が真実の絆へと変わる、激甘ロマンス。
婚約者の本性を暴こうとメイドになったら溺愛されました!
柿崎まつる
恋愛
世継ぎの王女アリスには完璧な婚約者がいる。侯爵家次男のグラシアンだ。容姿端麗・文武両道。名声を求めず、穏やかで他人に優しい。アリスにも紳士的に対応する。だが、完璧すぎる婚約者にかえって不信を覚えたアリスは、彼の本性を探るため侯爵家にメイドとして潜入する。2022eロマンスロイヤル大賞、コミック原作賞を受賞しました。
【完結】僻地の修道院に入りたいので、断罪の場にしれーっと混ざってみました。
櫻野くるみ
恋愛
王太子による独裁で、貴族が息を潜めながら生きているある日。
夜会で王太子が勝手な言いがかりだけで3人の令嬢達に断罪を始めた。
ひっそりと空気になっていたテレサだったが、ふと気付く。
あれ?これって修道院に入れるチャンスなんじゃ?
子爵令嬢のテレサは、神父をしている初恋の相手の元へ行ける絶好の機会だととっさに考え、しれーっと断罪の列に加わり叫んだ。
「わたくしが代表して修道院へ参ります!」
野次馬から急に現れたテレサに、その場の全員が思った。
この娘、誰!?
王太子による恐怖政治の中、地味に生きてきた子爵令嬢のテレサが、初恋の元伯爵令息に会いたい一心で断罪劇に飛び込むお話。
主人公は猫を被っているだけでお転婆です。
完結しました。
小説家になろう様にも投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる