21 / 32
たくさん気持ち良くなってください R18
しおりを挟む
月明かりを浴びて大きくなった時は信じられなかった。まさかザムエル様も同じ気持ちを抱いてくれていたなんて。
嬉しくて、腕枕をしてくれた時に彼の逞しく盛り上がる胸板にそっと頬ずりするように身を寄せた。幸せな時間が愛しくて、このままずっと時が止まればいいなんて思っていた。
優しく、でも力強くキスをして……。恥ずかしかったけれど、埋没した胸も変だと思われるどころか、かわいいって言ってくれた。
そのまま、わたくしを求めてくれている事実が嬉しくて。ドキドキしながら彼の汗ばむ筋肉質な体を見ると、あまりの男らしい色香にキュンと胸がどうにかなりそう。
でも、割れた腹筋の下にある、彼の体に見合ったとても大きな象徴が視界に入ると泣きそうになった。
──は、初めて見たけど、あんな……。先が丸みを帯びて傘のように広がっていて。わたくしの股間の広さほどの太さだなんて。ああ、初めては痛いと聞いているのにあんな逞しいものが入ったら裂けちゃう! え? 世の殿方のはもっと大きいって事なの?? 信じられない!
あまりにも恐ろしくて泣きだしたら、そんなに大きくないなんて言われてびっくりして、それが入るなんて有り得ないと思った。
キスをしているうちに、お腹の奥が切なく感じてしまって、怖いけれどぎゅっと抱きしめて安心させてくれるザムエル様と一つになりたくてしょうがなくなっていったから痛みを堪えた。
思った以上に痛くてたまらない。だけど、わたくしを気遣って少しずつ入れてくださる彼の優しい気持が届いて、初めてが彼で嬉しくて幸せな気持ちにもなった。
奥まで貫かれて、わたくしが情けなくも痛いって繰り返したから、彼はじっとしてくれて抱きしめられるともっと彼に愛されている実感が得られた。
──ザムエル様が結婚しようって言ってくれたなんて夢みたい……。母が平民だけどいいのかな? ああ、でも、ベッドの上での殿方の言葉は信じるなって本に書いてあったわ。
〈隷属〉が解かれるまで出自が言えない。母の血筋を知らない今、騙しているようで申し訳ないと思うけれど、嫡男ではないと言っていたし、ひょっとしたら本当にお嫁さんにしてくれるかもしれない。
──モテる彼はきっと引く手あまただろうから……。ご両親から反対されるかもしれないし……。
嬉しくて舞い上がる気持ちと、不安で悲しい気持ちがどろどろに溶けあって、もう何も考えられなくなった。
シモン様みたいにそれが原因で別れを告げられてもかまわないと思った。だって、今だけは、この素敵な人はわたくしだけのものだから。
そう思った途端、お腹の中がきゅんとなって、入っている彼の一部が大きく膨らんだかと思うと、焦ったような声がした瞬間、切なそうに眉をしかめながらザムエル様がぶるりと震えた。
腰をぐいぐい押し付けては、数度ぶるっと震えた彼は、わたくしの首筋に顔を埋めて大きく息を吐きだした。
「ザムエル様? どうなさったの?」
「……、ごめん……、シルヴィア……あまりにも気持ち良すぎて……」
「え?」
ゆっくり彼がわたくしの中から出て行った。せっかく埋められていたのに、途端に寂しく感じてしまう。すると、足の付け根からこぷっと何かが沢山出て来た。
「あ……」
血が混じっているので、まさか月の物かと思ったが違うようだ。白く濁ったものがお腹に力を入れる度に出て来る。
──これが、大人の恋愛指南の本で読んだことのある、情熱を込めた白い欲望というやつね!
「……ごめん。俺、初めてで……、こんな早く……」
何やらザムエル様がしょんぼりと小さな声で話している。初めてとか聞こえたけれど、モテモテのかっこいい彼にかぎってそんな事あるはずがないから気のせいだろう。
「ザムエル様、わたくしで気持ちよくなってくださったのですか?」
「ああ。今まで生きて来た中で初めての感覚で……。まるで天国にいるようだった」
「嬉しい……!」
わたくしは、気持ちいいと言ってくれて嬉しくなり彼に飛びついた。ぐらつかず、わたくしを易々と受け止めて抱きしめ返してくれる。まだ、愛しい彼が入っていたお腹の中はじんじん痛むけれど構わずにぎゅうぎゅう抱き着いた。
「シルヴィア?」
「ザムエル様、わたくし……。愛しています! もっとわたくしで気持ち良くなってください!」
「え? そ、それは……。いいのか?」
「はい!」
にっこりとザムエル様にそう言うと、再びわたくしを壊れ物のようにかわいがり、沢山彼の精を注いでくださったのだった。
「シルヴィア、疲れただろう? 俺にまかせて」
「ん、はぁん……」
何度も何度も身も心も彼にとろとろにされてしまった。もう痛みは感じないどころか、最後の方は中を行き来される度に、はしたない声をだしてしまっていた。
彼のまだ大きな欲望が出ていく時の刺激でぴくんと気持ちよくなってしまう。
ぽやぽやとまどろむようにしているうちに彼に抱えられるがまま浴室に運ばれる。腕も足も力が入らず、大きな手の平で体中を石鹸で洗われた。
「ん……」
「シルヴィア、やりすぎたか……。すまない。それに、洗っても洗っても出てきてしまうな……」
「わたくし、ザムエルしゃまに愛されて、しあわせです……」
大きな湯船に彼に抱えられるように浸かる。むにゃむにゃと、上手く言葉に出来たかどうかわからない。でも、なんとか伝わったみたいで感激した様子の彼に、ちゅっちゅとあちこちにキスをされた。ぎゅっと抱きしめられたのを最後に記憶が途切れたのであった。
嬉しくて、腕枕をしてくれた時に彼の逞しく盛り上がる胸板にそっと頬ずりするように身を寄せた。幸せな時間が愛しくて、このままずっと時が止まればいいなんて思っていた。
優しく、でも力強くキスをして……。恥ずかしかったけれど、埋没した胸も変だと思われるどころか、かわいいって言ってくれた。
そのまま、わたくしを求めてくれている事実が嬉しくて。ドキドキしながら彼の汗ばむ筋肉質な体を見ると、あまりの男らしい色香にキュンと胸がどうにかなりそう。
でも、割れた腹筋の下にある、彼の体に見合ったとても大きな象徴が視界に入ると泣きそうになった。
──は、初めて見たけど、あんな……。先が丸みを帯びて傘のように広がっていて。わたくしの股間の広さほどの太さだなんて。ああ、初めては痛いと聞いているのにあんな逞しいものが入ったら裂けちゃう! え? 世の殿方のはもっと大きいって事なの?? 信じられない!
あまりにも恐ろしくて泣きだしたら、そんなに大きくないなんて言われてびっくりして、それが入るなんて有り得ないと思った。
キスをしているうちに、お腹の奥が切なく感じてしまって、怖いけれどぎゅっと抱きしめて安心させてくれるザムエル様と一つになりたくてしょうがなくなっていったから痛みを堪えた。
思った以上に痛くてたまらない。だけど、わたくしを気遣って少しずつ入れてくださる彼の優しい気持が届いて、初めてが彼で嬉しくて幸せな気持ちにもなった。
奥まで貫かれて、わたくしが情けなくも痛いって繰り返したから、彼はじっとしてくれて抱きしめられるともっと彼に愛されている実感が得られた。
──ザムエル様が結婚しようって言ってくれたなんて夢みたい……。母が平民だけどいいのかな? ああ、でも、ベッドの上での殿方の言葉は信じるなって本に書いてあったわ。
〈隷属〉が解かれるまで出自が言えない。母の血筋を知らない今、騙しているようで申し訳ないと思うけれど、嫡男ではないと言っていたし、ひょっとしたら本当にお嫁さんにしてくれるかもしれない。
──モテる彼はきっと引く手あまただろうから……。ご両親から反対されるかもしれないし……。
嬉しくて舞い上がる気持ちと、不安で悲しい気持ちがどろどろに溶けあって、もう何も考えられなくなった。
シモン様みたいにそれが原因で別れを告げられてもかまわないと思った。だって、今だけは、この素敵な人はわたくしだけのものだから。
そう思った途端、お腹の中がきゅんとなって、入っている彼の一部が大きく膨らんだかと思うと、焦ったような声がした瞬間、切なそうに眉をしかめながらザムエル様がぶるりと震えた。
腰をぐいぐい押し付けては、数度ぶるっと震えた彼は、わたくしの首筋に顔を埋めて大きく息を吐きだした。
「ザムエル様? どうなさったの?」
「……、ごめん……、シルヴィア……あまりにも気持ち良すぎて……」
「え?」
ゆっくり彼がわたくしの中から出て行った。せっかく埋められていたのに、途端に寂しく感じてしまう。すると、足の付け根からこぷっと何かが沢山出て来た。
「あ……」
血が混じっているので、まさか月の物かと思ったが違うようだ。白く濁ったものがお腹に力を入れる度に出て来る。
──これが、大人の恋愛指南の本で読んだことのある、情熱を込めた白い欲望というやつね!
「……ごめん。俺、初めてで……、こんな早く……」
何やらザムエル様がしょんぼりと小さな声で話している。初めてとか聞こえたけれど、モテモテのかっこいい彼にかぎってそんな事あるはずがないから気のせいだろう。
「ザムエル様、わたくしで気持ちよくなってくださったのですか?」
「ああ。今まで生きて来た中で初めての感覚で……。まるで天国にいるようだった」
「嬉しい……!」
わたくしは、気持ちいいと言ってくれて嬉しくなり彼に飛びついた。ぐらつかず、わたくしを易々と受け止めて抱きしめ返してくれる。まだ、愛しい彼が入っていたお腹の中はじんじん痛むけれど構わずにぎゅうぎゅう抱き着いた。
「シルヴィア?」
「ザムエル様、わたくし……。愛しています! もっとわたくしで気持ち良くなってください!」
「え? そ、それは……。いいのか?」
「はい!」
にっこりとザムエル様にそう言うと、再びわたくしを壊れ物のようにかわいがり、沢山彼の精を注いでくださったのだった。
「シルヴィア、疲れただろう? 俺にまかせて」
「ん、はぁん……」
何度も何度も身も心も彼にとろとろにされてしまった。もう痛みは感じないどころか、最後の方は中を行き来される度に、はしたない声をだしてしまっていた。
彼のまだ大きな欲望が出ていく時の刺激でぴくんと気持ちよくなってしまう。
ぽやぽやとまどろむようにしているうちに彼に抱えられるがまま浴室に運ばれる。腕も足も力が入らず、大きな手の平で体中を石鹸で洗われた。
「ん……」
「シルヴィア、やりすぎたか……。すまない。それに、洗っても洗っても出てきてしまうな……」
「わたくし、ザムエルしゃまに愛されて、しあわせです……」
大きな湯船に彼に抱えられるように浸かる。むにゃむにゃと、上手く言葉に出来たかどうかわからない。でも、なんとか伝わったみたいで感激した様子の彼に、ちゅっちゅとあちこちにキスをされた。ぎゅっと抱きしめられたのを最後に記憶が途切れたのであった。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
460
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる