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本能か、理性か。それが問題だ。 Side ハートゥン ※毎度おなじみ、タグをご覧くださりありがとうございます
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ディリィはこの間15歳になった。どんどん女らしくなる曲線と柔らかい体は、男達の目をくぎ付けにした。
フィーノは悪びれる事無く、ディリィが一番嫌がる行為を繰り返していた。毎日ディリィの家に通っていたのも随分前。期限の残り3か月を切る頃は、週に一度訪れればいいほうで、残り一か月を切った今では月に一度程度。
あいつは、本気でディリィと結婚する気があるのか、と疑いたくなるほどの行動に、呆れて苦笑しか出ない。恐らくは、公爵令嬢たちがフィーノを離さないのだろうが、時間は無ければ作るものだ。
フィーノは公爵令嬢と、ディリィは俺と結婚すると思われるように、外堀をせっせと埋めるまでもなかった。
ディリィの両親は、彼女の価値観に対して理解に苦しむし受け入れがたくはあるけれど、大事な一人娘を泣かせた男であるフィーノの事を、もう婿入りさせる気はない。
俺の両親も、相変わらずの俺たちの仲にやきもきしつつも、状況は頗る上向きな事もあり周囲からの今後の展望について、はっきりではないがあちこちで俺がディリィの夫になる事をにおわせている。
ディリィも、その話を知っているはずなのに、そういう雰囲気からすぐに話をそらされる。俺としては、兄のような存在から、結婚相手として意識を変化させ、男として好きになってもらえるチャンスなのだが、なかなか彼女の様子を見る限り、俺の事をそういう目で見てくれていない気がする。
少しは、兄に毛が生えたくらいは思ってくれていると信じたい。
フィーノは、俺たちが一緒のところを見かけると睨んでくるが、腕に手を添えている美しい公爵令嬢を伴っているため何も言ってこない。
はっきり言って、フィーノが公爵令嬢を妻にすると言えば、あとはとんとん拍子に進む。
ディリィは夫候補が決まっていないけれど、フィーノと婚約解消を正式にして、彼らの結婚を心から支援すると再三伝えているのだから。
フィーノはディリィを愛している。それは間違いがない。
だが、俺もディリィと同じように変わり者だから、他の令嬢とどうこうしようとは思わないし、愛する人を他の男と共有なんて考えられない。だが、この国に暮らすからには、フィーノたちのほうがあるべき姿なのだ。
きっとディリィも俺と似たような気持ちなんだと思う。俺よりももっと嫌悪感は強そうだが。
俺の両親に、ディリィは歓迎されている。一向に結婚しようとしない俺が、ディリィとならすると言ったのだから尚更ディリィを逃がす気はないだろう。
期限の最終日まで、ディリィを諦めないと言って譲らないフィーノの言葉だけが、俺たちの行動を足止めしている。
「カカカカカッ! キィー!」
「ぴぃ! ぴーぃ!」
そんな事を考えていたからか、ディリィを狙って数体のイルカが物凄いスピードで近づいて来る事に気付くのが遅れた。
俺の警戒する鳴き声を聞くや否や、ディリィは彼女を中心とした半径10メートルほどの防御結界を張った。彼女のこの結界はいつ見ても見事としか言いようがない。
完全なる円の曲線は、彼らの攻撃魔法を受け付けない。それどころか、魔法の属性の色をオーロラのように静かに取り込んでいく様は、まるで女神の祝福が付与されたみたいに幻想的で美しい。
俺は、魔力を消耗するディリィの回復と、その結界を増強し、さらに取り込んだ魔法攻撃を倍の威力にして跳ね返す補助魔法をかけた。
もともと、ディリィに敵う男はそうはいない。あっというまに、可愛いディリィを狙う狼藉者は去って行った。
「ぴぃ……」
気づくのが遅れて彼女を危険にさらしてしまった。申し訳ない気持ちで、謝罪しつつ彼女を伺えば、なんでもなかったかのように、満面の笑顔と元気で愛らしい声で俺に応えてくれる。
「ぴ! ぴゅー! ぴゅいぴゅい!」
全身で、こんなふうに俺に甘えて、俺を気遣う彼女の他には誰もいない。俺だけが、ますます彼女にのめり込んでいっている。
ずっとずっと待ち望んでいた。気が付けば別の男のモノになる女の子。諦めた。諦めようとした時に、隣国に行けたのは僥倖だった。離れてしまえば、きっとこの執着にも似た彼女への想いが消えてくれるかと期待した。
ところがどんどんそれは膨れ上がった。
帰国して、彼女と会話をする度に、とてつもない衝動が俺を責め立てる。そのまま部屋に連れ込んで妻にしたくてたまらなかった。
だが、傷つけたくなくて、誰よりも幸せになってもらいたい。だから、フィーノとの別離を望むようになってから、周囲の支援もあり、彼女を強引に俺のモノにしても構わない状況になっても耐えた。
服を着ているだけでも彼女が可愛くて愛しくて抱きしめたくなった。海で、肌を合わせるかのように泳いでいる時は、何度も彼女と繋がりたいと思った。砂浜で、背後で着替える彼女の衣擦れの音は、俺の心を苛んだほど。
男のこういう部分を、彼女はちっとも理解していないのか、俺に近すぎる距離でもって触れてくる。
誘っているのか? そうだろう? 俺に襲われたいんだよな?
彼女はそんな風に考えるような人ではない。だが、そう言って、ベッドで一晩中彼女の肌を味わい、俺の想いを中に注いで、彼女に俺の全てを分からせてやりたいと頭の中で何十、何百回と彼女を汚した。
『ああ、おにぃさま……気持ち、イイ……! んん!』
『おにいさまじゃないと、何度言えばいい?』
『ん……はーてぃ……わたくし、もう……! お願い……』
上気した頬、潤んだ瞳に、気持ち良くなり過ぎたのかはしたなく乱れる愛しい人の淫靡な姿が、俺の下半身の中心をずくりと大きくする。
『ディリィ、出すぞ』
『ああ、お願い、中に……!』
すばやく腰を打ち付けるように動かし、最奥で俺の子種を全て彼女に吐き出すと同時に、興奮と快感で絶頂を迎えてくれる。勢いよく吐き出された白く濁った俺の欲望は、切っ先に覆った布で受け止めきれず俺の右手を汚す。
これを、愛すべき人に吐き出さず、何をやっているんだ、と我に返り落ち込んだ日々ももう終わりだ。
ディリィから俺を好きだと告白された。まさか、だが、やっぱりそうだったのかと自分の気持ちが入り乱れた。信じられない思いでいっぱいだ。
甘い、甘い彼女の香りに、柔らかい体。側にいるだけでも、俺は彼女に襲い掛かるのを必死に堪えていた。だが、好きだというその言葉を聞いた瞬間、破城槌で勢いよく叩きこまれたかのように、せき止めていた何かが消えた。
ディリィ、俺の愛しい人。もう我慢する必要ないと知った刹那にも満たない時間で、俺は腕の中の彼女の唇に、食らいつくすかのように自分の唇を押し当てた。
長かった。とてつもなく長い日々。ようやく、俺の想いが報われる。
「ディリィ、ディリィ……愛している。ああ、ずっと、ずっとディリィだけに恋焦がれて、フィーノから奪いたかった……!」
「ん……はぁ、ん……。はーてぃ、はーてぃ……だいすき、すきぃ……!」
お互いに、一粒残さないほど心を与えあい、相手の何もかもを取り込もうとするほど激しい口づけ。俺はこのまま肌を重ねるべく、そっと抱き上げ、彼女の寝室に移動したのであった。
フィーノは悪びれる事無く、ディリィが一番嫌がる行為を繰り返していた。毎日ディリィの家に通っていたのも随分前。期限の残り3か月を切る頃は、週に一度訪れればいいほうで、残り一か月を切った今では月に一度程度。
あいつは、本気でディリィと結婚する気があるのか、と疑いたくなるほどの行動に、呆れて苦笑しか出ない。恐らくは、公爵令嬢たちがフィーノを離さないのだろうが、時間は無ければ作るものだ。
フィーノは公爵令嬢と、ディリィは俺と結婚すると思われるように、外堀をせっせと埋めるまでもなかった。
ディリィの両親は、彼女の価値観に対して理解に苦しむし受け入れがたくはあるけれど、大事な一人娘を泣かせた男であるフィーノの事を、もう婿入りさせる気はない。
俺の両親も、相変わらずの俺たちの仲にやきもきしつつも、状況は頗る上向きな事もあり周囲からの今後の展望について、はっきりではないがあちこちで俺がディリィの夫になる事をにおわせている。
ディリィも、その話を知っているはずなのに、そういう雰囲気からすぐに話をそらされる。俺としては、兄のような存在から、結婚相手として意識を変化させ、男として好きになってもらえるチャンスなのだが、なかなか彼女の様子を見る限り、俺の事をそういう目で見てくれていない気がする。
少しは、兄に毛が生えたくらいは思ってくれていると信じたい。
フィーノは、俺たちが一緒のところを見かけると睨んでくるが、腕に手を添えている美しい公爵令嬢を伴っているため何も言ってこない。
はっきり言って、フィーノが公爵令嬢を妻にすると言えば、あとはとんとん拍子に進む。
ディリィは夫候補が決まっていないけれど、フィーノと婚約解消を正式にして、彼らの結婚を心から支援すると再三伝えているのだから。
フィーノはディリィを愛している。それは間違いがない。
だが、俺もディリィと同じように変わり者だから、他の令嬢とどうこうしようとは思わないし、愛する人を他の男と共有なんて考えられない。だが、この国に暮らすからには、フィーノたちのほうがあるべき姿なのだ。
きっとディリィも俺と似たような気持ちなんだと思う。俺よりももっと嫌悪感は強そうだが。
俺の両親に、ディリィは歓迎されている。一向に結婚しようとしない俺が、ディリィとならすると言ったのだから尚更ディリィを逃がす気はないだろう。
期限の最終日まで、ディリィを諦めないと言って譲らないフィーノの言葉だけが、俺たちの行動を足止めしている。
「カカカカカッ! キィー!」
「ぴぃ! ぴーぃ!」
そんな事を考えていたからか、ディリィを狙って数体のイルカが物凄いスピードで近づいて来る事に気付くのが遅れた。
俺の警戒する鳴き声を聞くや否や、ディリィは彼女を中心とした半径10メートルほどの防御結界を張った。彼女のこの結界はいつ見ても見事としか言いようがない。
完全なる円の曲線は、彼らの攻撃魔法を受け付けない。それどころか、魔法の属性の色をオーロラのように静かに取り込んでいく様は、まるで女神の祝福が付与されたみたいに幻想的で美しい。
俺は、魔力を消耗するディリィの回復と、その結界を増強し、さらに取り込んだ魔法攻撃を倍の威力にして跳ね返す補助魔法をかけた。
もともと、ディリィに敵う男はそうはいない。あっというまに、可愛いディリィを狙う狼藉者は去って行った。
「ぴぃ……」
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「ぴ! ぴゅー! ぴゅいぴゅい!」
全身で、こんなふうに俺に甘えて、俺を気遣う彼女の他には誰もいない。俺だけが、ますます彼女にのめり込んでいっている。
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男のこういう部分を、彼女はちっとも理解していないのか、俺に近すぎる距離でもって触れてくる。
誘っているのか? そうだろう? 俺に襲われたいんだよな?
彼女はそんな風に考えるような人ではない。だが、そう言って、ベッドで一晩中彼女の肌を味わい、俺の想いを中に注いで、彼女に俺の全てを分からせてやりたいと頭の中で何十、何百回と彼女を汚した。
『ああ、おにぃさま……気持ち、イイ……! んん!』
『おにいさまじゃないと、何度言えばいい?』
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『ディリィ、出すぞ』
『ああ、お願い、中に……!』
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ディリィから俺を好きだと告白された。まさか、だが、やっぱりそうだったのかと自分の気持ちが入り乱れた。信じられない思いでいっぱいだ。
甘い、甘い彼女の香りに、柔らかい体。側にいるだけでも、俺は彼女に襲い掛かるのを必死に堪えていた。だが、好きだというその言葉を聞いた瞬間、破城槌で勢いよく叩きこまれたかのように、せき止めていた何かが消えた。
ディリィ、俺の愛しい人。もう我慢する必要ないと知った刹那にも満たない時間で、俺は腕の中の彼女の唇に、食らいつくすかのように自分の唇を押し当てた。
長かった。とてつもなく長い日々。ようやく、俺の想いが報われる。
「ディリィ、ディリィ……愛している。ああ、ずっと、ずっとディリィだけに恋焦がれて、フィーノから奪いたかった……!」
「ん……はぁ、ん……。はーてぃ、はーてぃ……だいすき、すきぃ……!」
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