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最高の人材を確保しました。大切にしますので、一生わが社(家)で過ごしてくださいませ ※
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フィーノはあれから来なくなった。家両家ともに、すでに準備をほぼ終えていたのか、わたくしとの解消のあとひと月も経たないうちに公爵令嬢と正式に婚約し、婚約発表の場に招待してくれた。
わたくしとハーティは、普通に大歓迎されて、まるでふたりをくっつけるための立役者のように持て囃された。
フィーノも穏やかに接してくれて、一線を置いてくれた気がしてホッと胸を撫でおろした。
彼にとっても、わたくしへの感情は恋や愛じゃなくて、姉のようなシスコン拗らせた執着みたいなものだったのかもしれない。
※
ハーティと一夜未満を過ごしてからほぼ一年が経った。もうすぐ、わたくしは彼と結婚する。
家族と共に夕食の地中海料理を囲んでいる。メインのステーキに加えて、オリーブオイルがかかったきのことベーコンのサラダに、トマトの酸味と赤の色合いが美しい魚介類のパエリアや、貝とエビと白身魚のブイヤベースにそっくりな料理はとても美味しい。たまにはうるち米が食べたくなるけれど、どうもこの世界に日本食はないようで、そこは非常に残念に思う。
まだまだ覚える事がたくさんだし、父達も若いわたくしたちにもう少し新婚気分を過ごしてもらいたいと、無理のないペースで引継ぎをしてくれるようだ。
「ハーティ君、さあ、どんどん食べてくれたまえ」
ハーティは、自分の家ではなく、ほとんどうちで過ごしている。彼の家は、すでに彼の兄が継いでいて、いつでも帰ってきていいと言われているが、こちらのほうが居心地がいいようだ。
わたくしひとりを大切にすると豪語した彼は、独身のままかと心配していた娘の貴重な婿だと、まるでお殿様のように歓待されている。彼自身も、昔から懇意にしている事だし、個人的にも両親は彼を気に入っているようでホッとした。
「ありがとうございます。俺も義父上たちの息子になれて嬉しいです。我が家の両親もディリィを気に入っていますし、婿入りという形ではありますが、彼女を幸せにしてみせます」
「ほほほ、これで我が家は安泰ね。でも、本当に大切な部分に誓約の魔法を施すなんて……ふたりとも、先はわからないのよ? 別にしなくてもいいのではないのかしら?」
「もう、お母様ったら。フィーノの悪ふざけのような提案から始まった条件だけど、お互いにそうしようって決めたの。フィーノは女の子に優しいから、わたくしよりも強い魔法が使えるのをセーブしていてくれたし、これからもそうしてくれるでしょうけど。わたくしくらいの防御なんて、圧倒的な攻撃魔法の使い手には負けちゃうもの。そんな人たちが本気を出してわたくしに手を出して来たら敵わない。フィーノが強引にそんな事をしてくるとは思えないけど、他の人はわからないわ。隙あらば今でも狙ってきているでしょう? だから、魔法を施していただくのは自分の身を守るためでもあるのよ」
「ディリィ……あいつが手加減していた事を知っていたのか」
「そりゃそうよ。フィーノは王家の血を受け継ぐのだから、彼が本気だしたら大型魔獣なんてあっという間に倒れるわ。だからというのもおかしいけれど、フィーノは信頼できると思うの。それはそうと、ハーティの隣国で知り合った回復魔法の使い手の方々が、結婚式の時にいらしてくださるじゃない。そのうちのお一方がわたくしたちにその魔法を施してくださるのよね」
「魔法契約があるからと言えば、相手にもダメージがあるし強引な手段でディリィや君に近づこうとするやつらはいなくなるだろう。私としても、娘の泣く姿を見ずにすむ。ハーティ君が婿に来てくれて、本当に良かった」
「そう言えば、ハーティ君は隣国で色んな国の回復魔法の使い手と知り合い懇意にしているそうね。今後は、これまで以上に他国との繋がりも考えないといけないわ」
「はい。今後は国内だけでなく、各国との繋がりも重要になってくるでしょうから、数年この国に、愛するディリィの側にいられなかった日々は辛い事もありましたが無駄ではなかったと思います」
「まあまあ、ハーティ君は本当にうちの娘を愛してくれているのねぇ。ディリィ、良かったわね」
「もう、お母様ったら……」
にこにこと、本当にわたくしを優しく幸せそうに見て来る両親の暖かい視線は、前世で中学生の頃に他界した両親の分まで愛してくれているようでくすぐったくて、ちょっと照れてしまうけれど嬉しい。
夕食を済ませた後、わたくしたちは中のドアで行き来できる隣同士の夫婦の部屋に向かった。本来なら、結婚後に住まうはずの居住スペースではある。だけど、両親も屋敷の人たちも当然のようにハーティとわたくしの部屋をすぐにこちらに移動した。
別々で寝ないといけない場合もあるから、それぞれのプライベートルームの隣に寝室がある。毎日どちらかで一緒に過ごしているのだが、最初に横になったほうのシーツが汚れてしまうので、結局ふたつともベッドを使っている。
この国のお風呂は寝ころび湯のような造りで、ほとんどシャワーしか使わない。首までつかりたい日本人気質のわたくしはものたりないなって思っていたけれど、なんで、水嵩の少ない寝ころび湯なのか、その理由はハーティと過ごすようになってから知った。
去年、わたくしが式の日につながりたいっていう夢を伝えたら、ハーティは長い時間天を仰いで目元を手で塞いで何かを考え込んでいた。
彼が言うように、遅いくらいだから、彼としてはすぐに結ばれたいと思っているに違いない。でも、やっぱり前世でいうところの中学生ではまだ早い気がして。彼は17だし、そういうお年頃なうえに、イルカの気質が強くでやすいのか、爆発しそうになっているのはなんとなく想像つく。つくんだけど、やっぱり男の人のそういう気持ちがピンと来ていなかったのだとは反省した。
彼にとってはほぼ一年待つわけで。その間、許可が出た以上、極上の餌を目の前にぶら下げられたイルカ同然で、事ある毎に胸やおしりを触られたし、わたくしも嫌じゃないから、バカップル上等とばかりにいちゃいちゃした。
「改めて、16歳の誕生日おめでとう、ディリィ」
「ありがとう……」
式はまだなんだけど、夕食のメニューを見た時からわかってた。牡蠣にあさりなどをはじめとした魚介類に、お肉たくさん。
精のつくものばっかり……
あからさますぎて覚悟はしていたし、もういいかなって、彼と繋がりたいなって思っていたから、彼のお誘いにキスで応えた。
挿入以外の事はひととおりされたと思う。スマタというやつもたくさんしたし、口や手でも彼のを愛した。彼も、わたくしの体の隅々までわたくし以上に知っているくらい可愛がられていたから、次に彼の手がどう動くのかをさっして、足を開く。
「ディリィ、あと少しで式なんだが、もう限界だ……」
「うん……わたくしも。バースデープレゼントにハーティをちょうだい?」
メイドのひとりが、彼女の彼氏が喜んだというセリフを言ってみた。ほんの出来心というか、喜ぶかなーなんて恥ずかしいけれど、なんとなく言っただけ。
効果は抜群以上だったようだ。
彼の心の的の中心を、火力が上振れした攻撃が、クリティカルヒットで貫いたかのように、大きな体がびくりと震えた。魔法なんてつかってないのに、まるでオーバーキルしたみたいにフリーズした後、優しかったキスが大渦を発生している嵐の海のように激しくなったのである。
わたくしとハーティは、普通に大歓迎されて、まるでふたりをくっつけるための立役者のように持て囃された。
フィーノも穏やかに接してくれて、一線を置いてくれた気がしてホッと胸を撫でおろした。
彼にとっても、わたくしへの感情は恋や愛じゃなくて、姉のようなシスコン拗らせた執着みたいなものだったのかもしれない。
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ハーティと一夜未満を過ごしてからほぼ一年が経った。もうすぐ、わたくしは彼と結婚する。
家族と共に夕食の地中海料理を囲んでいる。メインのステーキに加えて、オリーブオイルがかかったきのことベーコンのサラダに、トマトの酸味と赤の色合いが美しい魚介類のパエリアや、貝とエビと白身魚のブイヤベースにそっくりな料理はとても美味しい。たまにはうるち米が食べたくなるけれど、どうもこの世界に日本食はないようで、そこは非常に残念に思う。
まだまだ覚える事がたくさんだし、父達も若いわたくしたちにもう少し新婚気分を過ごしてもらいたいと、無理のないペースで引継ぎをしてくれるようだ。
「ハーティ君、さあ、どんどん食べてくれたまえ」
ハーティは、自分の家ではなく、ほとんどうちで過ごしている。彼の家は、すでに彼の兄が継いでいて、いつでも帰ってきていいと言われているが、こちらのほうが居心地がいいようだ。
わたくしひとりを大切にすると豪語した彼は、独身のままかと心配していた娘の貴重な婿だと、まるでお殿様のように歓待されている。彼自身も、昔から懇意にしている事だし、個人的にも両親は彼を気に入っているようでホッとした。
「ありがとうございます。俺も義父上たちの息子になれて嬉しいです。我が家の両親もディリィを気に入っていますし、婿入りという形ではありますが、彼女を幸せにしてみせます」
「ほほほ、これで我が家は安泰ね。でも、本当に大切な部分に誓約の魔法を施すなんて……ふたりとも、先はわからないのよ? 別にしなくてもいいのではないのかしら?」
「もう、お母様ったら。フィーノの悪ふざけのような提案から始まった条件だけど、お互いにそうしようって決めたの。フィーノは女の子に優しいから、わたくしよりも強い魔法が使えるのをセーブしていてくれたし、これからもそうしてくれるでしょうけど。わたくしくらいの防御なんて、圧倒的な攻撃魔法の使い手には負けちゃうもの。そんな人たちが本気を出してわたくしに手を出して来たら敵わない。フィーノが強引にそんな事をしてくるとは思えないけど、他の人はわからないわ。隙あらば今でも狙ってきているでしょう? だから、魔法を施していただくのは自分の身を守るためでもあるのよ」
「ディリィ……あいつが手加減していた事を知っていたのか」
「そりゃそうよ。フィーノは王家の血を受け継ぐのだから、彼が本気だしたら大型魔獣なんてあっという間に倒れるわ。だからというのもおかしいけれど、フィーノは信頼できると思うの。それはそうと、ハーティの隣国で知り合った回復魔法の使い手の方々が、結婚式の時にいらしてくださるじゃない。そのうちのお一方がわたくしたちにその魔法を施してくださるのよね」
「魔法契約があるからと言えば、相手にもダメージがあるし強引な手段でディリィや君に近づこうとするやつらはいなくなるだろう。私としても、娘の泣く姿を見ずにすむ。ハーティ君が婿に来てくれて、本当に良かった」
「そう言えば、ハーティ君は隣国で色んな国の回復魔法の使い手と知り合い懇意にしているそうね。今後は、これまで以上に他国との繋がりも考えないといけないわ」
「はい。今後は国内だけでなく、各国との繋がりも重要になってくるでしょうから、数年この国に、愛するディリィの側にいられなかった日々は辛い事もありましたが無駄ではなかったと思います」
「まあまあ、ハーティ君は本当にうちの娘を愛してくれているのねぇ。ディリィ、良かったわね」
「もう、お母様ったら……」
にこにこと、本当にわたくしを優しく幸せそうに見て来る両親の暖かい視線は、前世で中学生の頃に他界した両親の分まで愛してくれているようでくすぐったくて、ちょっと照れてしまうけれど嬉しい。
夕食を済ませた後、わたくしたちは中のドアで行き来できる隣同士の夫婦の部屋に向かった。本来なら、結婚後に住まうはずの居住スペースではある。だけど、両親も屋敷の人たちも当然のようにハーティとわたくしの部屋をすぐにこちらに移動した。
別々で寝ないといけない場合もあるから、それぞれのプライベートルームの隣に寝室がある。毎日どちらかで一緒に過ごしているのだが、最初に横になったほうのシーツが汚れてしまうので、結局ふたつともベッドを使っている。
この国のお風呂は寝ころび湯のような造りで、ほとんどシャワーしか使わない。首までつかりたい日本人気質のわたくしはものたりないなって思っていたけれど、なんで、水嵩の少ない寝ころび湯なのか、その理由はハーティと過ごすようになってから知った。
去年、わたくしが式の日につながりたいっていう夢を伝えたら、ハーティは長い時間天を仰いで目元を手で塞いで何かを考え込んでいた。
彼が言うように、遅いくらいだから、彼としてはすぐに結ばれたいと思っているに違いない。でも、やっぱり前世でいうところの中学生ではまだ早い気がして。彼は17だし、そういうお年頃なうえに、イルカの気質が強くでやすいのか、爆発しそうになっているのはなんとなく想像つく。つくんだけど、やっぱり男の人のそういう気持ちがピンと来ていなかったのだとは反省した。
彼にとってはほぼ一年待つわけで。その間、許可が出た以上、極上の餌を目の前にぶら下げられたイルカ同然で、事ある毎に胸やおしりを触られたし、わたくしも嫌じゃないから、バカップル上等とばかりにいちゃいちゃした。
「改めて、16歳の誕生日おめでとう、ディリィ」
「ありがとう……」
式はまだなんだけど、夕食のメニューを見た時からわかってた。牡蠣にあさりなどをはじめとした魚介類に、お肉たくさん。
精のつくものばっかり……
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挿入以外の事はひととおりされたと思う。スマタというやつもたくさんしたし、口や手でも彼のを愛した。彼も、わたくしの体の隅々までわたくし以上に知っているくらい可愛がられていたから、次に彼の手がどう動くのかをさっして、足を開く。
「ディリィ、あと少しで式なんだが、もう限界だ……」
「うん……わたくしも。バースデープレゼントにハーティをちょうだい?」
メイドのひとりが、彼女の彼氏が喜んだというセリフを言ってみた。ほんの出来心というか、喜ぶかなーなんて恥ずかしいけれど、なんとなく言っただけ。
効果は抜群以上だったようだ。
彼の心の的の中心を、火力が上振れした攻撃が、クリティカルヒットで貫いたかのように、大きな体がびくりと震えた。魔法なんてつかってないのに、まるでオーバーキルしたみたいにフリーズした後、優しかったキスが大渦を発生している嵐の海のように激しくなったのである。
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