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オルグレン伯爵
活気のあるダンスホールの中の沢山の人の中からキャサリンを探して歩く。そうしてようやく彼女の居場所を部屋の隅に見つけ出した。
「ああキャサリン!良かったわ、このお屋敷があまりに大きいので迷っちゃったのよ。さすがハイレイス侯爵家の邸宅ね。化粧室に行っただけなのに屋敷を全部探検してきちゃった気がするわ」
「だから私も一緒に付いていくって言ったのよ、エミリー。あなたってばどこでもすぐに迷子になるんだから。まるで子供みたいだわ」
ブルネットのカールした髪をふわりとさせて、おっとりとした口調でキャサリンが呆れたように話す。キャサリンは私がお世話になっているミルドレイル伯爵家の令嬢で、少しぽっちゃりとした体形のいわゆる癒し系といったタイプだ。私とは全然違う。私と同い年の従妹であり子供のころからの良き友人でもある。
ダンスホールの片隅のカウチに座りこんでいるキャサリンの隣に腰を下ろして、給仕から差し出されたシャンパンのグラスを受け取った。
お酒には弱い方なので、ゆっくりと味わって飲むのがいつもの飲み方だ。今日のドレスは水色のオーガンジーのドレスはオフショルダーになっていて、腰の部分からはいくつかのプリーツでボリュームを出している。
たおやかな弾力のある金色の髪はハーフアップで、編みこみの複雑な模様で編みこまれている。そこに瞳と同じ色の濃さのサファイアのついたヘアピンを散らすようにさしてある。
見栄えはどこから見ても完璧に装ってある。普段のレベルからすれば120パーセントくらいには盛れているはずだ。今日こそいい男性に声をかけて貰わなくてはいけない。
「夜会が始まってもう一時間が経つのに、まだ誰も私をダンスに誘ってくれないわ。やっぱり黄色のシフォンのドレスの方が良かったのかしら?」
「大丈夫よ、まだまだ時間はあるわ。もしかしたら今夜、新しい出会いがあるかもしれないわよ。知ってる?今日は滅多に社交界に顔を出さないオルグレン伯爵がお見えになるんですって」
「オルグレン伯爵・・?その方なら貴族名鑑で知っているけれど、奥様もいる年配の方じゃなかったかしら?」
「あらエミリーはまだ知らなかったのね。オルグレン伯爵は先月爵位を息子に譲って引退されたのよ。今の伯爵は頭脳明晰、眉目秀麗、しかも十八歳の時に最年少で騎士の称号まで頂いた優秀な方なの。幼いころから才能を発揮されてて、十九歳になる今では王国最強の頭脳と兵器とまで言われているのよ。あまりに優秀なので十九歳の誕生日に爵位を譲られたってわけ」
ふうん、話だけ聞くと完璧な男性なわけね。でも十九歳・・・ほとんど四歳近くも年下・・・無理無理無理・・・。
「どうりで今夜は未婚の令嬢が特に気合を入れて着飾っていると思ったわ。でも私は年下のエリート伯爵様なんて全く興味ないわ。まあ向こうも四歳も年上の田舎臭い女性なんて女とも思ってないのじゃないかしら」
「そんなの分からないわよ。私が男性だったら絶対にエミリーに求婚したわ。エミリーの話は面白くて、一緒に居て楽しいもの」
私は隣に座るキャサリンに思わず抱き着きたい気持ちを抑えて涙目で見た。友達として最高の誉め言葉だ。
「ありがとう、キャサリン。貴方が男性だったらその求婚、お受けするわ。そうしたらこんな場所すぐに離れて、月明かりが仄かにさすテラスで二人きりで愛の言葉を囁き合うのよ。何てロマンティックなのかしら。それで新婚旅行はどこにする?」
そんな冗談を言いながらグラスに残ったシャンパンを一気に飲み干す。いつかは誰かとそんな夜を過ごしてみたいと思っていたが、不誠実な男性に二度も当たればそんな夢ももう見なくなった。
するとキャサリンが優しく微笑んだかと思ったら、空になったグラスを私の手から取り上げて給仕の差し出すトレーに置いた。
「ほら・・・あちらの方に人だかりがあるでしょう?あそこにオルグレン伯爵がいらっしゃるはずよ。伯爵が来るといつもああなのよ。エミリーも行って来たらどう?」
ちらりとキャサリンの視線の示す方を見ると、そこには二十名ほどの令嬢と令嬢を紹介したい親らしき人達が一か所に集まっていて賑やかに話しているのが見えた。
「いやよ、絶対に行かないわ。どうせあそこにいるスタンレー侯爵令嬢か、グライスリー伯爵令嬢あたりを選ぶのに決まっているわ。彼女たちなら家柄も容姿も抜群にいいもの」
エリート伯爵を射止めようと躍起になっている令嬢たちの間をかきわけていく自分を想像するだけで、背筋に寒気を覚える。まあでもあれ程の女性が群がっているという事は、オルグレン伯爵という男性はよほどいい男なのだろう。
少し見てみたい気もするが、社交界にいる限りいつか見る日が来るだろうから、その時でもいいと思って隣に座るキャサリンに視線を戻した。
その時ちょうど楽団の奏でる音楽が終わって、人の流れが変わった。人々が通り過ぎる瞬間のふとした風の変化や香水の匂いに紛れて、自然にその人物は人だかりの中から光が浮かび上がるように抜け出てきて、真っ直ぐにホールに向かって足を進めてくる。
「あら、キャサリン。もしかしてあの方がオルグレン伯爵なの?こちらのホールに誰か知り合いでもいるのかもしれないわ。もうすぐここを通りすぎるわよ。確かにあの甘い容姿でその経歴じゃ、令嬢たちが放っておかないのも理解できるわね」
私は小さな声でキャサリンに耳打ちした。伯爵は白を基調とした詰襟の騎士服に身を包んで、エメラルドグリーンの瞳を金色のくるりと巻いた長い前髪から覗かせながら爽やかな笑顔で近づいてくる。
たっぷりの睫毛もまるで秋の稲穂のように黄金に輝いていて、まるで絵画から抜け出てきた天使のような容貌だ。
周囲の人々の視線を一気に集めながら颯爽と歩く姿は自信に満ちていて、年下だとは思えないほどの優雅さと気品を兼ね備えている。その背後には仲のいい友人なのだろうか・・・伯爵と同じ騎士服を身にまとった黒髪の背の高い細身の男性が、その少し後ろを同じ歩調でついてきているのが見えた。
彼は伯爵ほど美形ではないが、実直そうで真面目そうな顔立ちに好感が持てる。
「ねえあの方はどこの方なのかしら?どちらかといえば私は伯爵のお友達の方が真面目そうでいい感じだわ。あの方なら一途で心変わりはしなさそうだわ。キャサリン、彼が誰だか知ってる?」
「あの方は確か・・・」
キャサリンが私の耳の傍で囁いていたのを途中で中断した。そうして今までに無いほどの緊張した顔をして一気に前を向いた。通り過ぎていくものと思っていた伯爵が、予想に反して私たちの座っているカウチの目の前でその足を止めたからだ。
目の前にはあの噂のオルグレン伯爵が立ち止まって、爽やかな笑顔を振りまきながら低いトーンでゆっくりと私を見つめてこういった。
「可愛らしいお嬢さん。僕と踊って頂けませんか?」
「え・・・・?」
思わずぐるりと周囲を見渡すが、彼の目線は私に向けられたまま固定されている。どう考えても目の前に立つこの美しい男性は、他の誰でもなく私をダンスに誘っている様だ。
彼は柔らかい物腰で膝に置かれていた私の手を取ると、もう一度滑らかな口調でこういった。
「ダニエル・ド・ファン・オルグレン伯爵です。君と一曲踊って頂く栄誉を僕に与えてくれませんか?」
「ああキャサリン!良かったわ、このお屋敷があまりに大きいので迷っちゃったのよ。さすがハイレイス侯爵家の邸宅ね。化粧室に行っただけなのに屋敷を全部探検してきちゃった気がするわ」
「だから私も一緒に付いていくって言ったのよ、エミリー。あなたってばどこでもすぐに迷子になるんだから。まるで子供みたいだわ」
ブルネットのカールした髪をふわりとさせて、おっとりとした口調でキャサリンが呆れたように話す。キャサリンは私がお世話になっているミルドレイル伯爵家の令嬢で、少しぽっちゃりとした体形のいわゆる癒し系といったタイプだ。私とは全然違う。私と同い年の従妹であり子供のころからの良き友人でもある。
ダンスホールの片隅のカウチに座りこんでいるキャサリンの隣に腰を下ろして、給仕から差し出されたシャンパンのグラスを受け取った。
お酒には弱い方なので、ゆっくりと味わって飲むのがいつもの飲み方だ。今日のドレスは水色のオーガンジーのドレスはオフショルダーになっていて、腰の部分からはいくつかのプリーツでボリュームを出している。
たおやかな弾力のある金色の髪はハーフアップで、編みこみの複雑な模様で編みこまれている。そこに瞳と同じ色の濃さのサファイアのついたヘアピンを散らすようにさしてある。
見栄えはどこから見ても完璧に装ってある。普段のレベルからすれば120パーセントくらいには盛れているはずだ。今日こそいい男性に声をかけて貰わなくてはいけない。
「夜会が始まってもう一時間が経つのに、まだ誰も私をダンスに誘ってくれないわ。やっぱり黄色のシフォンのドレスの方が良かったのかしら?」
「大丈夫よ、まだまだ時間はあるわ。もしかしたら今夜、新しい出会いがあるかもしれないわよ。知ってる?今日は滅多に社交界に顔を出さないオルグレン伯爵がお見えになるんですって」
「オルグレン伯爵・・?その方なら貴族名鑑で知っているけれど、奥様もいる年配の方じゃなかったかしら?」
「あらエミリーはまだ知らなかったのね。オルグレン伯爵は先月爵位を息子に譲って引退されたのよ。今の伯爵は頭脳明晰、眉目秀麗、しかも十八歳の時に最年少で騎士の称号まで頂いた優秀な方なの。幼いころから才能を発揮されてて、十九歳になる今では王国最強の頭脳と兵器とまで言われているのよ。あまりに優秀なので十九歳の誕生日に爵位を譲られたってわけ」
ふうん、話だけ聞くと完璧な男性なわけね。でも十九歳・・・ほとんど四歳近くも年下・・・無理無理無理・・・。
「どうりで今夜は未婚の令嬢が特に気合を入れて着飾っていると思ったわ。でも私は年下のエリート伯爵様なんて全く興味ないわ。まあ向こうも四歳も年上の田舎臭い女性なんて女とも思ってないのじゃないかしら」
「そんなの分からないわよ。私が男性だったら絶対にエミリーに求婚したわ。エミリーの話は面白くて、一緒に居て楽しいもの」
私は隣に座るキャサリンに思わず抱き着きたい気持ちを抑えて涙目で見た。友達として最高の誉め言葉だ。
「ありがとう、キャサリン。貴方が男性だったらその求婚、お受けするわ。そうしたらこんな場所すぐに離れて、月明かりが仄かにさすテラスで二人きりで愛の言葉を囁き合うのよ。何てロマンティックなのかしら。それで新婚旅行はどこにする?」
そんな冗談を言いながらグラスに残ったシャンパンを一気に飲み干す。いつかは誰かとそんな夜を過ごしてみたいと思っていたが、不誠実な男性に二度も当たればそんな夢ももう見なくなった。
するとキャサリンが優しく微笑んだかと思ったら、空になったグラスを私の手から取り上げて給仕の差し出すトレーに置いた。
「ほら・・・あちらの方に人だかりがあるでしょう?あそこにオルグレン伯爵がいらっしゃるはずよ。伯爵が来るといつもああなのよ。エミリーも行って来たらどう?」
ちらりとキャサリンの視線の示す方を見ると、そこには二十名ほどの令嬢と令嬢を紹介したい親らしき人達が一か所に集まっていて賑やかに話しているのが見えた。
「いやよ、絶対に行かないわ。どうせあそこにいるスタンレー侯爵令嬢か、グライスリー伯爵令嬢あたりを選ぶのに決まっているわ。彼女たちなら家柄も容姿も抜群にいいもの」
エリート伯爵を射止めようと躍起になっている令嬢たちの間をかきわけていく自分を想像するだけで、背筋に寒気を覚える。まあでもあれ程の女性が群がっているという事は、オルグレン伯爵という男性はよほどいい男なのだろう。
少し見てみたい気もするが、社交界にいる限りいつか見る日が来るだろうから、その時でもいいと思って隣に座るキャサリンに視線を戻した。
その時ちょうど楽団の奏でる音楽が終わって、人の流れが変わった。人々が通り過ぎる瞬間のふとした風の変化や香水の匂いに紛れて、自然にその人物は人だかりの中から光が浮かび上がるように抜け出てきて、真っ直ぐにホールに向かって足を進めてくる。
「あら、キャサリン。もしかしてあの方がオルグレン伯爵なの?こちらのホールに誰か知り合いでもいるのかもしれないわ。もうすぐここを通りすぎるわよ。確かにあの甘い容姿でその経歴じゃ、令嬢たちが放っておかないのも理解できるわね」
私は小さな声でキャサリンに耳打ちした。伯爵は白を基調とした詰襟の騎士服に身を包んで、エメラルドグリーンの瞳を金色のくるりと巻いた長い前髪から覗かせながら爽やかな笑顔で近づいてくる。
たっぷりの睫毛もまるで秋の稲穂のように黄金に輝いていて、まるで絵画から抜け出てきた天使のような容貌だ。
周囲の人々の視線を一気に集めながら颯爽と歩く姿は自信に満ちていて、年下だとは思えないほどの優雅さと気品を兼ね備えている。その背後には仲のいい友人なのだろうか・・・伯爵と同じ騎士服を身にまとった黒髪の背の高い細身の男性が、その少し後ろを同じ歩調でついてきているのが見えた。
彼は伯爵ほど美形ではないが、実直そうで真面目そうな顔立ちに好感が持てる。
「ねえあの方はどこの方なのかしら?どちらかといえば私は伯爵のお友達の方が真面目そうでいい感じだわ。あの方なら一途で心変わりはしなさそうだわ。キャサリン、彼が誰だか知ってる?」
「あの方は確か・・・」
キャサリンが私の耳の傍で囁いていたのを途中で中断した。そうして今までに無いほどの緊張した顔をして一気に前を向いた。通り過ぎていくものと思っていた伯爵が、予想に反して私たちの座っているカウチの目の前でその足を止めたからだ。
目の前にはあの噂のオルグレン伯爵が立ち止まって、爽やかな笑顔を振りまきながら低いトーンでゆっくりと私を見つめてこういった。
「可愛らしいお嬢さん。僕と踊って頂けませんか?」
「え・・・・?」
思わずぐるりと周囲を見渡すが、彼の目線は私に向けられたまま固定されている。どう考えても目の前に立つこの美しい男性は、他の誰でもなく私をダンスに誘っている様だ。
彼は柔らかい物腰で膝に置かれていた私の手を取ると、もう一度滑らかな口調でこういった。
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