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肉食獣のキス
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「ひぇっ?!ちょっ!!まっ・・・・・?!!!」
何か言おうとした瞬間、ダニエルは興奮が最高潮に達したような顔をして頬を赤らめ、乱暴な息づかいのまま潤んだ瞳を近づけたかと思うと有無を言わせずに唇を押し当ててきた。
突然降ってきたようなキスに体を硬直させたが、先程の条件を思い出して突き飛ばそうとした手を思いとどまらせてダニエルの体の脇に泳がせる。言われたままに両目は開けたままで直立不動に立っている。視界にはきめの細かい滑らかな肌の頬と耳が映るだけで他は何も見えない。
しかも唇が重ねられている部分から舌が捻じ込まれて口内で暴れまくっているのに意識が集中してしまい、段々何も考えられなくなってきた。
「ん・・・・んん・・・」
さすが何事にもそつのないエリート様だ。自慢するだけあってキスはかなりうまいのだと思う。口を開けるつもりはなかったのにいつの間にか舌を入れられていて、いま私の一番弱い上顎の部分を探し当てられてしまったようだ。
そこを集中的にその粘度の高い温かい舌で細かく責められて、声が出そうになるのを我慢するので必死だ。いや・・・声は絶え間なく出ているのだが、唇を塞がれているので声が互いの口腔内でこだまするだけだ。
舌でダニエルの舌を押し返してやりたいが、動いてはいけないという制約の為何もできない。すると調子に乗ったのか、更に私の舌の先をほんの少し歯で噛むと、そこから自分の唾液を流し込んできた。
「んんんんっ・・・・?!?!!」
彼の唾液を飲まされるなんて屈辱的なことを許すわけにはいかない。喉の奥に生暖かい液体が溜まっていくが喉を絶対に動かさないようにして飲み込まないようにする。
唾液を嚥下しないように頑張れば頑張るほど今度は呼吸が苦しくなってきた。最後には不覚にも頭がしびれてきたようになって、思わず足が折れ曲がって地面にへたり込んでしまった。
「ふぁっ・・・」
座り込んだため唇がダニエルから離れて、口の中一杯になっていた唾液が唇の端からだらだらと滝のように流れ落ちていく。頭上には、ドヤ顔で唇の端を親指で拭いながら私を見下ろしているダニエルの勝ち誇ったような顔が見えた。
「どう・・やっぱり腰が抜けたでしょう?」
「・・・・っつ!!!」
私は惨めにも大理石の冷たい床にお尻をついて、彼の唾液でドロドロになった顔をさらしているのだ。その瞬間、私の負けず嫌い根性に火がついた。与えられた屈辱の極みに頭に血が上っていくのを感じる。
「・・・・負けないわよ・・・」
「え・・・何?何か言った?」
「貴方になんか負けないって言ってるの、ダニエル!!!」
すぐに立ち上がって大きな声で叫んだ。そうして追い詰めるように目の前に立ちふさがるダニエルの胸を両手で突いて背中を壁に押し付ける。そうしてあっけにとられた顔をして、茫然と立ち尽くしている彼に指を差して大きな声で命令する。
「そこに座りなさい!!ダニエル!!目上の者に対する態度じゃないわよ!!」
「ちょっ・・・エ・・・エミリー・・???」
急な態度の変貌にダニエルは状況が呑み込めないようで、唖然として口が半開きになっている。私は構わずに指を下に向けると大きな声で命令した。
「ダニエルッ!!お座りっ!!」
私の迫力に気おされたのか、ダニエルは無言で大人しく壁を背にしながらその場に座り込んだ。
「ダニエル、私が本当のキスを教えてあげる。貴方のキスなんて子供の遊びよ。何でも舌を入れて乱暴に唾液を流し込むだけがキスじゃないことを体で教えてあげる。じゃないと躾のなっていない犬には理解できないでしょうからね!!」
そういうとすぐにダニエルの膝の上に股を開いて座り込んで、両腕を肩の方から背中に回した。私もそうそう経験がある訳ではなかったが、ダニエルに負けたくない一心で必死に官能的なキスを思い浮かべる。
見えそうで見えない・・・触れそうで触れない・・・その方が激しく求めあうよりも官能を高めるって本で読んだ気がするわ。
私は自分のドレスについているリボンを引きちぎると、それをあっけに取られている表情のダニエルの目に巻き付けた。
見えそうで見えない・・・はこれでいい筈・・。次は触れそうで触れない・・・。
目の前の形のいい唇に唇を寄せて、ほんの五ミリ手前で止めた。そのまま背中に回した手をゆっくりと微妙に動かせて肌をまさぐるように撫でつける。その時に力を入れないように・・・手を浮かせてそろりと撫でた。
「はぁっ・・・・はぁっ・・・エミリー・・・エミリー」
私の顔が至近距離に近づいているのは、緩やかな温かい息が頬に当たる感触で分かっているのだろう。なのに一向に訪れない唇の感触に、焦れたように私の名前を情けない声で何度も呼ぶ。呼吸も段々荒く激しくなってきて、熱い息が唇に当たってダニエルの興奮が高まっていることが分かった。
「しっ・・・待てができない犬は駄犬よ・・・」
「・・・エミリー・・・・」
情けなく絞り出すような声が聞こえてきて、面白くなってきたので段々調子に乗ってきた。左の耳に息を吹きかけると、耳たぶを舌の先でほんの少し舐めてみた。思ったよりも柔らかい肉の感触に驚いたがすぐに慣れてきた。
「あっ・・・・」
舌が舐める度に反応が返ってきて、ダニエルは体全体をピクンと跳ねさせる。こうなるともっと彼に屈辱を味あわせてやりたくなってくる。湧き上がってくる嗜虐的な欲望で身を震わせながら、目に目隠しをされたまま頬を真っ赤にして興奮しているダニエルを弄ぶ。
ドレスで盛ってある胸の膨らみをダニエルの胸筋に押し付けながら、耳全体を舌先だけで少しずつ舐めて段々と首筋にまでたどり着いた。かなり力が入っているようで、首の筋肉が舐める度に上下するのが分かる。
「ん・・・動いちゃらめよ・・・」
小さな声で舐めながら話す。ダニエルは息も絶え絶えに不規則な呼吸を繰り返しながら、体を少しずつよじり始めた。
ダニエルの固くて熱いふくらみが更に大きくなってきたのが股の間に当たって感じられ、私まで変な気分になってくる。ついさっきまで不遜な態度をとっていたダニエルが、今は私に完全服従して言いなりになっているのは心地よかった。
そのまま体をずらせて胸の隆起のピンクの乳首がぷくっと膨らんでいる部分を見て、いたずら心が刺激される。逞しく筋肉が隆起した胸の部分は、興奮で薔薇が咲いたように真っ赤になっていた。
男性も乳首が感じるのかしら?ためして見ようっと。
今までの触れない直前で止める事は忘れて、口を大きく開けてぱくりと全体で乳首を覆うようにしてしゃぶりついた。そうして舌先で転がすように乳首を責め立てる。
「ああっ!エミリー・・・」
途端に股の間の固い部分がビクンと波打ったのを感じて愉悦に浸る。指で反対の乳首を弄ぶことも忘れない。人差し指で押しては親指と一緒に挟んでみる。
「ここ・・・感じるの?まるで女の子みたいよ。恥ずかしいわね」
蔑むように言葉でも責めてやる。ドSにはこれが一番堪えるのに違いない。してやったりと至福の感情に満たされながら悦に浸っていると、いきなり両肩を手で掴まれてくるりと上半身を回転させられた。
「えっ・・・?」
私に覆いかぶさる格好のダニエルの顔を見上げると、満面の笑みを浮かべて目には私のリボンで目隠しをしたまま心底楽しそうに言った。
「次は僕の番だよ。エミリーはもう十分やったはずだよ。今から僕が何をしても動いちゃ駄目だからね」
何か言おうとした瞬間、ダニエルは興奮が最高潮に達したような顔をして頬を赤らめ、乱暴な息づかいのまま潤んだ瞳を近づけたかと思うと有無を言わせずに唇を押し当ててきた。
突然降ってきたようなキスに体を硬直させたが、先程の条件を思い出して突き飛ばそうとした手を思いとどまらせてダニエルの体の脇に泳がせる。言われたままに両目は開けたままで直立不動に立っている。視界にはきめの細かい滑らかな肌の頬と耳が映るだけで他は何も見えない。
しかも唇が重ねられている部分から舌が捻じ込まれて口内で暴れまくっているのに意識が集中してしまい、段々何も考えられなくなってきた。
「ん・・・・んん・・・」
さすが何事にもそつのないエリート様だ。自慢するだけあってキスはかなりうまいのだと思う。口を開けるつもりはなかったのにいつの間にか舌を入れられていて、いま私の一番弱い上顎の部分を探し当てられてしまったようだ。
そこを集中的にその粘度の高い温かい舌で細かく責められて、声が出そうになるのを我慢するので必死だ。いや・・・声は絶え間なく出ているのだが、唇を塞がれているので声が互いの口腔内でこだまするだけだ。
舌でダニエルの舌を押し返してやりたいが、動いてはいけないという制約の為何もできない。すると調子に乗ったのか、更に私の舌の先をほんの少し歯で噛むと、そこから自分の唾液を流し込んできた。
「んんんんっ・・・・?!?!!」
彼の唾液を飲まされるなんて屈辱的なことを許すわけにはいかない。喉の奥に生暖かい液体が溜まっていくが喉を絶対に動かさないようにして飲み込まないようにする。
唾液を嚥下しないように頑張れば頑張るほど今度は呼吸が苦しくなってきた。最後には不覚にも頭がしびれてきたようになって、思わず足が折れ曲がって地面にへたり込んでしまった。
「ふぁっ・・・」
座り込んだため唇がダニエルから離れて、口の中一杯になっていた唾液が唇の端からだらだらと滝のように流れ落ちていく。頭上には、ドヤ顔で唇の端を親指で拭いながら私を見下ろしているダニエルの勝ち誇ったような顔が見えた。
「どう・・やっぱり腰が抜けたでしょう?」
「・・・・っつ!!!」
私は惨めにも大理石の冷たい床にお尻をついて、彼の唾液でドロドロになった顔をさらしているのだ。その瞬間、私の負けず嫌い根性に火がついた。与えられた屈辱の極みに頭に血が上っていくのを感じる。
「・・・・負けないわよ・・・」
「え・・・何?何か言った?」
「貴方になんか負けないって言ってるの、ダニエル!!!」
すぐに立ち上がって大きな声で叫んだ。そうして追い詰めるように目の前に立ちふさがるダニエルの胸を両手で突いて背中を壁に押し付ける。そうしてあっけにとられた顔をして、茫然と立ち尽くしている彼に指を差して大きな声で命令する。
「そこに座りなさい!!ダニエル!!目上の者に対する態度じゃないわよ!!」
「ちょっ・・・エ・・・エミリー・・???」
急な態度の変貌にダニエルは状況が呑み込めないようで、唖然として口が半開きになっている。私は構わずに指を下に向けると大きな声で命令した。
「ダニエルッ!!お座りっ!!」
私の迫力に気おされたのか、ダニエルは無言で大人しく壁を背にしながらその場に座り込んだ。
「ダニエル、私が本当のキスを教えてあげる。貴方のキスなんて子供の遊びよ。何でも舌を入れて乱暴に唾液を流し込むだけがキスじゃないことを体で教えてあげる。じゃないと躾のなっていない犬には理解できないでしょうからね!!」
そういうとすぐにダニエルの膝の上に股を開いて座り込んで、両腕を肩の方から背中に回した。私もそうそう経験がある訳ではなかったが、ダニエルに負けたくない一心で必死に官能的なキスを思い浮かべる。
見えそうで見えない・・・触れそうで触れない・・・その方が激しく求めあうよりも官能を高めるって本で読んだ気がするわ。
私は自分のドレスについているリボンを引きちぎると、それをあっけに取られている表情のダニエルの目に巻き付けた。
見えそうで見えない・・・はこれでいい筈・・。次は触れそうで触れない・・・。
目の前の形のいい唇に唇を寄せて、ほんの五ミリ手前で止めた。そのまま背中に回した手をゆっくりと微妙に動かせて肌をまさぐるように撫でつける。その時に力を入れないように・・・手を浮かせてそろりと撫でた。
「はぁっ・・・・はぁっ・・・エミリー・・・エミリー」
私の顔が至近距離に近づいているのは、緩やかな温かい息が頬に当たる感触で分かっているのだろう。なのに一向に訪れない唇の感触に、焦れたように私の名前を情けない声で何度も呼ぶ。呼吸も段々荒く激しくなってきて、熱い息が唇に当たってダニエルの興奮が高まっていることが分かった。
「しっ・・・待てができない犬は駄犬よ・・・」
「・・・エミリー・・・・」
情けなく絞り出すような声が聞こえてきて、面白くなってきたので段々調子に乗ってきた。左の耳に息を吹きかけると、耳たぶを舌の先でほんの少し舐めてみた。思ったよりも柔らかい肉の感触に驚いたがすぐに慣れてきた。
「あっ・・・・」
舌が舐める度に反応が返ってきて、ダニエルは体全体をピクンと跳ねさせる。こうなるともっと彼に屈辱を味あわせてやりたくなってくる。湧き上がってくる嗜虐的な欲望で身を震わせながら、目に目隠しをされたまま頬を真っ赤にして興奮しているダニエルを弄ぶ。
ドレスで盛ってある胸の膨らみをダニエルの胸筋に押し付けながら、耳全体を舌先だけで少しずつ舐めて段々と首筋にまでたどり着いた。かなり力が入っているようで、首の筋肉が舐める度に上下するのが分かる。
「ん・・・動いちゃらめよ・・・」
小さな声で舐めながら話す。ダニエルは息も絶え絶えに不規則な呼吸を繰り返しながら、体を少しずつよじり始めた。
ダニエルの固くて熱いふくらみが更に大きくなってきたのが股の間に当たって感じられ、私まで変な気分になってくる。ついさっきまで不遜な態度をとっていたダニエルが、今は私に完全服従して言いなりになっているのは心地よかった。
そのまま体をずらせて胸の隆起のピンクの乳首がぷくっと膨らんでいる部分を見て、いたずら心が刺激される。逞しく筋肉が隆起した胸の部分は、興奮で薔薇が咲いたように真っ赤になっていた。
男性も乳首が感じるのかしら?ためして見ようっと。
今までの触れない直前で止める事は忘れて、口を大きく開けてぱくりと全体で乳首を覆うようにしてしゃぶりついた。そうして舌先で転がすように乳首を責め立てる。
「ああっ!エミリー・・・」
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蔑むように言葉でも責めてやる。ドSにはこれが一番堪えるのに違いない。してやったりと至福の感情に満たされながら悦に浸っていると、いきなり両肩を手で掴まれてくるりと上半身を回転させられた。
「えっ・・・?」
私に覆いかぶさる格好のダニエルの顔を見上げると、満面の笑みを浮かべて目には私のリボンで目隠しをしたまま心底楽しそうに言った。
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・執筆時間空けてしまった間に途中過程が気に食わなくなったので、設定などを少し変えて改稿しています。
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