知識を従え異世界へ

式田レイ

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四章 都市ランドール

五十話 12歳 ランドールからの旅立ち

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 ここでの用事も終わったから、また旅を始めようかなぁ。
「テマリ、ここは任せるから頑張って見て、あと指輪を渡しておく、危なくなったら使って次元の箱庭にみんな避難すること分かったね。」

「はい、分かりました。マスター。」

「サリア、準備できた!」

「はい、出来ました。」

「サナ、リナは残るんだね。」

「「いいえ、ついて行きます!」」

「何に張り切って居るんだい。」

「馬車の旅です。それに4姉妹での旅ですから楽しみです。」

「まあいいけど、ちゃんと働いてよ!」

「「「「はい、分かりました。」」」」

「ゲイル、カナリーは準備はできたかい。」
〈ハイ、デキマシタ。ジュンビカンリョウデス。〉

 馬車の用意ができて、馬車は走り出した。ランドールの正門に向けて、走り出した。そうこうしていると馬車が門に近づくと騒ぎがおきていた。

「検問をしている、身分証を提示してくれ!」
重々しい雰囲気で、順番が巡って来た。
トシヤは、商業ギルドのカードを出した。
「検問ご苦労さまです。商業ギルドBランクトシヤです。」

「何処へ行かれる?、昨日事件があったので警戒している。」

「他の国へ、行商に行く所です。」

「連れがいるみたいだが、何者か?」

「連れは、僕の奴隷で従者たちです。冒険者はあてになりませんから!」

「わかった、通っていいぞ。くれぐれも気をつけてなぁ。」

「はい、分かりました。お勤めご苦労様です。」
都市ランドールの正門を出て、南西に向けて、馬車を走らした。

「ゲイル、あとは頼んだ。何かあったら知らせてくれ、作業部屋で本を読んでいるから。」

〈ハイ、ワカリマシタ。マスター!〉
何もなく、馬車は走り、何の前触れもなく過ぎてしまいました。



〈マスター、ナニカトテツモナイマリョクヲカンジマス。〉

「わかった。すぐ行くから馬車を止めてくれ!」

〈ハイ、ワカリマシタ。〉
「やっぱりこの川を渡って行く進路は無理だな。この速さは何かとてつもない者を感じる俺一人ならなんとかなるがこの人数じゃあ、守りきれない。川沿いに進路を変更するか。」

「ライオ、進路変更だ。川沿いを南に行き、港から舟で横断する。」

〈ハイ、ワカリマシタ。〉
進路を変更させ、南方街道に進んだ。
よくよく考えて、決断したが倒したら良かったかもしれない。だがもしものことがあるから考えてもしょうがない。
でもあれは何だったんだ。あの魔力はドラゴンクラスだった。クレナたちに任せてもいいがこの前のこともあるから後で僕が調査しとくか。








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