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53 クリストフの婚約話
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俺が双子の剣術の指南役になったのを境に、俺は師匠と弟子という立場の違いを明確にするべく努めた。
ぽやんとして朗らかなクリストフは最初こそ俺のことを「ビイ」と呼んでは注意されていたけど、やがてそれも止んでいく。
クロイスに関しては、俺が言い渡したその瞬間からきちんと線引きされたことを受け入れてくれた。
だけどそれは、城にいる時やクリストフを含む別の人間が一緒にいる時に限る。
「――ビイ」
鍵をしていた筈の部屋の扉が当然のように開かれて入ってきたのは、先日十六歳の誕生日を迎えたばかりのすっかり大人びたクロイスだ。
つくづく、時の流れは早いよなあと思う。
ということで、俺は当然の疑問を口にした。
「……鍵を掛けてた筈なんだけど」
玄関もこの部屋も、しっかりと施錠している。
「そうだったの? ごめんね」
ちっとも悪く思ってなさそうな淡々とした口調で答えるクロイス。俺が厄災と戦っていた頃の年齢に追いついたクロイスは、あの時の俺よりも遥かに大人びていた。
俺はこの頃、こいつの父親に好き勝手にずっこんばっこん突っ込まれては泣いていた訳だ。そう考えるとなんか物悲しくなってきたので、頭の片隅に追いやった。
こいつが十六歳なら、俺はもう三十六歳だ。時が経つのは本当に早い、と足裏をググッと伸ばしながら考えた。
セルジュを最後に、恋もしてなきゃ誰にも抱かれてない。当然だけど誰も抱いていない。もう完全に枯れたおっさんだ。しかも童貞。
ロイクが時折垣間見せる執着度合いを考えたら、恋人なんて絶対に作ることはできなかった。身体が疼く時は当然あったけど、身体の関係だけでも嫉妬するのは目に見えている。
俺のいっときの欲求解消の為だけに誰かの命を危険に晒すのは可哀想だったので、こっそり作った男根の形をした大人の玩具で自分を慰める術を覚えた。なかなか悪くないけど、欠点がひとつある。作り物なので冷たいのだ。
だから暖かい本物に突っ込まれたいなあなんて思っていたけど勿論誰にも言えず、時折墓の前で小声で愚痴った。天国にいるだろうかつての恋人たちは、そんな俺を笑って見守ってくれていると信じながら。
「何してたの?」
「寝る前の柔軟体操だよ。見りゃ分かるだろ」
男らしい顔立ちに育ったクリストフとは対照的に、クロイスは中性的だ。美しさには拍車がかかり、今や王都中の令嬢が黄色い声を上げているんだとか。確かに静かで少し冷たい印象を与える美貌は、とんでもない。
もう少し大人になったら男っぽくなるのかな。なったらもっと格好いいんだろうなあなんて、半分は俺が育てた気でいるクロイスの成長は純粋に嬉しかった。
クロイスはそんな顔で俺を遠慮なくじーっと見つめると、無言のまま寝台に登ってきて、俺の後ろに回り込んでくる。
「手伝ってあげるよ」
俺の背中にそっと両手を触れた。
にしても、ちっとも答えになっていない。俺がこんなので誤魔化されると思うなよ。
「あのさ。もう一度聞くけど、鍵してたんだけど?」
クロイスが、頭上から俺を覗き込む。
「うん、無意識に魔法を使ったみたい。ごめんね?」
「……」
銀色のリボンでひとつにまとめられている艷やかな胸の辺りまで伸びた黒髪が、クロイスが前屈みになるとさらりと前に垂れて俺の耳を擽った。
誕生日に何がほしいと聞いたところ、クリストフは「王都で今売れてるお菓子がほしい!」と言ったけど、クロイスは「銀色のリボンがほしいんだ」と言ったんだ。
何に使うんだと思いながら贈ったら、それ以降毎日髪の毛を括っているのを見て、「可愛いんだから」と思ってしまったのは内緒だ。
何故銀色なのかは、聞かないでおいた。うん、深く考えちゃ駄目だ。
「背中を押すよ」
クロイスはそう言うと、俺より大きくなってしまった手で押し始めた。いやだからちょっと待て。鍵の意味。
と、古傷のボコボコに触れて押す手を止める。
「……背中の傷、まだ引き攣れてる?」
「あー、うん。どうしてもな。こまめに伸ばさないとやっぱり駄目だな」
クロイスの手が、古傷を服の上から優しく撫でた。
「そっか。じゃあビイ、全身を解してあげるからうつ伏せになってよ」
俺はぎょっとして振り返る。
「ちょっと待て。王子様にそんなことさせたら、王都中の女に俺が殺される」
「弟子が師匠にするのに何が問題ある? ないよ」
ほらほら。滅多に笑わないクロイスに笑顔で言われてしまい、俺は「だから鍵の意味が」とか「そもそもなんでこんな夜中に人んちに来てるんだ」とか思いながらも、ついうつ伏せになってしまった。
クロイスは俺の腰に跨ると、親指でぐ、ぐ、と押し始める。……おおお、気持ちいいぞこれ。
気持ちよさに瞼を閉じながら、喋り始めた。
「……なあ、クリストフに婚約者ができそうだって本当か?」
「ん? ああ、そうだね。オレたちの生誕祭の舞踏会の時に会ったご令嬢にひとめ惚れらしいよ」
あのクリストフが、恋かあ。
「へへ……お前らも大きくなったなあ」
しみじみしながら呟く。そりゃ俺も年取る筈だ。オリヴィアも四十を過ぎたから、小皺が消えないって嘆いてたしなあ。
「……で? お前はいい相手見つけなかったのか?」
「オレ? オレはもうずっと相手いるしね」
「え? そうだったの?」
「そうだよ」
当然のように言われたけど、全然知らなかった。
「そうかあ……そうだったのかあ。なら……」
なら、こいつらももう十分に強くなったし、他に大事な人ができたのなら、俺がいなくなっても危険はないんじゃないか。
でも、結婚式は出たいなあ。半分親な気分だから、子供の門出を心ゆくまま泣いて祝いたい。
ウトウトと心地よい眠気がゆっくりと襲ってくる。
「……ビイ? ならって何?」
「んー。お前らが成人して、結婚したらさ、指南役も卒業だなって思っただけ……」
「――は?」
クロイスの声が、半音低くなった。でも俺は、眠くて眠くて大して何も思わなかった。
「ならお前もさ……いつまでもここに入り浸ってんじゃねえぞ……」
「ビイ、待ってよ」
俺の大切な二人に、誰か他の大切な人ができたその暁には。
――いよいよ俺も、自由になる。
「お前らの結婚式、楽しみだなあ……」
引きずり込まれるような感覚で、夢の中に落ちていく。
夢に降り立つと、青々とした草原に俺は立っていた。青い空と白い雲の背景の中に、俺に向かって手を振るふたつの影がある。
俺は笑顔になると、二人に向かって大きく手を振った。
長いこと待たせてごめんね。今度こそ旅立とう。二人の思い出と一緒に、念願だった墓を建てるんだ――。
「……ビイ? 寝ちゃったの?」
背中からクロイスの声が聞こえた気がしたけど、応えることができないまま俺は深い眠りに落ちていったのだった。
ぽやんとして朗らかなクリストフは最初こそ俺のことを「ビイ」と呼んでは注意されていたけど、やがてそれも止んでいく。
クロイスに関しては、俺が言い渡したその瞬間からきちんと線引きされたことを受け入れてくれた。
だけどそれは、城にいる時やクリストフを含む別の人間が一緒にいる時に限る。
「――ビイ」
鍵をしていた筈の部屋の扉が当然のように開かれて入ってきたのは、先日十六歳の誕生日を迎えたばかりのすっかり大人びたクロイスだ。
つくづく、時の流れは早いよなあと思う。
ということで、俺は当然の疑問を口にした。
「……鍵を掛けてた筈なんだけど」
玄関もこの部屋も、しっかりと施錠している。
「そうだったの? ごめんね」
ちっとも悪く思ってなさそうな淡々とした口調で答えるクロイス。俺が厄災と戦っていた頃の年齢に追いついたクロイスは、あの時の俺よりも遥かに大人びていた。
俺はこの頃、こいつの父親に好き勝手にずっこんばっこん突っ込まれては泣いていた訳だ。そう考えるとなんか物悲しくなってきたので、頭の片隅に追いやった。
こいつが十六歳なら、俺はもう三十六歳だ。時が経つのは本当に早い、と足裏をググッと伸ばしながら考えた。
セルジュを最後に、恋もしてなきゃ誰にも抱かれてない。当然だけど誰も抱いていない。もう完全に枯れたおっさんだ。しかも童貞。
ロイクが時折垣間見せる執着度合いを考えたら、恋人なんて絶対に作ることはできなかった。身体が疼く時は当然あったけど、身体の関係だけでも嫉妬するのは目に見えている。
俺のいっときの欲求解消の為だけに誰かの命を危険に晒すのは可哀想だったので、こっそり作った男根の形をした大人の玩具で自分を慰める術を覚えた。なかなか悪くないけど、欠点がひとつある。作り物なので冷たいのだ。
だから暖かい本物に突っ込まれたいなあなんて思っていたけど勿論誰にも言えず、時折墓の前で小声で愚痴った。天国にいるだろうかつての恋人たちは、そんな俺を笑って見守ってくれていると信じながら。
「何してたの?」
「寝る前の柔軟体操だよ。見りゃ分かるだろ」
男らしい顔立ちに育ったクリストフとは対照的に、クロイスは中性的だ。美しさには拍車がかかり、今や王都中の令嬢が黄色い声を上げているんだとか。確かに静かで少し冷たい印象を与える美貌は、とんでもない。
もう少し大人になったら男っぽくなるのかな。なったらもっと格好いいんだろうなあなんて、半分は俺が育てた気でいるクロイスの成長は純粋に嬉しかった。
クロイスはそんな顔で俺を遠慮なくじーっと見つめると、無言のまま寝台に登ってきて、俺の後ろに回り込んでくる。
「手伝ってあげるよ」
俺の背中にそっと両手を触れた。
にしても、ちっとも答えになっていない。俺がこんなので誤魔化されると思うなよ。
「あのさ。もう一度聞くけど、鍵してたんだけど?」
クロイスが、頭上から俺を覗き込む。
「うん、無意識に魔法を使ったみたい。ごめんね?」
「……」
銀色のリボンでひとつにまとめられている艷やかな胸の辺りまで伸びた黒髪が、クロイスが前屈みになるとさらりと前に垂れて俺の耳を擽った。
誕生日に何がほしいと聞いたところ、クリストフは「王都で今売れてるお菓子がほしい!」と言ったけど、クロイスは「銀色のリボンがほしいんだ」と言ったんだ。
何に使うんだと思いながら贈ったら、それ以降毎日髪の毛を括っているのを見て、「可愛いんだから」と思ってしまったのは内緒だ。
何故銀色なのかは、聞かないでおいた。うん、深く考えちゃ駄目だ。
「背中を押すよ」
クロイスはそう言うと、俺より大きくなってしまった手で押し始めた。いやだからちょっと待て。鍵の意味。
と、古傷のボコボコに触れて押す手を止める。
「……背中の傷、まだ引き攣れてる?」
「あー、うん。どうしてもな。こまめに伸ばさないとやっぱり駄目だな」
クロイスの手が、古傷を服の上から優しく撫でた。
「そっか。じゃあビイ、全身を解してあげるからうつ伏せになってよ」
俺はぎょっとして振り返る。
「ちょっと待て。王子様にそんなことさせたら、王都中の女に俺が殺される」
「弟子が師匠にするのに何が問題ある? ないよ」
ほらほら。滅多に笑わないクロイスに笑顔で言われてしまい、俺は「だから鍵の意味が」とか「そもそもなんでこんな夜中に人んちに来てるんだ」とか思いながらも、ついうつ伏せになってしまった。
クロイスは俺の腰に跨ると、親指でぐ、ぐ、と押し始める。……おおお、気持ちいいぞこれ。
気持ちよさに瞼を閉じながら、喋り始めた。
「……なあ、クリストフに婚約者ができそうだって本当か?」
「ん? ああ、そうだね。オレたちの生誕祭の舞踏会の時に会ったご令嬢にひとめ惚れらしいよ」
あのクリストフが、恋かあ。
「へへ……お前らも大きくなったなあ」
しみじみしながら呟く。そりゃ俺も年取る筈だ。オリヴィアも四十を過ぎたから、小皺が消えないって嘆いてたしなあ。
「……で? お前はいい相手見つけなかったのか?」
「オレ? オレはもうずっと相手いるしね」
「え? そうだったの?」
「そうだよ」
当然のように言われたけど、全然知らなかった。
「そうかあ……そうだったのかあ。なら……」
なら、こいつらももう十分に強くなったし、他に大事な人ができたのなら、俺がいなくなっても危険はないんじゃないか。
でも、結婚式は出たいなあ。半分親な気分だから、子供の門出を心ゆくまま泣いて祝いたい。
ウトウトと心地よい眠気がゆっくりと襲ってくる。
「……ビイ? ならって何?」
「んー。お前らが成人して、結婚したらさ、指南役も卒業だなって思っただけ……」
「――は?」
クロイスの声が、半音低くなった。でも俺は、眠くて眠くて大して何も思わなかった。
「ならお前もさ……いつまでもここに入り浸ってんじゃねえぞ……」
「ビイ、待ってよ」
俺の大切な二人に、誰か他の大切な人ができたその暁には。
――いよいよ俺も、自由になる。
「お前らの結婚式、楽しみだなあ……」
引きずり込まれるような感覚で、夢の中に落ちていく。
夢に降り立つと、青々とした草原に俺は立っていた。青い空と白い雲の背景の中に、俺に向かって手を振るふたつの影がある。
俺は笑顔になると、二人に向かって大きく手を振った。
長いこと待たせてごめんね。今度こそ旅立とう。二人の思い出と一緒に、念願だった墓を建てるんだ――。
「……ビイ? 寝ちゃったの?」
背中からクロイスの声が聞こえた気がしたけど、応えることができないまま俺は深い眠りに落ちていったのだった。
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