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白いアザレア
想いを育むアクアリウムで
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翌日、放課後…
まだどっちが副ルーム長になるか決まっていなかった。
「こうなった以上、やってみるよ。莉子とならやれる気がする」
「いずれ莉子さんにはこの学校のリーダーとして引っ張っていただきたいのです。私は、中学校時代の経験を生かし、そのお手伝いをしたいのです。」と2人も引き下がる事をせず、クラスメイトも私と永遠ちゃんの関係性からこの2人なら大丈夫!という安心感からくる意見と、奏ヶ崎さんの中学校時代の実績や私にとってはなかなか難しいビジョンに信頼や納得する人に別れて、話し合いは平行線をたどった。
結局、担任の先生である髙沢雪さん(27)の鶴の一声で奏ヶ崎霞さんが私の相棒になった。
※ ※
放課後、私はまたまた永遠ちゃんと砂浜に来ていた。
「莉子はすっかり、こっちの人!になった気がするよ!」
「そうかな…そうなれてるならいいけど…」
「なれてるよー!」
「ありがとう、永遠」
「へ?」
「えっと…どうかした?」
「今、なんて…?」
「えっと…ありがとう…って」
「違う違う!嬉しいなぁ!」
「ん?はっ…!」
そっか、素で私、永遠って呼んでた。
そっか。はじめて…
「莉子!もう一度呼んで!」
「永遠」
「もう一回!」
「永遠!」
「嬉しい!ありがと莉子!」
「うん!」
そんな私たちを、遠くから見ている1人の女子生徒がいたことを、この時の私は知らなかった。
まだどっちが副ルーム長になるか決まっていなかった。
「こうなった以上、やってみるよ。莉子とならやれる気がする」
「いずれ莉子さんにはこの学校のリーダーとして引っ張っていただきたいのです。私は、中学校時代の経験を生かし、そのお手伝いをしたいのです。」と2人も引き下がる事をせず、クラスメイトも私と永遠ちゃんの関係性からこの2人なら大丈夫!という安心感からくる意見と、奏ヶ崎さんの中学校時代の実績や私にとってはなかなか難しいビジョンに信頼や納得する人に別れて、話し合いは平行線をたどった。
結局、担任の先生である髙沢雪さん(27)の鶴の一声で奏ヶ崎霞さんが私の相棒になった。
※ ※
放課後、私はまたまた永遠ちゃんと砂浜に来ていた。
「莉子はすっかり、こっちの人!になった気がするよ!」
「そうかな…そうなれてるならいいけど…」
「なれてるよー!」
「ありがとう、永遠」
「へ?」
「えっと…どうかした?」
「今、なんて…?」
「えっと…ありがとう…って」
「違う違う!嬉しいなぁ!」
「ん?はっ…!」
そっか、素で私、永遠って呼んでた。
そっか。はじめて…
「莉子!もう一度呼んで!」
「永遠」
「もう一回!」
「永遠!」
「嬉しい!ありがと莉子!」
「うん!」
そんな私たちを、遠くから見ている1人の女子生徒がいたことを、この時の私は知らなかった。
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