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The end of malicious scheming
「会ってみたい」②
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「それで、乃亜の連絡先は知っているの?」
「申し訳ありませんお姉様。一ファンという形で接触を図った為、連絡先の入手はできません。もう少し策を練るべきでした。」
話しながら頭を下げる颯華。
その様子を周囲にいる人が多少訝しげに見ている。
なぜ人は「申し訳ありません」や、「ありがとうございます」などと通話時に言うと同時に頭を下げたり合掌したりするのか?ということをこの人たちも考えたことがあるはずなのに。
「しかし、お姉様。乃亜がよく現れる場所は知っています」
「そう。なら、今度の週末、その場所に張り込みましょうか」
「構いませんが…その…学校は…」
「早めに切り上げる、なんてことはしたくないから車を手配しておいて終わり次第すぐ向かえるようにしておきましょう」
「なるほど…それならなんとかなるかと思います。さすがお姉様。」
「褒めるなら、お土産にポテトを買ってきて。そしたら…2人で半分こして一緒に食べよ~ね~!ね、ふ~ちゃん!」
「なっ、と、とにかく冷めないように早く帰宅しますね。ではっ!」
楓華は通話を終え、小走りでお店の中に戻っていった。
「い、今の私への呼び方はやはり、は、恥ずかしいです…!」
楓華はお店に入店してすぐ、足がつってしまった。
「なっ、えっ、今ですか!?こうなれば、気力で2分で鎮めてみせます!」
えー多分無理です。
「申し訳ありませんお姉様。一ファンという形で接触を図った為、連絡先の入手はできません。もう少し策を練るべきでした。」
話しながら頭を下げる颯華。
その様子を周囲にいる人が多少訝しげに見ている。
なぜ人は「申し訳ありません」や、「ありがとうございます」などと通話時に言うと同時に頭を下げたり合掌したりするのか?ということをこの人たちも考えたことがあるはずなのに。
「しかし、お姉様。乃亜がよく現れる場所は知っています」
「そう。なら、今度の週末、その場所に張り込みましょうか」
「構いませんが…その…学校は…」
「早めに切り上げる、なんてことはしたくないから車を手配しておいて終わり次第すぐ向かえるようにしておきましょう」
「なるほど…それならなんとかなるかと思います。さすがお姉様。」
「褒めるなら、お土産にポテトを買ってきて。そしたら…2人で半分こして一緒に食べよ~ね~!ね、ふ~ちゃん!」
「なっ、と、とにかく冷めないように早く帰宅しますね。ではっ!」
楓華は通話を終え、小走りでお店の中に戻っていった。
「い、今の私への呼び方はやはり、は、恥ずかしいです…!」
楓華はお店に入店してすぐ、足がつってしまった。
「なっ、えっ、今ですか!?こうなれば、気力で2分で鎮めてみせます!」
えー多分無理です。
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