128 / 416
第9章 フォレスト国
第128話 ダークエルフの隠れ里
しおりを挟む
「長老…………?」
門番の呟きに反応してか、1人のダークエルフがこちらへと歩いてくる。長く使い込まれたであろう杖をつき、鋭い目を門番へと向けながらだ。相当年老いているはずであろうがその動作に衰えは見られず、一歩一歩を確かな足取りで進んでくる。全体的に隙のないその動きからは実力者であることが窺える。おそらく、リースと同程度の実力だろう。
「ジェイド、お主は自分が今、何をしているのか分かっておるのか?」
「は、はい。私はただこの不届きな侵入者を排除しようと……………」
「それが間違っておるという可能性を少しも考えなかったのか?」
「え…………」
「お主は先程、何と言った?"中身を知ろうとせず、外見だけで判断されてきた我々は他種族から散々な扱いを受けてきたんだ"…………そう言わなかったか?」
「は、はい」
「お主が今、まさに彼等にしようとしていることがそれそのものではないのか?彼等の話を聞いて人間性や中身を判断せず、外見から他種族で薄汚い連中だと決め付けて排除しようとする……………これでは我々がされてきたことと同じではないか」
「で、ですがローズが!」
「何と言っておった?彼等のことを仲間であり、家族とまで言ったんじゃぞ?さらには彼等に襲い掛かろうとするお主を必死に止めようとまでした。そこまでさせておいて、手を止めないということは目の前にいるローズのことも信じていないということになる」
「そ、それはっ!」
「ローズの顔を見るんじゃ。それでもまだ信じられないか?」
「ジェイドさん……………」
「ローズ…………」
そこから約20秒ほど沈黙の時間が流れた。その間は誰1人この場を動こうとせず、少し張り詰めた空気が漂っていた。しかし、ローズの顔から何かを得たのか、ジェイドと呼ばれた男は1つため息を吐くとこちらへ向かって歩き出し、俺達の目の前まで来て、いきなり土下座をしだした。
「お客人!この度はこちらの身勝手な判断から、いくつもの無礼な態度や暴言をしてしまったこと、本当にすまなかった!!」
「頭を上げろ。別に気にしていない。お前は仲間達を守ろうと必死だったんだ。その行動を称賛することはあれど否定したりはしない」
俺がそう言った直後、一陣の風が吹いた。いつの間にか離れた距離を詰め、いきなり目の前に先程の長老とやらが現れた…………ように常人の目には映っただろう。見れば、持っていた杖を俺の方に振り下ろそうとしていたところだった。それをリースが自身の持つ山吹色をした綺麗なシャムシールで受け止めていた。
「ほぅ…………これを止めるか」
「いきなり何をするんだ!それも今、許してやったばかりのシンヤに対して」
長老の感心した声に苛ついた様子を見せたリースが答えた。俺はリースを落ち着かせようと2人の間に割って入り、リースを下がらせた。
「落ち着け、リース。この爺さんには殺気がない。そんなことはお前以外、全員気が付いている。だから、誰も反応しなかっただろ?」
「……………」
「俺の為を思って動いてくれるのは構わないがまずは周りの状況を読み、相手の様子を常に警戒することを覚えてくれ。それと爺さんの実力はお前とほぼ同じ。つまり、他のメンバーが仮に襲われたところで何も問題はない」
「うっ…………ぐすっ」
「泣くな。別に責めている訳じゃない。お前の行動は素直に嬉しかったぞ。でも、もう少し修行が必要だな」
「……………うん、分かった」
「よし……………で、爺さん、何のつもりだ?あんたの茶番のせいでうちの大切なメンバーが軽く泣いてしまったんだが」
「これは失礼した。お主らの実力を少し計りたくての…………しかし、これは参った。そこの金髪坊や以外はまるで微動だにせんかった。薄々気が付いておったが、1人1人がワシよりも確実に強いな。やはり、お主らが"黒天の星"の者達というのは本当のようだな」
「それはどうかな?門番の言うことにも一理あると思うが?俺達がローズを唆して隠れ里に侵入して、何か良からぬことを企むとか…………爺さんも勘づいてるように俺達はアンタらよりもよっぽど強い。一瞬でアンタら里の者達を亡き者にして、去ることなど造作もないんだ。あっさりと認めるには早いんじゃないのか?」
「もし、偽物ならばワシらを殺るチャンスなどいくらでもあった。それにローズのあの訴えかけが演技だとは到底思えん。何より、そんなことを企んでいる者がわざわざ自分達の正体に疑問を持たないのかなんて問いかけをする余裕などはないはずじゃ」
「なるほどな」
「という訳でお主らが本物の"黒天の星"の者達で間違いはないじゃろ。それが分かったところで改めて自己紹介をさせて欲しい。ワシの名はシード。このダークエルフの隠れ里の長老をしている者じゃ。この度は里の者が勘違いから無礼な振る舞いをしてしまい、誠に申し訳なかった。それから、今までローズを仲間として家族として扱ってくれて、ありがとう」
「礼には及ばん。ローズは俺達にとって大切な存在だ。それは強制されたからでもなければ、何か見返りがあったからでもない。俺達が心の底から彼女を必要としていたからだ」
「そう言ってもらえて大変嬉しいのぅ。どうやら、お主ら"黒天の星"が多種族でできたクランというのは本当のようじゃの」
「ああ………………っと改めて俺も名乗ろう。俺はシンヤ。冒険者をしている者だ。今日はローズの里帰りに付き合わせてもらいにここまでやって来た」
「それはご苦労様じゃ。特にめぼしいものはない里じゃがゆっくりしていってくれ」
「ああ。お邪魔させてもらう」
「いらっしゃい。ようこそ、ダークエルフの隠れ里へ」
俺達は長老の案内で里の中へと入っていく。チラリとローズを見てみるととても嬉しそうな顔をしていた。やはり久しぶりに仲間に会えるのが嬉しいのだろう。その表情を見れただけでもここへ来た甲斐があった。と同時にこの行為が間違っていなかったことに少しホッとしていた。
門番の呟きに反応してか、1人のダークエルフがこちらへと歩いてくる。長く使い込まれたであろう杖をつき、鋭い目を門番へと向けながらだ。相当年老いているはずであろうがその動作に衰えは見られず、一歩一歩を確かな足取りで進んでくる。全体的に隙のないその動きからは実力者であることが窺える。おそらく、リースと同程度の実力だろう。
「ジェイド、お主は自分が今、何をしているのか分かっておるのか?」
「は、はい。私はただこの不届きな侵入者を排除しようと……………」
「それが間違っておるという可能性を少しも考えなかったのか?」
「え…………」
「お主は先程、何と言った?"中身を知ろうとせず、外見だけで判断されてきた我々は他種族から散々な扱いを受けてきたんだ"…………そう言わなかったか?」
「は、はい」
「お主が今、まさに彼等にしようとしていることがそれそのものではないのか?彼等の話を聞いて人間性や中身を判断せず、外見から他種族で薄汚い連中だと決め付けて排除しようとする……………これでは我々がされてきたことと同じではないか」
「で、ですがローズが!」
「何と言っておった?彼等のことを仲間であり、家族とまで言ったんじゃぞ?さらには彼等に襲い掛かろうとするお主を必死に止めようとまでした。そこまでさせておいて、手を止めないということは目の前にいるローズのことも信じていないということになる」
「そ、それはっ!」
「ローズの顔を見るんじゃ。それでもまだ信じられないか?」
「ジェイドさん……………」
「ローズ…………」
そこから約20秒ほど沈黙の時間が流れた。その間は誰1人この場を動こうとせず、少し張り詰めた空気が漂っていた。しかし、ローズの顔から何かを得たのか、ジェイドと呼ばれた男は1つため息を吐くとこちらへ向かって歩き出し、俺達の目の前まで来て、いきなり土下座をしだした。
「お客人!この度はこちらの身勝手な判断から、いくつもの無礼な態度や暴言をしてしまったこと、本当にすまなかった!!」
「頭を上げろ。別に気にしていない。お前は仲間達を守ろうと必死だったんだ。その行動を称賛することはあれど否定したりはしない」
俺がそう言った直後、一陣の風が吹いた。いつの間にか離れた距離を詰め、いきなり目の前に先程の長老とやらが現れた…………ように常人の目には映っただろう。見れば、持っていた杖を俺の方に振り下ろそうとしていたところだった。それをリースが自身の持つ山吹色をした綺麗なシャムシールで受け止めていた。
「ほぅ…………これを止めるか」
「いきなり何をするんだ!それも今、許してやったばかりのシンヤに対して」
長老の感心した声に苛ついた様子を見せたリースが答えた。俺はリースを落ち着かせようと2人の間に割って入り、リースを下がらせた。
「落ち着け、リース。この爺さんには殺気がない。そんなことはお前以外、全員気が付いている。だから、誰も反応しなかっただろ?」
「……………」
「俺の為を思って動いてくれるのは構わないがまずは周りの状況を読み、相手の様子を常に警戒することを覚えてくれ。それと爺さんの実力はお前とほぼ同じ。つまり、他のメンバーが仮に襲われたところで何も問題はない」
「うっ…………ぐすっ」
「泣くな。別に責めている訳じゃない。お前の行動は素直に嬉しかったぞ。でも、もう少し修行が必要だな」
「……………うん、分かった」
「よし……………で、爺さん、何のつもりだ?あんたの茶番のせいでうちの大切なメンバーが軽く泣いてしまったんだが」
「これは失礼した。お主らの実力を少し計りたくての…………しかし、これは参った。そこの金髪坊や以外はまるで微動だにせんかった。薄々気が付いておったが、1人1人がワシよりも確実に強いな。やはり、お主らが"黒天の星"の者達というのは本当のようだな」
「それはどうかな?門番の言うことにも一理あると思うが?俺達がローズを唆して隠れ里に侵入して、何か良からぬことを企むとか…………爺さんも勘づいてるように俺達はアンタらよりもよっぽど強い。一瞬でアンタら里の者達を亡き者にして、去ることなど造作もないんだ。あっさりと認めるには早いんじゃないのか?」
「もし、偽物ならばワシらを殺るチャンスなどいくらでもあった。それにローズのあの訴えかけが演技だとは到底思えん。何より、そんなことを企んでいる者がわざわざ自分達の正体に疑問を持たないのかなんて問いかけをする余裕などはないはずじゃ」
「なるほどな」
「という訳でお主らが本物の"黒天の星"の者達で間違いはないじゃろ。それが分かったところで改めて自己紹介をさせて欲しい。ワシの名はシード。このダークエルフの隠れ里の長老をしている者じゃ。この度は里の者が勘違いから無礼な振る舞いをしてしまい、誠に申し訳なかった。それから、今までローズを仲間として家族として扱ってくれて、ありがとう」
「礼には及ばん。ローズは俺達にとって大切な存在だ。それは強制されたからでもなければ、何か見返りがあったからでもない。俺達が心の底から彼女を必要としていたからだ」
「そう言ってもらえて大変嬉しいのぅ。どうやら、お主ら"黒天の星"が多種族でできたクランというのは本当のようじゃの」
「ああ………………っと改めて俺も名乗ろう。俺はシンヤ。冒険者をしている者だ。今日はローズの里帰りに付き合わせてもらいにここまでやって来た」
「それはご苦労様じゃ。特にめぼしいものはない里じゃがゆっくりしていってくれ」
「ああ。お邪魔させてもらう」
「いらっしゃい。ようこそ、ダークエルフの隠れ里へ」
俺達は長老の案内で里の中へと入っていく。チラリとローズを見てみるととても嬉しそうな顔をしていた。やはり久しぶりに仲間に会えるのが嬉しいのだろう。その表情を見れただけでもここへ来た甲斐があった。と同時にこの行為が間違っていなかったことに少しホッとしていた。
13
あなたにおすすめの小説
ハーレムキング
チドリ正明@不労所得発売中!!
ファンタジー
っ転生特典——ハーレムキング。
効果:対女の子特攻強制発動。誰もが目を奪われる肉体美と容姿を獲得。それなりに優れた話術を獲得。※ただし、女性を堕とすには努力が必要。
日本で事故死した大学2年生の青年(彼女いない歴=年齢)は、未練を抱えすぎたあまり神様からの転生特典として【ハーレムキング】を手に入れた。
青年は今日も女の子を口説き回る。
「ふははははっ! 君は美しい! 名前を教えてくれ!」
「変な人!」
※2025/6/6 完結。
レベルアップに魅せられすぎた男の異世界探求記(旧題カンスト厨の異世界探検記)
荻野
ファンタジー
ハーデス 「ワシとこの遺跡ダンジョンをそなたの魔法で成仏させてくれぬかのぅ?」
俺 「確かに俺の神聖魔法はレベルが高い。神様であるアンタとこのダンジョンを成仏させるというのも出来るかもしれないな」
ハーデス 「では……」
俺 「だが断る!」
ハーデス 「むっ、今何と?」
俺 「断ると言ったんだ」
ハーデス 「なぜだ?」
俺 「……俺のレベルだ」
ハーデス 「……は?」
俺 「あともう数千回くらいアンタを倒せば俺のレベルをカンストさせられそうなんだ。だからそれまでは聞き入れることが出来ない」
ハーデス 「レベルをカンスト? お、お主……正気か? 神であるワシですらレベルは9000なんじゃぞ? それをカンスト? 神をも上回る力をそなたは既に得ておるのじゃぞ?」
俺 「そんなことは知ったことじゃない。俺の目標はレベルをカンストさせること。それだけだ」
ハーデス 「……正気……なのか?」
俺 「もちろん」
異世界に放り込まれた俺は、昔ハマったゲームのように異世界をコンプリートすることにした。
たとえ周りの者たちがなんと言おうとも、俺は異世界を極め尽くしてみせる!
異世界転移「スキル無!」~授かったユニークスキルは「なし」ではなく触れたモノを「無」に帰す最強スキルだったようです~
夢・風魔
ファンタジー
林間学校の最中に召喚(誘拐?)された鈴村翔は「スキルが無い役立たずはいらない」と金髪縦ロール女に言われ、その場に取り残された。
しかしそのスキル鑑定は間違っていた。スキルが無いのではなく、転移特典で授かったのは『無』というスキルだったのだ。
とにかく生き残るために行動を起こした翔は、モンスターに襲われていた双子のエルフ姉妹を助ける。
エルフの里へと案内された翔は、林間学校で用意したキャンプ用品一式を使って彼らの食生活を改革することに。
スキル『無』で時々無双。双子の美少女エルフや木に宿る幼女精霊に囲まれ、翔の異世界生活冒険譚は始まった。
*小説家になろう・カクヨムでも投稿しております(完結済み
荷物持ちの代名詞『カード収納スキル』を極めたら異世界最強の運び屋になりました
夢幻の翼
ファンタジー
使い勝手が悪くて虐げられている『カード収納スキル』をメインスキルとして与えられた転生系主人公の成り上がり物語になります。
スキルがレベルアップする度に出来る事が増えて周りを巻き込んで世の中の発展に貢献します。
ハーレムものではなく正ヒロインとのイチャラブシーンもあるかも。
驚きあり感動ありニヤニヤありの物語、是非一読ください。
※カクヨムで先行配信をしています。
レベルを上げて通販で殴る~囮にされて落とし穴に落とされたが大幅レベルアップしてざまぁする。危険な封印ダンジョンも俺にかかればちょろいもんさ~
喰寝丸太
ファンタジー
異世界に転移した山田(やまだ) 無二(むに)はポーターの仕事をして早6年。
おっさんになってからも、冒険者になれずくすぶっていた。
ある日、モンスター無限増殖装置を誤って作動させたパーティは無二を囮にして逃げ出す。
落とし穴にも落とされ絶体絶命の無二。
機転を利かせ助かるも、そこはダンジョンボスの扉の前。
覚悟を決めてボスに挑む無二。
通販能力でからくも勝利する。
そして、ダンジョンコアの魔力を吸出し大幅レベルアップ。
アンデッドには聖水代わりに殺菌剤、光魔法代わりに紫外線ライト。
霧のモンスターには掃除機が大活躍。
異世界モンスターを現代製品の通販で殴る快進撃が始まった。
カクヨム、小説家になろう、アルファポリスに掲載しております。
クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~
いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。
他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。
「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。
しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。
1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化!
自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働!
「転移者が世界を良くする?」
「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」
追放された少年の第2の人生が、始まる――!
※本作品は他サイト様でも掲載中です。
アイテムボックスの最も冴えた使い方~チュートリアル1億回で最強になったが、実力隠してアイテムボックス内でスローライフしつつ駄竜とたわむれる~
うみ
ファンタジー
「アイテムボックス発動 収納 自分自身!」
これしかないと思った!
自宅で休んでいたら突然異世界に拉致され、邪蒼竜と名乗る強大なドラゴンを前にして絶対絶命のピンチに陥っていたのだから。
奴に言われるがままステータスと叫んだら、アイテムボックスというスキルを持っていることが分かった。
得た能力を使って何とかピンチを逃れようとし、思いついたアイデアを咄嗟に実行に移したんだ。
直後、俺の体はアイテムボックスの中に入り、難を逃れることができた。
このまま戻っても捻りつぶされるだけだ。
そこで、アイテムボックスの中は時間が流れないことを利用し、チュートリアルバトルを繰り返すこと1億回。ついにレベルがカンストする。
アイテムボックスの外に出た俺はドラゴンの角を折り、危機を脱する。
助けた竜の巫女と共に彼女の村へ向かうことになった俺だったが――。
イレギュラーから始まるポンコツハンター 〜Fランクハンターが英雄を目指したら〜
KeyBow
ファンタジー
遡ること20年前、世界中に突如として同時に多数のダンジョンが出現し、人々を混乱に陥れた。そのダンジョンから湧き出る魔物たちは、生活を脅かし、冒険者たちの誕生を促した。
主人公、市河銀治は、最低ランクのハンターとして日々を生き抜く高校生。彼の家計を支えるため、ダンジョンに潜り続けるが、その実力は周囲から「洋梨」と揶揄されるほどの弱さだ。しかし、銀治の心には、行方不明の父親を思う強い思いがあった。
ある日、クラスメイトの春森新司からレイド戦への参加を強要され、銀治は不安を抱えながらも挑むことを決意する。しかし、待ち受けていたのは予想外の強敵と仲間たちの裏切り。絶望的な状況で、銀治は新たなスキルを手に入れ、運命を切り開くために立ち上がる。
果たして、彼は仲間たちを救い、自らの運命を変えることができるのか?友情、裏切り、そして成長を描くアクションファンタジーここに始まる!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる