日本語教師日誌

藤堂Máquina

文字の大きさ
21 / 85

5月1日

しおりを挟む
5月1日

今日の授業は二つ。
今日の授業の予約も二つ。
授業の一つは体験授業で、もう一つはN4レベルの授業だった。
体験授業はアメリカに住む学生で、レベルは初心者であった。
自分で少しだけ勉強したようで、ひらがなとカタカナは概ね問題ないと言っており、自己紹介をしてもらったり、語彙力を調べるために簡単な質問をした。
数字や日付の言い方、曜日なども言うことができて、基礎は何も問題なかった。
会話も楽しくできたため、人間関係の面からもこの先授業をするに問題はないように思う。
来週また予約を入れてくれたため、十分な成果があったといえよう。
二コマ目はN4だった。
N4の文法の確認と、語彙のチェックだった。
文法テーマは以前他の学生にもした「たところ」「するところ」「しているところ」に加えて、「までに」や「まるで」など細々したシンプルな文法を導入した。
本来文法は一度に詰め込まないほうがいいのだが、予備知識のある学生だったため、すんなりと理解してくれた。
語彙は「以上」「以下」など、紛らわしいものを導入し、ついでに「未満」も教えたが、この「以」の漢字もN4レベルであり、漢字を学ぶ上でも理解した方がいい。
教師をするにあたって、どのレベルでどの文法を勉強するのかを把握するべきなのだが、自分で資料をまとめるなり、授業をするなりしなければなかなか覚えられない。
教科書によっても出てくる順番や、レベルが違ってくることもあるので、N4とN 5の文法の記憶の中で両方に登場する文法もある。
できる限りそれを記憶し、教え方や類似表現との違いなども理解しておかなければならない。
この仕事をするにあたって必要なスキルだ。
いざ学生に質問された時に答えられないと、それこそ信用が薄れる。
信用が薄れれば学生が離れていくのも時間の問題だ。
学生が離れれば仕事がなくなるため、その度不安が訪れる。
仕事が無いことへの不安と、仕事が無くなることへの不安のせいで、授業がない時間は自分の勉強をしなければならない。
そうは言うものの、私自身は気分屋のため、気が向かない時は勉強をしない。
ある意味でこの仕事に向いているのかもしれないが、危機感がないと言えばない。
厳密に言えば危機感はあるのだが、それを解決するための努力をすることの動機に気分が必要なのだ。
正直なところ、それはどうでもよく、短所は考えずに長所を生かすことを考えるべきだと思う。
しおりを挟む
感想 2

あなたにおすすめの小説

カレイなる日々

隠井迅
エッセイ・ノンフィクション
2022年の夏から巡り始めた書き手のカレー題材のエッセイです。

熟女愛好家ユウスケの青春(熟女漁り)

MisakiNonagase
恋愛
高校まで勉強一筋で大学デビューをしたユウスケは家庭教師の教え子の母親と不倫交際するが、彼にとって彼女とが初の男女交際。そこでユウスケは自分が熟女好きだと自覚する。それからユウスケは戦略と実戦を重ねて、清潔感と聞き上手を武器にたくさんの熟女と付き合うことになるストーリーです。

とある男の包〇治療体験記

moz34
エッセイ・ノンフィクション
手術の体験記

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

中1でEカップって巨乳だから熱く甘く生きたいと思う真理(マリー)と小説家を目指す男子、光(みつ)のラブな日常物語

jun( ̄▽ ̄)ノ
大衆娯楽
 中1でバスト92cmのブラはEカップというマリーと小説家を目指す男子、光の日常ラブ  ★作品はマリーの語り、一人称で進行します。

痩せたがりの姫言(ひめごと)

エフ=宝泉薫
青春
ヒロインは痩せ姫。 姫自身、あるいは周囲の人たちが密かな本音をつぶやきます。 だから「姫言」と書いてひめごと。 別サイト(カクヨム)で書いている「隠し部屋のシルフィーたち」もテイストが似ているので、混ぜることにしました。 語り手も、語られる対象も、作品ごとに異なります。

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

処理中です...