65 / 70
第65話 最期
「ローシュ……」
罪人であるならば、もう敬語はいらないだろう。
しかしこうして彼を見ると、会いたかったような会いたくなかったような、不思議な気持ちになる。
立ち会いたいと、最期を見たいと言ったのは自分なのに。
彼がいたのは周囲から隔絶された牢で、とても静かな場所であった。
話にしか聞いたことはなかったが、国家に仇なした凶悪犯が入る所で、逃げられないように強固な造りとなっている。
ただ静かなのではなく、他の人の気配もなく、生活音も聞こえない、まさに無音な所だ。
(結構精神に来るものね……)
日も差し込まず、魔道具の灯りだけが頼りなんて、時間の感覚もなくなりそうだ。
(誰とも話せないし、音もない。時間もわからないなんて、気が狂いそうね)
こんな所に居て彼は正気を保てているのだろうか?
仄かな灯りの中、牢にはローシュらしき人がいるのは見えている。こちらにはまだ気づいていないようだ。
微かに見えるその顔には以前の面影はなく、落ち窪んだ目や痩けた頬を見るにだいぶ弱っており、神経を擦り減らしているように見える。
(それにしても、あんなに痩せる程月日は経っていたかしら)
彼と最後に会った日からどれぐらい過ぎただろう。
別れてすぐに入れられたわけではないはずだ。詳しい聞き取りや、裁判があったのだから。
(新聞でもローシュについて書かれていたわね、あれはいつの記事だったかしら)
指折り数えて思い出そうとしていたら、ローシュがこちらに気づいたようで、よろけながらも駆け寄ってくる。
「兄様、エカテリーナ……お願いだから、助けて」
しゃがれた声で必死に訴えられる。
しばらく人と話をしていなかったのだろう、呂律もいまいちで聞き取りづらい。
憔悴しているのはありありとわかるが、そう言われても困る。私達が来たのは全く反対の目的なのだから。
牢越しとはいえ彼の目に映りたくない思っていたら、リヴィオが庇うように前に出てくれた。
リヴィオの好意に甘えて彼の背中に隠れながら、ローシュの様子を窺う。
「私には何も出来ません」
ここには魔封じの仕掛けもあるし、これでは私の魔法でも助けようがない。
(エイシャスさんと力を合わせればいけるかしら?)
ちらりと彼女を見るが、表情すら崩さずカルロス様に付き従っている。
ローシュへの関心は薄そうだ。
物理的な問題以外にも、彼を助ける事は出来ないに決まっている。
正式な判決が下っているのですもの。
「ローシュ。俺やエカテリーナ嬢は、お前に最期の挨拶をしにきたのだよ」
「最後?」
ローシュは怪訝そうだ。
こんな場所で一生を過ごすわけではないのだから、まだ寛大な判決よね。
「あなたに手を下すことは出来ないけれど、立ち会う事は出来ると特別に許可を得ましたの」
強引な手ではあっただろうけど、王家より許可が貰えたのだ。
両陛下は息子の最期を見るのは辛いと臥せっているらしい。そして、あろうことか立ち会うといったカルロス様に対しては、怒りを持っているそうだ。
(あの方々も意味がわからないわね。カルロス様は自身の務めとしてこのような辛い場にいるだけなのに)
刑を執行するのは別な者だが、身内の不始末をこうして見届けようというのは殊勝な心掛けだと思うのだけど。
とことん陛下達は逃げの一手しか取らないようね。
「立ち会う? 何の事だか……」
困惑した顔から一転して恐怖に慄く表情となる。
「そんな、まさか今日が?」
恐怖でガタガタと震え始めるローシュに憐れみは覚えるものの、助けたいとは思わない。
今生の別れは間もなくだ。
刑を執行するものや、見届けの為の医師などが、静かにカルロス様の元まで来た。
辛さを抑えているのか、カルロス様の顔は何も読み取れないような無表情となっている。
「毒杯を」
その言葉をカルロス様が口にした途端、ローシュは壁際まで勢いよく後退した。
「いやだ、何で僕がそんな目に合わなければいけないんだ!」
本気でわからないのだろうか。
ローシュが泣き喚くから、刑の執行がなかなか進まない。
最期くらい潔く、なんてはいかないものね。王族としての矜持はないのかしら。
(いくら泣こうが喚こうが、刑は執行されるわ)
侯爵家の者である私を王族が害そうとしたのだから、世間が見逃すはずはない。
記憶を失った婚約者への無礼の数々は、他の貴族への不信感を集めるのに充分であった。
学園でのローシュの振る舞いは、通う貴族の子息息女からその親に伝わり、静かに皆に伝播したのである。
婚約という大事な契約を結んだ者を冷遇していたのだから、自分らもそうして冷遇され、切り捨てられるのではないかと考えられても、不思議ではない。
その事に思い至らなかったのはローシュや下位貴族の者達だけだ。
そしてタリフィル子爵家との繋がりもまたローシュの信頼を地に落とすものとなった。
彼らが教団に脅されていたのは私に怪我をさせようと計画していただけではなく、違法な商売に手を染めていたのもある。
そこを突かれ、誰にも助けを呼べず、拠点として屋敷を明け渡すようになってしまったらしい。
知らずにとは言え、ローシュはその違法商売で手に入れた恩恵にあやかり、ラウドとの絆も深めていた。
無知さと無力さを世間に存分に広めるものであろう。
そんな彼らは既にいない。一族もろとももう目にすることはなくなった。
(もしも本当に私がローシュに殺されていたら、この国は戦火に見舞われたでしょうね)
そんな事になればお父様が黙っているわけはない。派閥の者や他の貴族も王家の理不尽さに反旗を翻しただろう。
そのような愚行を犯した第二王子を、野放しにするわけがない。
どのみちローシュの未来は閉ざされていたのだ。
私を手放した時点で。
静かに昔を思い出していると苦鳴と怨嗟の声が聞こえる。
苦しみで壁や床を引っ掻く音。
毒により腹から込み上げてきた血の匂い。
少しずつ物音やうめき声が小さくなっていく。
そして数分経過したのだろうか、ようやく今、全てが終わった。
罪人であるならば、もう敬語はいらないだろう。
しかしこうして彼を見ると、会いたかったような会いたくなかったような、不思議な気持ちになる。
立ち会いたいと、最期を見たいと言ったのは自分なのに。
彼がいたのは周囲から隔絶された牢で、とても静かな場所であった。
話にしか聞いたことはなかったが、国家に仇なした凶悪犯が入る所で、逃げられないように強固な造りとなっている。
ただ静かなのではなく、他の人の気配もなく、生活音も聞こえない、まさに無音な所だ。
(結構精神に来るものね……)
日も差し込まず、魔道具の灯りだけが頼りなんて、時間の感覚もなくなりそうだ。
(誰とも話せないし、音もない。時間もわからないなんて、気が狂いそうね)
こんな所に居て彼は正気を保てているのだろうか?
仄かな灯りの中、牢にはローシュらしき人がいるのは見えている。こちらにはまだ気づいていないようだ。
微かに見えるその顔には以前の面影はなく、落ち窪んだ目や痩けた頬を見るにだいぶ弱っており、神経を擦り減らしているように見える。
(それにしても、あんなに痩せる程月日は経っていたかしら)
彼と最後に会った日からどれぐらい過ぎただろう。
別れてすぐに入れられたわけではないはずだ。詳しい聞き取りや、裁判があったのだから。
(新聞でもローシュについて書かれていたわね、あれはいつの記事だったかしら)
指折り数えて思い出そうとしていたら、ローシュがこちらに気づいたようで、よろけながらも駆け寄ってくる。
「兄様、エカテリーナ……お願いだから、助けて」
しゃがれた声で必死に訴えられる。
しばらく人と話をしていなかったのだろう、呂律もいまいちで聞き取りづらい。
憔悴しているのはありありとわかるが、そう言われても困る。私達が来たのは全く反対の目的なのだから。
牢越しとはいえ彼の目に映りたくない思っていたら、リヴィオが庇うように前に出てくれた。
リヴィオの好意に甘えて彼の背中に隠れながら、ローシュの様子を窺う。
「私には何も出来ません」
ここには魔封じの仕掛けもあるし、これでは私の魔法でも助けようがない。
(エイシャスさんと力を合わせればいけるかしら?)
ちらりと彼女を見るが、表情すら崩さずカルロス様に付き従っている。
ローシュへの関心は薄そうだ。
物理的な問題以外にも、彼を助ける事は出来ないに決まっている。
正式な判決が下っているのですもの。
「ローシュ。俺やエカテリーナ嬢は、お前に最期の挨拶をしにきたのだよ」
「最後?」
ローシュは怪訝そうだ。
こんな場所で一生を過ごすわけではないのだから、まだ寛大な判決よね。
「あなたに手を下すことは出来ないけれど、立ち会う事は出来ると特別に許可を得ましたの」
強引な手ではあっただろうけど、王家より許可が貰えたのだ。
両陛下は息子の最期を見るのは辛いと臥せっているらしい。そして、あろうことか立ち会うといったカルロス様に対しては、怒りを持っているそうだ。
(あの方々も意味がわからないわね。カルロス様は自身の務めとしてこのような辛い場にいるだけなのに)
刑を執行するのは別な者だが、身内の不始末をこうして見届けようというのは殊勝な心掛けだと思うのだけど。
とことん陛下達は逃げの一手しか取らないようね。
「立ち会う? 何の事だか……」
困惑した顔から一転して恐怖に慄く表情となる。
「そんな、まさか今日が?」
恐怖でガタガタと震え始めるローシュに憐れみは覚えるものの、助けたいとは思わない。
今生の別れは間もなくだ。
刑を執行するものや、見届けの為の医師などが、静かにカルロス様の元まで来た。
辛さを抑えているのか、カルロス様の顔は何も読み取れないような無表情となっている。
「毒杯を」
その言葉をカルロス様が口にした途端、ローシュは壁際まで勢いよく後退した。
「いやだ、何で僕がそんな目に合わなければいけないんだ!」
本気でわからないのだろうか。
ローシュが泣き喚くから、刑の執行がなかなか進まない。
最期くらい潔く、なんてはいかないものね。王族としての矜持はないのかしら。
(いくら泣こうが喚こうが、刑は執行されるわ)
侯爵家の者である私を王族が害そうとしたのだから、世間が見逃すはずはない。
記憶を失った婚約者への無礼の数々は、他の貴族への不信感を集めるのに充分であった。
学園でのローシュの振る舞いは、通う貴族の子息息女からその親に伝わり、静かに皆に伝播したのである。
婚約という大事な契約を結んだ者を冷遇していたのだから、自分らもそうして冷遇され、切り捨てられるのではないかと考えられても、不思議ではない。
その事に思い至らなかったのはローシュや下位貴族の者達だけだ。
そしてタリフィル子爵家との繋がりもまたローシュの信頼を地に落とすものとなった。
彼らが教団に脅されていたのは私に怪我をさせようと計画していただけではなく、違法な商売に手を染めていたのもある。
そこを突かれ、誰にも助けを呼べず、拠点として屋敷を明け渡すようになってしまったらしい。
知らずにとは言え、ローシュはその違法商売で手に入れた恩恵にあやかり、ラウドとの絆も深めていた。
無知さと無力さを世間に存分に広めるものであろう。
そんな彼らは既にいない。一族もろとももう目にすることはなくなった。
(もしも本当に私がローシュに殺されていたら、この国は戦火に見舞われたでしょうね)
そんな事になればお父様が黙っているわけはない。派閥の者や他の貴族も王家の理不尽さに反旗を翻しただろう。
そのような愚行を犯した第二王子を、野放しにするわけがない。
どのみちローシュの未来は閉ざされていたのだ。
私を手放した時点で。
静かに昔を思い出していると苦鳴と怨嗟の声が聞こえる。
苦しみで壁や床を引っ掻く音。
毒により腹から込み上げてきた血の匂い。
少しずつ物音やうめき声が小さくなっていく。
そして数分経過したのだろうか、ようやく今、全てが終わった。
あなたにおすすめの小説
この婚約は白い結婚に繋がっていたはずですが? 〜深窓の令嬢は赤獅子騎士団長に溺愛される〜
氷雨そら
恋愛
婚約相手のいない婚約式。
通常であれば、この上なく惨めであろうその場所に、辺境伯令嬢ルナシェは、美しいベールをなびかせて、毅然とした姿で立っていた。
ベールから、こぼれ落ちるような髪は白銀にも見える。プラチナブロンドが、日差しに輝いて神々しい。
さすがは、白薔薇姫との呼び名高い辺境伯令嬢だという周囲の感嘆。
けれど、ルナシェの内心は、実はそれどころではなかった。
(まさかのやり直し……?)
先ほど確かに、ルナシェは断頭台に露と消えたのだ。しかし、この場所は確かに、あの日経験した、たった一人の婚約式だった。
ルナシェは、人生を変えるため、婚約式に現れなかった婚約者に、婚約破棄を告げるため、激戦の地へと足を向けるのだった。
小説家になろう様にも投稿しています。
とある虐げられた侯爵令嬢の華麗なる後ろ楯~拾い人したら溺愛された件
紅位碧子 kurenaiaoko
恋愛
侯爵令嬢リリアーヌは、10歳で母が他界し、その後義母と義妹に虐げられ、
屋敷ではメイド仕事をして過ごす日々。
そんな中で、このままでは一生虐げられたままだと思い、一念発起。
母の遺言を受け、自分で自分を幸せにするために行動を起こすことに。
そんな中、偶然訳ありの男性を拾ってしまう。
しかし、その男性がリリアーヌの未来を作る救世主でーーーー。
メイド仕事の傍らで隠れて淑女教育を完璧に終了させ、語学、経営、経済を学び、
財産を築くために屋敷のメイド姿で見聞きした貴族社会のことを小説に書いて出版し、それが大ヒット御礼!
学んだことを生かし、商会を設立。
孤児院から人材を引き取り育成もスタート。
出版部門、観劇部門、版権部門、商品部門など次々と商いを展開。
そこに隣国の王子も参戦してきて?!
本作品は虐げられた環境の中でも懸命に前を向いて頑張る
とある侯爵令嬢が幸せを掴むまでの溺愛×サクセスストーリーです♡
*誤字脱字多数あるかと思います。
*初心者につき表現稚拙ですので温かく見守ってくださいませ
*ゆるふわ設定です
「嫌われ者の公爵令嬢は神の愛し子でした。愛し子を追放したら国が傾いた!? 今更助けてと言われても知りません」連載版
まほりろ
恋愛
公爵令嬢のアデリナ・ブラウフォードの人生は実母の死後大きく変わった。
公爵は妻の葬儀が終わって間をあけず再婚。公爵と後妻の間には、再婚前に作った子供までいた。
アデリナは継母と異母妹に私物を奪われ、「離れ」と名ばかりの小屋に押し込められる。
腹違いの妹はアデリナを悪者に仕立て、周囲はそれを信じた。
本来ならアデリナの味方にならなくてはならない婚約者の王太子も、異母妹の魅力に骨抜きにされ全く頼りにならない。
学園の教師も、生徒も、生徒の保護者も王太子と異母妹の味方だ。
そんなアデリナにも唯一の味方がいる。それはトカゲのクヴェル。クヴェルは美少年に変身し、家事も炊事も裁縫も完璧にこなす不思議な存在だ。
実はクヴェルはこの国の建国に携わる水竜で、アデリナは三百年前に水竜を救った初代女王の生まれ変わりだったのだ。
アデリナを蔑ろにする国に嫌気がさしたクヴェルは、アデリナを連れて旅に出る。
神に去られた国は徐々に荒廃していき……。
一方その頃、祖国の荒廃を知らないアデリナはクヴェルとのグルメ旅を満喫していた。
「ん~~! このアップルパイは絶品! 紅茶も美味しい!!」
・人外×人間、竜×人間。
・短編版は小説家になろう、pixivにもアップしています。
・長編版を小説家になろうにも投稿しています。小説家になろう先行投稿。
「Copyright(C)2025-まほりろ」
※タイトル変更しました(2025/05/06)
✕「卒業パーティーで王太子から婚約破棄された公爵令嬢、親友のトカゲを連れて旅に出る〜私が国を出たあと井戸も湖も枯れたそうですが知りません」
✕「嫌われ者の公爵令嬢は国外追放を言い渡される。私が神の祝福持ちだと王家が気付いた時には国の崩壊が始まっていました」
◯新タイトル「嫌われ者の公爵令嬢は神の愛し子でした。愛し子を追放したら国が傾いた!? 今更助けてと言われても知りません」
・2025年5月16日HOTランキング2位!
ありがとうございます!
※表紙イラストは猫様からお借りしています。
【完結】「君を愛することはない」と言われた公爵令嬢は思い出の夜を繰り返す
おのまとぺ
恋愛
「君を愛することはない!」
鳴り響く鐘の音の中で、三年の婚約期間の末に結ばれるはずだったマルクス様は高らかに宣言しました。隣には彼の義理の妹シシーがピッタリとくっついています。私は笑顔で「承知いたしました」と答え、ガラスの靴を脱ぎ捨てて、一目散に式場の扉へと走り出しました。
え?悲しくないのかですって?
そんなこと思うわけないじゃないですか。だって、私はこの三年間、一度たりとも彼を愛したことなどなかったのですから。私が本当に愛していたのはーーー
◇よくある婚約破棄
◇元サヤはないです
◇タグは増えたりします
◇薬物などの危険物が少し登場します
裏切られた令嬢は、30歳も年上の伯爵さまに嫁ぎましたが、白い結婚ですわ。
夏生 羽都
恋愛
王太子の婚約者で公爵令嬢でもあったローゼリアは敵対派閥の策略によって生家が没落してしまい、婚約も破棄されてしまう。家は子爵にまで落とされてしまうが、それは名ばかりの爵位で、実際には平民と変わらない生活を強いられていた。
辛い生活の中で母親のナタリーは体調を崩してしまい、ナタリーの実家がある隣国のエルランドへ行き、一家で亡命をしようと考えるのだが、安全に国を出るには貴族の身分を捨てなければいけない。しかし、ローゼリアを王太子の側妃にしたい国王が爵位を返す事を許さなかった。
側妃にはなりたくないが、自分がいては家族が国を出る事が出来ないと思ったローゼリアは、家族を出国させる為に30歳も年上である伯爵の元へ後妻として一人で嫁ぐ事を自分の意思で決めるのだった。
※作者独自の世界観によって創作された物語です。細かな設定やストーリー展開等が気になってしまうという方はブラウザバッグをお願い致します。
拝啓、元婚約者様。婚約破棄をしてくれてありがとうございました。
さこの
恋愛
ある日婚約者の伯爵令息に王宮に呼び出されました。そのあと婚約破棄をされてその立会人はなんと第二王子殿下でした。婚約破棄の理由は性格の不一致と言うことです。
その後なぜが第二王子殿下によく話しかけられるようになりました。え?殿下と私に婚約の話が?
婚約破棄をされた時に立会いをされていた第二王子と婚約なんて無理です。婚約破棄の責任なんてとっていただかなくて結構ですから!
最後はハッピーエンドです。10万文字ちょっとの話になります(ご都合主義な所もあります)
悪役令嬢は自称親友の令嬢に婚約者を取られ、予定どおり無事に婚約破棄されることに成功しましたが、そのあとのことは考えてませんでした
みゅー
恋愛
婚約者のエーリクと共に招待された舞踏会、公の場に二人で参加するのは初めてだったオルヘルスは、緊張しながらその場へ臨んだ。
会場に入ると前方にいた幼馴染みのアリネアと目が合った。すると、彼女は突然泣き出しそんな彼女にあろうことか婚約者のエーリクが駆け寄る。
そんな二人に注目が集まるなか、エーリクは突然オルヘルスに婚約破棄を言い渡す……。
辺境は独自路線で進みます! ~見下され搾取され続けるのは御免なので~
紫月 由良
恋愛
辺境に領地を持つマリエ・オリオール伯爵令嬢は、貴族学院の食堂で婚約者であるジョルジュ・ミラボーから婚約破棄をつきつけられた。二人の仲は険悪で修復不可能だったこともあり、マリエは快諾すると学院を早退して婚約者の家に向かい、その日のうちに婚約が破棄された。辺境=田舎者という風潮によって居心地が悪くなっていたため、これを機に学院を退学して領地に引き籠ることにした。
魔法契約によりオリオール伯爵家やフォートレル辺境伯家は国から離反できないが、関わり合いを最低限にして独自路線を歩むことに――。
※小説家になろう、カクヨムにも投稿しています