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一、平穏ノ章。

第六話。衡茸。

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第六話。
主人公が自分の主治医と一緒に診察したり世間話する話。



「ああ、衡茸と海老を一緒に食べましたか?」
「え、すげえ何でわかるのていうか顔キレイ、痛え、医者が何で撲るんですか」
「何となく。んで、食あたりって事か」
「簡単に言うとそうですね、毒気にあたりやすい組み合わせの食材があるんですが、今の梅雨時期にその組み合わせはかなりタイミングが悪いので」
「ええーでも新商品食べたかったんだよお」
「まあ時期や個人のタイミングによっては素晴らしい解毒剤にもなりうる組み合わせではあるので、今回は運が悪かっただけでしょうね」
「解毒剤ねえ」「何か言いたげですね」
「いや、まあただの食あたりで良かったじゃねえの」
「良くはないです、でもこんな美人に診てもらえるなら何回でもあたっても、痛え、だから医者が患者撲るのおかしいですよ」
「何となく。まあ本当の毒じゃなくて良かったな、セイエン、この患者への解毒剤はMAXの不味さでいいからな二度と飲みたくないのにしてやれ」
「まあいつもそのようにしてますけどね。…少し問診しますので席を外していただいても、」
「ここにいる」
「プライベートな質問もいくつかするんですが、」
「ここにいる」
「…わかりました、まあ医者のあなたがいるなら問題は無いと思いますが、元々あなたの患者ですからね」
「当たり前だろ、あとお前は患者と二人きりになるな」
「…時々ありますけど」
「まあでも壮年以上と幼稚園以下はお前の事嫌うし美形以外は本能でお前の事避けるから大丈夫だろうけどな」
「まあそうですね、それでは問診にうつります、」



「本日お出しする分の解毒剤の一部はこちらの病院提携薬局で、特殊調合の解毒剤が欲しい場合は私の薬局でお出ししますから、明日朝八時以降にこの住所の薬局までお越し下さい、お越しになる場合は必ずこちらの薬局で出された処方箋内容がわかる物を必ずご持参下さい」
「え~今日はもらえないんですか、痛えですわかりました控えます」
「本日はもう閉まる時間なので、すみません」
「そうそうあとこの後コイツは俺とデートだから」
「ええ、痛えですわかってますわかってますから」
「あとコイツに出す薬はこの後俺に渡しておいてくれれば明日八時以降にコイツに渡す」
「渡すだけなら大丈夫ですよ」
「ああ、まあ隣局にキルゲンもいるか」
「えっ、キルゲンってあの三級なのにすげえ敏腕の前の時代に飛び段で卒業できた頭石頭の奴ら蹴散らす竜人の血入ってる男ッスか」
「有名人が隣局にいるとまだ安心だが、」
「怖え待ってその隣局の局長さんなんですかあなた」
「そうですね」
「…今の時代で新しくできた二級以上医師の推薦二人以上でさらに飛び段できる制度であのキルゲンと肩並べて卒業したっていう、」
「…キルゲンさんの名前に何か付けるのお忘れみたいですけど、」
「ヒエ待っすみませんキルゲン様と肩並べて卒業したあのセイエンハルド様って、冷酷で野生育ちで冬国から降りてきた雪女のあだ名の、」
「テメエ毒盛られて死にてえか俺の患者だから可愛い姿で殺してやるよ一番苦しい方法でな」
「すみませんでも噂だと痛えですすみません何ていうか噂で聞いてた時の想像よりずっとキレイで痛えですすみません!」
「言っとくがコイツ俺のだからお前想像でさえも手出したら呪うぞ視えてないとはいえ俺の呪いは国家資格一級の上の特級のままだからな」
「すみません何も考えませんから見逃して下さいいえすみません見逃してっていうのは痛えですすみません!」
「お前この後うちの提携薬局で薬もらって帰れ、セイエンからの薬は今日中に俺がもらっといてやるから明日の朝以降に取りに来いわかったな呪詛特級のこの俺の命令だはい返事」
「承知しやしたそれでは帰ります薬局寄ってから! 失礼しました!」
「…変な噂たつんでやめていただけませんか何嘘、ッ、」
「あんま大声で言うな、せっかくの嘘がバレるだろ」
「…、ッ…!」
「あと一分黙らせたままでもいいがあんまりこの病院内での医室でこういう事してもなあ、まあお前がちゃんと骨の髄まで身にしみて今の俺のついた嘘を無下にしないなら離してやってもいいが、…ああそうだよな、ちゃんと言う事聞くな、従うな、従うよなあ? よし良い子だ離そう、」
「ッハア! …ッ、つか今看護師さんとかに」
「今の看護師は口堅いし噂しても変な噂にまでは発展しねえだろ、あと俺美人の婚約者いるって有名だしな」
「いや私の何かが削がれ、すみませんわかりましたからその手離していただけませんかわかりましたから」
「んでさっきの患者の症状だが」
「ええ、意図的に盛られた薬もありました、それと重なって今回みたいなおかしい症状になってたみたいです」
「だよなあ、食あたりだけじゃあんな症状にはならねえしニオイもまず違う、この国は割と麻薬に疎いところがあったから昨今まではそんなに流行ってなかったみたいだが、その疎さと流行りへの飛びつきの良さで水面下で爆発的に流行しちまってるみたいだな」
「最近警察側でも中々捕まえられない麻薬犯だのそうじゃない犯人だのが増えてるって聞きました、薬局の方に直接来る患者さんでも麻薬や毒茸原因の人が最近昔より増えてます」
「対毒処方、お前の得意分野だな」
「最近メディアに浮かされて山菜採りに気軽に挑戦する馬鹿共も増えてるんで、昔より茸以外でも毒が街におりてくる事が増えてますから、あなたも気をつけて下さい、って言っても、」
「まあ俺毒効かねえしなあ」
「効く毒もあるんですから、…まあ何言っても無駄でしょうけど、本当に効かないですし、まあもし何かの毒にあたった時は」
「安心しろよお前の事頼ってやるから」
「…、とりあえず同性愛に間違われる行為控えていただけませんか、」
「同性愛者や近親交配族は不衛生族虫族と同じで絶滅するべき種族だとは思うが、この俺の何かをそそる美しいお前の顔と体には触りたいこの美しい俺の美しい俺の手指で」
「セクハラです」
「いいだろう俺とお前の仲だ、ついでに診察してやるお前だけにする診察を」
「あー、だーかーらー、」



 ~~~~~~~~~~~~



ZOZZObIb航海日誌.


衡茸&海老is相性悪/特,梅雨時期/.

甲殻類,to,付着易物/菌等/,&衡茸s相性,is悪.
衡茸is,殺/滅/菌,notthat,thatcase,and,飽和易.
is.調理時,然better処置,行to,tothatisto,多少具合悪程度済.butto,1食内,this2s摂取is,notbetter.

that副作用1.脳.
眩/揺/maybe,菌isto/,tobe.
and,thatis頭痛,繋/最悪場合is,maybe,脳症,thatisnottocaseis,頭呆,判断力低下,発熱等,tobe/.

副作用2.腹部等内臓,to.
腹痛,badcaseis,嘔吐&腹下,tobe.
butto,嘔吐is先,maybe.
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