妹に正妻の座を奪われた公爵令嬢

岡暁舟

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「ホールデン様。上手くいきましたわね!!!」

「ああ、まったくだな。それにしても、マリアは本当に馬鹿な女だな。まあ、馬鹿だからこそ、これだけすんなりと話が進んだわけなのだが……」

「その通りですわ!!!利用しやすいお姉さまです!!!」

二人は意気投合……それもすべて承知の上だった。私があまりにも愚かで……それを彼らは利用しただけのことだった。

「本当ならば、最初からソフィアと婚約することができれば、それでよかったのだが……」

「ホールデン様???私だってそういうことを考えましたわ。ですが……やはり長女と婚約するのが、この世界の決まりになっていますからね」

「その決まりを打ち破る……こうして、私たちは婚約するのだ!!!」


二人の婚約まで後一日……。結局何も起こらなかった。でも、その後が大変だった。私は何をしたのか……何のために???疑問が募る一方で、結局何もできないまま時間だけが過ぎていった。
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