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第1章 今世の無慈悲な婚約者
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愛妻家と知られているイクセルの父デュエッド・アベンスには、実は妻が二人いた。
一人はイクセルの母、ロヴィーサ。もう一人は現在の公爵夫人リリーシェ。
一人目の妻であるロヴィーサは、イクセルの出産中にそのまま帰らぬ人となった。しかしロヴィーサを失った現実を受け入れることができなかったデュエッドは、ロヴィーサの死を隠し続けた。
男爵家出身のロヴィーサは、身内との縁が薄く両親は既に他界していた。加えて、もともと身体が弱かった彼女は、ほとんど社交行事に顔を出すことがなかったせいで5年もの間、その死は隠ぺいされ続けた。
変化があったのは、デュエッドが馬車での移動中にリリーシェを見かけたことから始まった。
亡き妻と瓜二つの容姿を持つリリーシェを見染めたデュエッドは、持てる権力と財力を駆使してリリーシェを二人目の妻とした。
ロヴィーサとリリーシェは血のつながりはなく、生まれも育ちも違う。そして、性格も。
生活に一度も不自由したことがないロヴィーサがおっとりとした性格だったのに対して、貧困に喘いでいたリリーシェはハングリー精神が強くガッツもあった。
その強い精神力はすさまじく、リリーシェは何の躊躇いもなく己の名を捨てたのを皮切りに、たった半年で貴族の礼儀作法を完璧に身に着け、デュエッドと社交界行事に顔を出すようになった。
「……つまりイクセル様は、リリーシェ様を母親としてではなく一人の女性として思い慕っておられるということでしょうか?」
一旦言葉を止めて喉の渇きを潤す為にイクセルがティーカップを持ち上げたのを機に、フェリシアは真顔で問いかける。
「貴女はどうやっても、私とあの女を結び付けたいようですね」
コクリと茶を一口飲んだイクセルは、これ以上ないほど嫌な顔になって吐き捨てた。
「別にそのような気持ちはございませんが、お話を聞く限りそういう結論になるかと……」
ギロリと睨まれ、フェリシアは膝の上で指をこねながら言い訳をした途端、カチャンと乱暴な音を立ててイクセルがティーカップをソーサーに戻した。
「なりません。それと話はまだ続きがあります」
だから逃げるな、黙って聞け。
優雅に微笑むイクセルは、無言でそう訴えている。いや、命令している。
「……よ、よろしくお願いします」
ぎこちなく頭を下げれば、イクセルは再び語りだした。
「私と母……ああ、そう言うと混乱してしまうので、二人目の母のことはリリーシェと言いますね。父が見染めたリリーシェは、その後、父との間に子供をもうけました。私とは12歳差のある男子で、現在郊外にある全寮制のアカデミーにいます」
「ええ、存じております。確か……エイリット様でしたよね」
「そうです。つまり、我が家には母親が異なる息子が二人いるが、跡継ぎとなるのは一人だけ。これ、どういう意味かわかりますか?」
「えっと……色々難しい事態になっているということしか……」
「正解です。リリーシェは、次期公爵家当主は血のつながりがある息子エイリットにと望んでいます。とはいえ次期当主が私になることは、国王陛下もお認めになっていることだから、そう易々と変えれるものではありません」
ですよね。と、フェリシアは無言で頷く。
一般的な貴族ならまだしも、四大家門の跡継ぎとなれば国王の承認はかなり慎重となる。
「あの……込み入ったことをお伺いしますが、公爵夫人が途中で変わられたことは陛下は御存じなのでしょうか?」
「ええ。真実を知る数少ない一人です」
「では、なおさら跡継ぎを変更なさるのは困難なような気がしますわ」
「その通りです。君は頭がいい」
さらりと褒めてくださったが、前世でドロドロのヒューマンドラマを好んで観ていたから難なく想像できたこと。
しかしイクセルの知っている今世の自分──フェリシアは、美味しいものと可愛いものと好きな人のことで頭が埋め尽くされたフワフワ系貴族令嬢のはず。
誰かに憎悪を向けたことも、向けられたこともない人間が、大した質問をしなくてもあっさり理解している現状を、好評価するのも無理ない。
「……お、おそれいります」
違うと否定すればややこしい事態になりそうな気がして、フェリシアは引きつった顔で頭を下げる。
一方、フェリシアに優しい眼差しを向けたイクセルは、表情を元に戻し、再び語りだす。
「貴女がおっしゃった通り、陛下がお認めになった後継者を変えるのには、それ相応の理由が必要です。例えば、私が死ぬとか」
「っ……!」
物騒な発言にフェリシアがギョッとすれば、イクリスはクスリと笑う。
「毒でも、物理的な攻撃でも、暗殺者を向けられようとも、私は殺されない自信がありますし、過去にそういった事態に遭遇しても生きているという実績がありますのでご心配なく」
「……はぁ」
そこは自信満々に語ることじゃないだろう。フェリシアは、心の中で突っ込みを入れたが賢くも無言のままでいる。
「女性には少々刺激が強い話で申し訳ありません。まぁ、リリーシェも私を亡き者にするのは諦め、最近は違う手を考えました。王女のアンジェリカ殿下と私の婚姻を無理矢理進めようとしているのです」
アンジェリカ殿下──ラスタン国第一王女の彼女は、20歳を迎えたばかりの美しい姫で、ここ数年、彼女の結婚相手は誰なのかと社交界ではその話題で持ちきりだ。
公爵家の美男イクセルは、王女アンジェリカの伴侶として容姿も、地位も申し分ない。むしろ絵に描いたような理想のカップルだ。
正直、公爵家当主になるより王族の一員になるほうが彼にとって得るものは多いだろう。
「あの……それって、別に悪い話ではないと思いますけど……」
つい本音をこぼせば、イクセルは今日一番怖い顔になる。
「貴女って人は、とことん失礼な人ですね」
地の底から湧き出たような低い声に、フェリシアは己が失言してしまったことに気づく。しかし、イクセルがここまで怒りをあらわにする理由がさっぱりわからなかった。
一人はイクセルの母、ロヴィーサ。もう一人は現在の公爵夫人リリーシェ。
一人目の妻であるロヴィーサは、イクセルの出産中にそのまま帰らぬ人となった。しかしロヴィーサを失った現実を受け入れることができなかったデュエッドは、ロヴィーサの死を隠し続けた。
男爵家出身のロヴィーサは、身内との縁が薄く両親は既に他界していた。加えて、もともと身体が弱かった彼女は、ほとんど社交行事に顔を出すことがなかったせいで5年もの間、その死は隠ぺいされ続けた。
変化があったのは、デュエッドが馬車での移動中にリリーシェを見かけたことから始まった。
亡き妻と瓜二つの容姿を持つリリーシェを見染めたデュエッドは、持てる権力と財力を駆使してリリーシェを二人目の妻とした。
ロヴィーサとリリーシェは血のつながりはなく、生まれも育ちも違う。そして、性格も。
生活に一度も不自由したことがないロヴィーサがおっとりとした性格だったのに対して、貧困に喘いでいたリリーシェはハングリー精神が強くガッツもあった。
その強い精神力はすさまじく、リリーシェは何の躊躇いもなく己の名を捨てたのを皮切りに、たった半年で貴族の礼儀作法を完璧に身に着け、デュエッドと社交界行事に顔を出すようになった。
「……つまりイクセル様は、リリーシェ様を母親としてではなく一人の女性として思い慕っておられるということでしょうか?」
一旦言葉を止めて喉の渇きを潤す為にイクセルがティーカップを持ち上げたのを機に、フェリシアは真顔で問いかける。
「貴女はどうやっても、私とあの女を結び付けたいようですね」
コクリと茶を一口飲んだイクセルは、これ以上ないほど嫌な顔になって吐き捨てた。
「別にそのような気持ちはございませんが、お話を聞く限りそういう結論になるかと……」
ギロリと睨まれ、フェリシアは膝の上で指をこねながら言い訳をした途端、カチャンと乱暴な音を立ててイクセルがティーカップをソーサーに戻した。
「なりません。それと話はまだ続きがあります」
だから逃げるな、黙って聞け。
優雅に微笑むイクセルは、無言でそう訴えている。いや、命令している。
「……よ、よろしくお願いします」
ぎこちなく頭を下げれば、イクセルは再び語りだした。
「私と母……ああ、そう言うと混乱してしまうので、二人目の母のことはリリーシェと言いますね。父が見染めたリリーシェは、その後、父との間に子供をもうけました。私とは12歳差のある男子で、現在郊外にある全寮制のアカデミーにいます」
「ええ、存じております。確か……エイリット様でしたよね」
「そうです。つまり、我が家には母親が異なる息子が二人いるが、跡継ぎとなるのは一人だけ。これ、どういう意味かわかりますか?」
「えっと……色々難しい事態になっているということしか……」
「正解です。リリーシェは、次期公爵家当主は血のつながりがある息子エイリットにと望んでいます。とはいえ次期当主が私になることは、国王陛下もお認めになっていることだから、そう易々と変えれるものではありません」
ですよね。と、フェリシアは無言で頷く。
一般的な貴族ならまだしも、四大家門の跡継ぎとなれば国王の承認はかなり慎重となる。
「あの……込み入ったことをお伺いしますが、公爵夫人が途中で変わられたことは陛下は御存じなのでしょうか?」
「ええ。真実を知る数少ない一人です」
「では、なおさら跡継ぎを変更なさるのは困難なような気がしますわ」
「その通りです。君は頭がいい」
さらりと褒めてくださったが、前世でドロドロのヒューマンドラマを好んで観ていたから難なく想像できたこと。
しかしイクセルの知っている今世の自分──フェリシアは、美味しいものと可愛いものと好きな人のことで頭が埋め尽くされたフワフワ系貴族令嬢のはず。
誰かに憎悪を向けたことも、向けられたこともない人間が、大した質問をしなくてもあっさり理解している現状を、好評価するのも無理ない。
「……お、おそれいります」
違うと否定すればややこしい事態になりそうな気がして、フェリシアは引きつった顔で頭を下げる。
一方、フェリシアに優しい眼差しを向けたイクセルは、表情を元に戻し、再び語りだす。
「貴女がおっしゃった通り、陛下がお認めになった後継者を変えるのには、それ相応の理由が必要です。例えば、私が死ぬとか」
「っ……!」
物騒な発言にフェリシアがギョッとすれば、イクリスはクスリと笑う。
「毒でも、物理的な攻撃でも、暗殺者を向けられようとも、私は殺されない自信がありますし、過去にそういった事態に遭遇しても生きているという実績がありますのでご心配なく」
「……はぁ」
そこは自信満々に語ることじゃないだろう。フェリシアは、心の中で突っ込みを入れたが賢くも無言のままでいる。
「女性には少々刺激が強い話で申し訳ありません。まぁ、リリーシェも私を亡き者にするのは諦め、最近は違う手を考えました。王女のアンジェリカ殿下と私の婚姻を無理矢理進めようとしているのです」
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正直、公爵家当主になるより王族の一員になるほうが彼にとって得るものは多いだろう。
「あの……それって、別に悪い話ではないと思いますけど……」
つい本音をこぼせば、イクセルは今日一番怖い顔になる。
「貴女って人は、とことん失礼な人ですね」
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