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40 ※寄生虫
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下穿きをロジェさんが取り払う。恥ずかしいことにそれはグロテスクに腫れ上がって、先っぽからトロトロ透明な液を吐き出しつづけていた。
ちょんと触られるだけで、僕は背中を跳ねさせた。伸ばされる腕から腰が逃げていく。
「ナセル、がまんできないか」
「だめです、気持ち良すぎてだめです」
ロジェさんが触ろうとするのに対してやっぱり腰が引ける。その度に掠られて僕は快楽に身体を躍らせた。
「ひァ、ひあん、やぁ、ううぅ」
しまいには四肢を使ってロジェさんを拒む。触ってほしいのに触ってほしくない。怖くなるくらいの快楽に僕の頭はおかしくなりそうだった。
ロジェさんは背後に回り、僕を抱き留めた。
僕の腿をロジェさんが足を絡めて拘束する。光に股間が晒されて羞恥を覚える。
「や、ロジェさん」
「こらえろ」
鋭く言われて僕は唇を噛んだ。
僕の前をロジェさんが握る。すこすこと擦ればどうしようもない快楽に身体を仰け反らせた。ロジェさんの手を濡らしていくうちに僕の先っぽから透明な水袋みたいなものが顔を出した。
それをロジェさんが摘まもうと指先できゅっとしたところで、僕の腰が前後に暴れだした。とんでもない刺激に僕は叫んだ。
「うわァ、あああ――ッ」
ロジェさんは慌てたように、僕の口を塞いだ。くぐもった悲鳴が続いた。
「ふうぅう、うううン、んん――」
イヤイヤするように僕は頭を振った。腿をすり合わせようと足の指が空をひっかく。ロジェさんの足に阻まれて内腿を痙攣させた。
口を押さえていた指がずれて僕の口に入り込む。それに僕は噛みついた。ロジェさんが呻いたが、抑えられなかった。舌が暴れて、その指を噛んで舐り、啜った。
前を探るロジェさんの腕に僕の指が食い込む。邪魔しちゃダメなのに、解っているのに、止めないでと脳が騒いでいた。
「ろへさん、ふえ、えェ」
僕を抱き留めているその身体に、自ら擦り寄せていく。不思議と身体の力が抜けていた。拘束する腕に指を絡ませ、首を捩じってロジェさんの頬に摺り寄せていた。僕の口の周りは涎でべたべたに汚れていた。なんだか美味しそうでどうしようもなく、どんどんと溢れ出てくるのを止められなかった。
僕の眼を見たロジェさんが目を見開く。どうしてそんなに驚いているんですか。そんな表情もできるんですね、好きです。ねぇ、ロジェさん。一緒に愉しみましょうよ。強く腕なんか掴まないで。足をそんなに絡ませたら動けないじゃないですか。
拘束を抜けた腕がロジェさんの首を絡め捕った。そのままに唇を押し付けて、舌を押し込んだ。
美味しい。美味しいですね、ロジェさん。どうしてこんなに気持ちいのだろう。好きで好きで、好きが溢れてくる。どれだけ啜っても、好きがたくさんあるんです。不思議ですよね。あはは、アハハハ。
「ロジェさん、ね、早く」
僕は手を前につき、腰を高々と上げて足を開いた。背中をしならせて尻を振る。
「ロジェさん……」
甘い甘い声を出す。これでもダメなんですか。なんでどうして。ロジェさんだってもうパンパンじゃないですか。
「ロジェさん、ねぇ」
その甘ったれた声にロジェさんが頭を振る。
「どうして――」
口を開けた瞬間にロジェさんがタオルを僕に噛ませてきた。そのまま後ろで括り上げられてしまう。首を振ってもとれないのですが、ロジェさん。
「ああ、ああん、ろへさん」
「許せ、ナセル」
なんで? どうして。そんなに苦しそうにするならやめてよ。
「むーんー、ああん、ろへさん」
暴れる腕も絡め捕ってしまって、背中にまとめられて括られてしまった。頭から突っ伏し、背中も抑え込まれて、僕は動けなくなってしまった。仰向けに転がされて、足の上に座られて抑え込まれる。
僕の局部を握ったロジェさんがそれを擦れば、先っぽからプルプルとした零れない雫がまた溢れてきた。それを、彼の指がつまんだ。
「うー、うッ、むう、ううンン―――」
痺れが全身に走る。イヤイヤと頭を振っても、片手で抑えられているだけなのにびくともしない。
やめ、取らないで、ダメ。頭の中で響く声。でもそれはロジェさんには聞こえていないらしい。彼はそのまま強く摘まんだままだった。
「んー! ろへ、あアアア」
僕の視界も意識も白く点滅して、何が何だか分からなくなる。とにかく僕は暴れようともがいたが、ロジェさんの重みがそれを許さない。
僕の先っちょにあるそれをロジェさんは一気に引き抜いた。詰まっていた液体が噴き出した。白い飛沫がロジェさんの顔にかかり、僕の胸まで汚していた。
腰がびくびくとのたうった。腹の奥から沸き上がたってくる衝動に玉が痛いほど収縮を繰り返し、体液が断続的に飛び散った。
「ろえ……」
すき。すきです。だいすき。痺れた脳髄が、出所がわからない情愛を溢れ出させていた。僕を抱く彼が愛おしくてどうしようもなくなる。すき。だれよりもあいしています。一生尽くします。だから――
ちょんと触られるだけで、僕は背中を跳ねさせた。伸ばされる腕から腰が逃げていく。
「ナセル、がまんできないか」
「だめです、気持ち良すぎてだめです」
ロジェさんが触ろうとするのに対してやっぱり腰が引ける。その度に掠られて僕は快楽に身体を躍らせた。
「ひァ、ひあん、やぁ、ううぅ」
しまいには四肢を使ってロジェさんを拒む。触ってほしいのに触ってほしくない。怖くなるくらいの快楽に僕の頭はおかしくなりそうだった。
ロジェさんは背後に回り、僕を抱き留めた。
僕の腿をロジェさんが足を絡めて拘束する。光に股間が晒されて羞恥を覚える。
「や、ロジェさん」
「こらえろ」
鋭く言われて僕は唇を噛んだ。
僕の前をロジェさんが握る。すこすこと擦ればどうしようもない快楽に身体を仰け反らせた。ロジェさんの手を濡らしていくうちに僕の先っぽから透明な水袋みたいなものが顔を出した。
それをロジェさんが摘まもうと指先できゅっとしたところで、僕の腰が前後に暴れだした。とんでもない刺激に僕は叫んだ。
「うわァ、あああ――ッ」
ロジェさんは慌てたように、僕の口を塞いだ。くぐもった悲鳴が続いた。
「ふうぅう、うううン、んん――」
イヤイヤするように僕は頭を振った。腿をすり合わせようと足の指が空をひっかく。ロジェさんの足に阻まれて内腿を痙攣させた。
口を押さえていた指がずれて僕の口に入り込む。それに僕は噛みついた。ロジェさんが呻いたが、抑えられなかった。舌が暴れて、その指を噛んで舐り、啜った。
前を探るロジェさんの腕に僕の指が食い込む。邪魔しちゃダメなのに、解っているのに、止めないでと脳が騒いでいた。
「ろへさん、ふえ、えェ」
僕を抱き留めているその身体に、自ら擦り寄せていく。不思議と身体の力が抜けていた。拘束する腕に指を絡ませ、首を捩じってロジェさんの頬に摺り寄せていた。僕の口の周りは涎でべたべたに汚れていた。なんだか美味しそうでどうしようもなく、どんどんと溢れ出てくるのを止められなかった。
僕の眼を見たロジェさんが目を見開く。どうしてそんなに驚いているんですか。そんな表情もできるんですね、好きです。ねぇ、ロジェさん。一緒に愉しみましょうよ。強く腕なんか掴まないで。足をそんなに絡ませたら動けないじゃないですか。
拘束を抜けた腕がロジェさんの首を絡め捕った。そのままに唇を押し付けて、舌を押し込んだ。
美味しい。美味しいですね、ロジェさん。どうしてこんなに気持ちいのだろう。好きで好きで、好きが溢れてくる。どれだけ啜っても、好きがたくさんあるんです。不思議ですよね。あはは、アハハハ。
「ロジェさん、ね、早く」
僕は手を前につき、腰を高々と上げて足を開いた。背中をしならせて尻を振る。
「ロジェさん……」
甘い甘い声を出す。これでもダメなんですか。なんでどうして。ロジェさんだってもうパンパンじゃないですか。
「ロジェさん、ねぇ」
その甘ったれた声にロジェさんが頭を振る。
「どうして――」
口を開けた瞬間にロジェさんがタオルを僕に噛ませてきた。そのまま後ろで括り上げられてしまう。首を振ってもとれないのですが、ロジェさん。
「ああ、ああん、ろへさん」
「許せ、ナセル」
なんで? どうして。そんなに苦しそうにするならやめてよ。
「むーんー、ああん、ろへさん」
暴れる腕も絡め捕ってしまって、背中にまとめられて括られてしまった。頭から突っ伏し、背中も抑え込まれて、僕は動けなくなってしまった。仰向けに転がされて、足の上に座られて抑え込まれる。
僕の局部を握ったロジェさんがそれを擦れば、先っぽからプルプルとした零れない雫がまた溢れてきた。それを、彼の指がつまんだ。
「うー、うッ、むう、ううンン―――」
痺れが全身に走る。イヤイヤと頭を振っても、片手で抑えられているだけなのにびくともしない。
やめ、取らないで、ダメ。頭の中で響く声。でもそれはロジェさんには聞こえていないらしい。彼はそのまま強く摘まんだままだった。
「んー! ろへ、あアアア」
僕の視界も意識も白く点滅して、何が何だか分からなくなる。とにかく僕は暴れようともがいたが、ロジェさんの重みがそれを許さない。
僕の先っちょにあるそれをロジェさんは一気に引き抜いた。詰まっていた液体が噴き出した。白い飛沫がロジェさんの顔にかかり、僕の胸まで汚していた。
腰がびくびくとのたうった。腹の奥から沸き上がたってくる衝動に玉が痛いほど収縮を繰り返し、体液が断続的に飛び散った。
「ろえ……」
すき。すきです。だいすき。痺れた脳髄が、出所がわからない情愛を溢れ出させていた。僕を抱く彼が愛おしくてどうしようもなくなる。すき。だれよりもあいしています。一生尽くします。だから――
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