悪戻のロゼアラ

yumina

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トワとラゼル 2

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「朝から災難だったね」
「すみません。二日連続でお手数おかけして」
 ここは学院の救護室。
 昨日もお世話になった救護教諭に俺は今の状況の聞き取りをされていた。教諭はこの学院に在籍する生徒一人一人個別に作成される健康状態や所感などが書き記されている管理表、およそ俺のものに何かを書き込んでいる。
「普段は成分抽出ハーブティで抑えていたんだね。でもそろそろ変えたほうが良いのかも。身体に耐性ができて効きにくくなってるんだよ」
「はあ、そうですか…」
 俺はおざなりな返事をした。
 救護室のベッドの上で少し強めの緊急抑制剤を処方されて今は安静を言い渡されている。
 飲み慣れないもののせいか頭がクラクラする。効き目は抜群で俺のヒートは呆気なく落ち着いた。けれど薬の副作用ですぐには起き上がれない。
 いや、起き上がれたとしても俺はこのまま一生このベッドの上でシーツにくるまって生きていきたい。
 あの衆人環視の中で発情ヒートを起こすというあり得ない醜態を晒した。恥ずかしい。俺にも一応羞恥心がある。まさかあんなところでやらかしてしまうなんて…。
 あの時、すぐにラゼルが自分の制服のジャケットを俺に頭から被せ、急いでここへ運んでくれたから人前に晒されたのは一瞬だけだったけど。適切な処置を受けて落ち着きを取り戻した俺は初めてのことに悶絶中。
 俺はフェロモン量も少なくて、今まで問題なくコントロール出来ていた。
 それなのにこの大失態。
 原因は俺の過去の記憶のせい。
 大公家に嫁ぎ、疎まれていたとはいえ、跡取りを産むためにラゼルとやる事はやったのだ。ええ、一通り。
 今回、ラゼルのフェロモンを至近距離で取り込んでしまい、過去の記憶が蘇って、発情を起こしたっぽい。
 この身体はまだ清らかだけど、過去を追体験して未成熟なオメガにあるまじき粗相をした。
 未成熟っていうのは性的に未経験であると言う事。繁殖能力に優れたオメガとはいえ、初めから慣れているわけではない。ゆっくりと愛されることによって身体のほうも徐々に花開くのだ。だから初めては大抵辛い目にあう。どんなに相性のいい相手でも。間違っても自我を忘れるほど自分から求めたりしない。
 それを、俺は…。
 万一勘違いされて俺が経験済みだと思われていたら、俺もうラゼルと顔を合わせられない。ラゼルの為に取っておいた純潔なのに、疑われるなんて辛すぎる。
 今回の人生に於いて俺は誰とも結ばれるつもりは無いけど、それとこれとは別問題だ。ラゼルに俺の純情を信用されなくなるなんてそんなの嫌だ。
 ラゼルから離れる覚悟はしていても、俺は未だにラゼルの事を好きなんだ。向こうが俺のことを何とも思っていなくてもきっと一生馬鹿みたいに大好き…。
「そんなに気に病まなくていいよ。あまり知られてないだけで君のような失敗は良くある事なんだ。デリケートな問題だからみんな黙ってるだけだよ」
 救護の先生が慰めてくれる。
 昨日、初めてお世話になった時は事務的な笑顔だと思ったけど、今は本当に俺を心配してくれてるのだと伝わる優しい微笑み。
「ほら少し眠って。次に目が覚めた時は副作用もすっかり治ってるよ」
 先生の柔らかい声に、憔悴しきった俺は素直にウトウトと眠ってしまっていた。
 俺のフェロモンにてられたラゼル達がどうしているかも考えもしないまま。

       ※ ※ ※ ※
 
 翌日。
 昼休みの食堂にて。
 俺はラゼルとフリュウに挟まれて楽しい昼餉中だ…。
「………」
「………」
「………」
 この沈黙気まずいよぅ。
 それぞれの前にはそれぞれに料理が用意され、黙々とそれを咀嚼していた。
 食堂にはピアノが設置されていて、会話の邪魔にならない程度の音量で落ち着いた曲を奏者が絶えず演奏し続けているから、完全な静寂では無いのだが。
 ラゼルは王家に繋がる大公家ということで特別に用意された一画を与えられていた。一般生徒は基本足を踏み入れる事は出来ない。貴族の中にも蔓延る格差社会。ここはラゼルに許された者だけが立ち入ることができる特別区だ。
 俺はその栄誉に預かっているわけだけど居心地は微妙。
 因みに以前の俺はラゼルの許可など取らずに我が物顔でこの場所へ足を踏み入れていた。だってラゼルは良いとも言わなかったけど拒否もしなかった。俺のことに我関せずで放し飼い扱い。
 ラゼルは俺のことを受け入れて無いけれど明確に拒絶していたわけでもなかったんだ。そこに付け込んで俺は傍若無人の限りを…。
 こほん。
 今は過去の悪さを詳らかに掘り下げている時じゃ無い。
 昨日、登校後早々に救護室へ運ばれて抑制剤の投与を受けて眠りにつき、次に目覚めた時は午後の授業が始まるかという時間だった。五時間近く救護室のベッドを一つ占領するという多大なる迷惑をかけてそのまま早退した。抑制剤のことを医師と相談しなくてはならなかったので仕方なかったけど、考えてみれば俺は一度たりとも教室に顔を出してない。という事は欠席扱いになってるのかな? どっちでも良いけど。
 家に帰って、公爵家お抱えの医者を呼び抑制剤の相談をした。
 今までごく軽い抽出成分のみで抑えられていたから、飲み薬に移行するにしても初めは軽めのものを試してまずは様子見。さっそくその日の夜から服用を始めた。粉末状の薬で一日一包、寝る前に飲むだけで良いらしい。
 以前の俺はきちんとした調合薬を使ったことは無く、成分抽出茶のみの人生だった。跡継ぎを産む為だけの気持ちの無い行為だったから、身体の方は成熟半ばって感じだった。でも今の真っさらな俺にはその義務的な行為の記憶ですらも刺激が強くてラゼルの微かなフェロモンに誘発されてオメガの本能を目覚めさせてしまった。この時点で本格的な抑制剤に移行したのは未来が変わったという兆しなのだろうか。
 翌朝の目覚めも悪くなく、飲んだ薬の副作用などは見当たらない。
 学園へ行くのは昨日の今日で多少抵抗があるけど、いつまでも逃れるものでは無いし気持ちを切り替えて登校した。
 教室に着くまでは何事も無かった。いつものように聞こえよがしに噂をされることもなかった。多少は好奇の目で見られたけど。
 それから滞りなく一日は始まり、あっという間に昼休憩に入った。
 
 今日は食堂でラゼルと昼食をとる。
 昨日は朝っぱらから俺がやらかして救護室でぐっすり寝込んでいたせいで俺の部屋で取り付けられたその約束は果たされずじまい。
 一緒に昼食をだなんて、あっちから誘ってきたのは初めてでどうしたものかと判断にも苦慮。
 もしかしたら未来を変えようとする俺のこの行動が、ラゼルにとっては掌返しのように映っているんじゃないか?
 はたから見れば俺がラゼルを振ったみたいに見えるかも?
 ラゼルは余計なことは言わないし周囲の目を頓着しない。けど気位の高いアルファだ。メンツを潰されたとプライドを傷つけているのかもしれない。
 そう考えれば、俺の今の態度は面白くないのかも。いくら嫌いな相手でもいつも好きだ好きだってまとわりついてた奴がいきなりそっぽを向けば愉快じゃないだろうな。
 そこで俺は考えた。
 だったら自然消滅を狙おう。
 ラゼルがムキになって俺に意識を向けてきても、厄介だし。
 顔を合わせる回数を徐々に減らして最終的にはゼロにすれば、ラゼルの体面も保つことができる。名案じゃない?
 ラゼルの機嫌を害さず、かつ俺も計画を達成できるのだから、俺はそれを採用する事にした。

 午前の授業が終わってそこへ辿り着いた時には既にラゼルとフリュウが居て俺を待っていた。
 フリュウも王族なのだから不思議はない。もっともここでは王族であることを伏せられているから、世話役を任されているラゼルについでに招待されたと周囲には思われているだろうけど。
 俺に気付いたラゼルが目の前の空席に目配せする。俺はその席に大人しく着席した。
 しばらくすると湯気のたった出来立ての料理が運ばれてきた。
 昼は軽めに済ませるのがこの学園でのセオリーだ。
 俺の前には色鮮やかな見栄えのいい野菜メインのワンプレート料理が付け合わせのスープと共に置かれた。ラゼルのものは肉と野菜がバランスよく盛られた俺と同じメニュー。フリュウは肉メインの特別メニューだ。
 やはりあまり食欲がわかない。けど招かれたこの場で料理を残す不作法はできなくて皿の上のものを頑張って胃に収めていった。

 ラゼルは体調が万全では無い俺に気を遣ってか食事をゆっくり進めてくれたので俺は何とかラゼルと同時に食事を終えることができた。因みにフリュウは早々に皿一杯に盛られた肉を平らげて暇を持て余している。
 空になった皿が下げられ、俺は食べ切れた事にホッとする。これで約束は果たされたし退席しても良いだろう。
 ラゼルとあまり接点を持ちたく無いからね。
 けれどそんな俺の思惑とは裏腹に食後のデザートが運ばれてきた。しかも俺の前にだけ。残る二人にはティーカップのみ配膳され、給仕係がポットから飴色の紅茶を手際よく注いでいく。
 キラキラと可愛らしいケーキを前にこの何とも言えない特別扱いに俺は困惑して眉を下げる。
 それをどう取ったのかラゼルのフォローが入る。
「食べれなければ残しても構わない」
 今日初めての会話だ。
「要らなければ俺が食ってやるぞ」
 すかさずフリュウが口を挟む。
「お前は甘いものが苦手だろう」
「苦手だけど、目の前で食い物を残されるのは見過ごせねぇ」
 一昨日と同じセリフを吐くフリュウに俺は少しほっこり和む。どこまでも飾らないやつだ。さすが庶民派。
「トワ。食べれなければ俺が食べる」
 眉を上げてラゼルがこれまた珍しく尖った口調で提案してきた。
 …これはフリュウに対抗意識が働いているな。歳も一緒、従兄弟同士でお互いアルファ。家格はフリュウの勝ち。この二人、巻き戻し前でも相性が悪かった記憶がある。そしてラゼルも甘いものが不得手なのを俺は知っている。
「大丈夫。このケーキすごく美味しそうだから食べたい」
「そうか」
 フォークで一口分を掬って口に運ぶ。
 あ、これ本当に美味しい。クリームの甘さも俺好み、挟んであるフルーツの酸味ともよくマッチしてて、甘いのにさっぱりしてて口当たりはかなり良い。
 俺はそのケーキを結局ペロリと平らげた。甘い物はやはり別腹のようだ。
「ご馳走様。料理もデザートもすごく美味しかったよ」
 これって確実に俺の為に選んだメニューだ。でもなんでだろう。ラゼルは俺のことに興味が無かった筈なのに、俺の好みを把握してくれている?
 そんな嬉しい発見も今の俺には複雑なだけだけど。
「あと、遅くなったけど、昨日はとんだ迷惑をかけて失礼しました。二人はあの後大丈夫だった? よね?」
 二人の様子を窺いながら切り込んでみる。謝罪もだけど、ずっと確認してみたかったこと。
 二人の反応は芳しくなかった。
 フリュウは行儀悪く片肘で頬杖をついて目を逸らした。明らかに居心地悪そうだ。ラゼルはいつもの無表情をさらに凍らせてもはや氷の彫像のような氷点下の空気を醸し出している。
 うわぁ、い、居た堪れない!
 これ、相当やらかしてる?
 俺、発情してラゼルに抱きついてた間のことはぼんやりとしか覚えてない。
 ラゼルの香りに包まれてあんまり幸せで、緊急用の抑制剤を口に投げ込まれるまで、俺は本能だけの生き物だった。
「ごめん! これからは気をつける! きちんと薬も飲むようにしたから。もう迷惑をかけないから」
「あ? お前、薬飲んで無かったのか?」
 信じられないと目を剥くフリュウに慌てて弁解。
「飲んで無いっていうか、今までは抑制成分を抽出したハーブティーで抑えてたんだ。けど身体が慣れてきたとかで効果がなくなってあんな失態を」
 巻き戻し前のラゼルとのあれやこれやを思い出して興奮したってのが真相だけど、いつもの如く説明もできないから適当に誤魔化すしかない。
「はあ? なんだそれ。お前危機感無さすぎ。もっとしっかり自衛しろ。お前のせいで俺たち危うく」
「フリュウ!」
 ラゼルが遮った。
 フリュウは短く舌打ちするとやってられないというようにため息をつき席を立って食堂から消えていった。
「あの。本当にごめん。これからはこんな事にならないように用もないのにラゼルの近くをうろついたりしない」
「迷惑と思ってない」
「え?」
「だがフリュウには単独で不必要に近づくな」
 また釘を刺される。お目付け役としては譲れないところなのだろう。
 俺だって言われなくてもそうするつもりだ。あんないろんな面でややこしい男、こっちから願い下げだし。
 でも何となくラゼルの忠告にはそれ以上の意味が込められている気もする。
「…ラゼル、この前からおかしいよ? どうしちゃったの」
「おかしいって何処が?」
 俺に必要以上に構うところ。
「その、この学院へ入ってからは俺とまともに話したりしなかったじゃ無いか。それが最近は…」
 俺を自分の物だと所有権を主張してみたり。
「あぁ、そんな事か。それをお前に説明してなんになる? お前はいつも人の話を聞かなかった。今まで周囲を散々振り回しておいて、今度は自分がその立場になれば理由を教えろか? 都合がいいな」
 いつも通り冷淡だった。胸の奥がズクリと痛んだがそれに蓋をして笑った。
「なんかいつものラゼルで安心した。今日はご馳走様」

 俺の勘違い。ラゼルは昔から変わらない。期待を持たせてどん底に突き落とす、そんなタチの悪さがある。
 俺の恋心を知りながら、何食わぬ顔で俺を振り回しているのはラゼルの方だ。
 巻き戻る前のあの当時も…。

       ※ ※ ※ ※

「トワ、何度も言わせるな。子供はロゼアラ一人でいい。この子がこの家を継げなくても問題はない」
「どうして? 俺はお前の子供にこの家を継がせてあげたいんだよ。俺はその為にここへ嫁いだんだ!」
「それならロゼアラが産んだ子供に継がそう。それで良いだろう。これ以上子供は要らない。後で必ず後悔する」
「ラゼル…!」

 何度も繰り返された会話。
 夢が叶ったというのに理想とは程遠い結婚生活。
 俺が産んだ子はオメガだった。
 ほぼアルファ性の子供が産まれる組み合わせのアルファのラゼルと希少種オメガの俺。
 アルファ以外が産まれないわけじゃない。けど俺は納得できなかった。だから次の子供を作ろうと掛け合った。
 それに対するラゼルの答えはいつも同じ。
 後悔。
 その言葉は俺の心を容赦無しに抉る。
 アルファを望む義理の父である大公や周囲の失望。そんなもの以上に俺を病ませた。
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