シンデレラの継母に転生しました。

小針ゆき子

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本編

22 シンデレラの継母と義姉の運命


 舞踏会から二週間が経とうとしていた。
 エラとチャーミング王太子は順調に愛を育んでいるようで、半年後に結婚式を挙げるという。
 随分急なことだが、また婚約破棄をされてはかなわないから周囲が促したのだろうとマルゲリータ様がおっしゃっていた。
 このままシンデレラは、意地悪な継母と義姉の知らないところで幸せになる。
 継母と義姉たちは、断罪されずにすんだのだ。
 そうなれば、やはり考えるのはこれからのことだった。
 アーロン様の求婚に対する返事はまだしていない。
 アーロン様のお気持ちは知れたし、私の彼に対する気持ちも決まっている。
 あとはそれを伝えるだけ。
 …なのだが、アーロン様はこの二週間、ずっと王宮に詰めていらした。
 避けられているのかと思ったが、どうやら本当に忙しいらしい。
 そんなある日、突如として彼らはやって来た。

 大公屋敷に、王太子直属を名乗る騎士たちが現れたのだ。
 大公家の門番といえど王太子の勅を受けた騎士たちを押しとどめることはできなかった。
 騎士たちはエントランスにどかどかと入り込み、屋敷の使用人を全員集めるように命じた。
 今日に限ってアーロン様を始めグリフィン様、マルゲリータ様も居ない。
 …いいや、恐らく不在の時を狙って踏み込んだのだ。

 「ここにケイトリン・ウォーターハウスと、娘のティファニー・ウォーターハウスはいるか?」
 彼らは屋敷のエントランスで高らかに言い放った。
 私とティファニーは身を固くする。
 「王太子殿下より直ちに拘束、王太子府に連行するようにと勅が出ている。今すぐ名乗り出ろ!」
 「…拘束とは、どういったことでしょうか?」
 対応したのは執事長だ。
 「貴様に説明する必要はない」
 「お言葉ではございますが、この屋敷はラドルファス大公閣下の管轄です。そしてウォーターハウス母子は閣下が直接お選びになり、お雇いになっております。いくら王太子殿下の勅とはいえ、理由もなしに引き渡すことはできません。どうしても連れて行くというのなら、王太子殿下より大公閣下にご説明されるべきでは?」
 「王太子の勅だと言っているだろう!それに異を唱えるのなら、貴様も不敬罪として拘束するぞ」
 「どうぞ、ご自由に。できればの話ですが」
 「貴様!そうやって、罪人を逃がすつもりだな!?」
 騎士の一人が執事長に向かって拳を振り上げる。
 「やめて!!」
 細身で初老の執事長は、殴られ、難なく吹き飛ばされてしまった。
 「やめてください!ケイトリンは私です!」
 「夫人!!」
 侍女長が押しとどめようとするが、私は一歩前に出た。
 すぐに騎士たちが私を取り囲む。
 ティファニーだけでも…と思ったが、ティファニーは「お母様!」と私の背中に飛びついてきた。
 「お前たちがそうか。確かに特徴は一致するな。…なんだ、思ったより若くて美人じゃないか。娘もまあまあだな」
 執事長を殴った隊長らしき男が、にやにやと私とティファニーを見る。
 「よし、連れていけ!」
 「やめて、その二人に乱暴しないで…きゃあっ!」
 「侍女長様!」
 止めようとした侍女長の声がしたが、悲鳴と床に引きずり倒される音がした。
 振り返りたくとも乱暴に肩と腕を掴まれ、屋敷から引きずり出されてしまう。
 そして扉の前に止まっていた馬車に押し込められてしまった。
 馬車は出発し、私とティファニーは恐怖で身を寄せ合った。
 一体何が起こっているの?
 ああ、神様。
 ティファニーだけはお助け下さい。


 馬車が止まったのは、王宮の東側の宮殿らしかった。
 以前王宮に入った時は正面をそのまま進んだが、途中で東側に曲がり、陽が落ちて暗くなった道を走る。
 そして着いた宮殿は、おそらく彼らが言っていた王太子府なのだろう。
 「出ろ!」
 馬車の扉が開かれた。
 ここまで来たら抵抗しても無駄なことだと素直に従う。
 先に私が降り、ティファニーも続いた。
 目の前には王太子府という華やかな宮殿には似つかわしくない重厚な扉がそびえたっている。
 使用人のための入り口にも見えるが、それにしては物々しい。
 開かれた扉の先には地下へと続く階段が見えた。
 「お母様…怖いよ…」
 「ティファニー…」
 繋がれた手から、ティファニーの怯えが伝わる。
 私も怖くてたまらなかった。
 「降りるんだ。もう一人の娘も先に待っているぞ」
 「ヴァレンティーナが!?」
 騎士はにやにやしながら私の体を舐めるように見ている。
 後ずさりしようとしたが、急に手が伸びてきて、私の胸を掴んだ。
 「痛い…!やめて!!」
 「いい女だな。抱くなら若い娘に限ると思っていたが、あんたなら…」
 「い、…いやっ!!」
 騎士の肉厚の掌が私の胸を引きちぎらんばかりの力で揉む。
 痛いし恐ろしいし、身が竦んだ。
 「よせ!」
 するといつの間に側にいたのか、別の男が私と騎士を引き離した。
 たいして力を入れたように見えなかったが、騎士はうめいて手首を抑えていた。
 「何しやがる!」
 「王太子殿下とご婚約者様を待て。殿下たちが着いた時に女たちが話も聞けない状態になっていたら、騎士長のお前の責任になって首が飛ぶぞ…物理的にな」
 「…」
 騎士長だという男は忌々し気に舌打ちしたものの、それ以上は何も言わなかった。
 もう一人の男が「階段を降りろ」と冷たく言い、私たちの背中を軽く押す。
 彼らの短いやり取りでこの先には絶望しかないと分かっても、従うしかなかった。


 地下は想像通り、牢だった。
 恐らく宮殿で何かしらの罪を犯した使用人を一時的に拘束するためのものなのだろう。
 王太子府ともなれば機密も扱うから、こういった部屋はどうしても必要になる。
 「お母様!ティファニー!!」
 「ヴァレンティーナ」
 騎士長の言った通り、王太后様に仕えているはずのヴァレンティーナがすでに牢の中に囚われていた。
 王宮女官のお着せを着たままで、髪は多少乱れているものの乱暴された形跡はない。
 その事実に一瞬ほっとするも、それも時間の問題だ。
 ティファニーはヴァレンティーナと同じ牢に、私は向かい側の牢に分かれて入れられた。
 「これから王太子殿下と婚約者のご令嬢がいらっしゃる。お前たち罪人に直々に詰問されるそうだ。粗相のないように」
 「そんな…私たちが何をしたっていうのよ!?」
 「黙れ!勝手に口を開くな」
 ヴァレンティーナが噛みつくも、取りつく島もなく言い返される。
 ティファニーはヴァレンティーナにしがみついて震えていた。

 それからどれほど時間が経っただろうか。
 陽の傾き具合からみれば三時間以上は経ったはずだ。
 それまでに嫌な笑みを浮かべた男たちが入れ替わり立ち代わりやって来た。
 「やっぱり黒髪の女だな。美人だし若いし」
 「俺もだ」
 「馬鹿だな、断然母親の方だ。結構色気があるぜ」
 「俺は妹だな。母親や姉ほどじゃないがそこらの貴族令嬢より十分可愛いじゃないか」
 どうやら私たちの品定めをしているようだ。
 身なりは皆きちんとしていてどこぞの貴族出身なのだろうが、中身はとんでもなく下品だ。
 こんな連中が王太子府で働いているのか。
 チャーミング王太子の人となりも分かろうというものだ。

 そのチャーミング王太子がやって来たのは、陽が暮れる直前のことだった。
 「貴様がケイトリン・ウォーターハウスか」
 以前夜会で会った時より、大人びたチャーミング王太子。
 しかしその整った顔立ちは傲慢で不遜な笑みで歪んでいた。
 そして彼は一人の令嬢を伴っていた。
 薄い茶色の髪に、水色の瞳。
 エラ…。
 別れたとき7歳だった彼女は「シンデレラ」のヒロインに相応しく美しく成長していた。
 大公屋敷の侍女は彼女を「すずらんの妖精のようだ」と評していたが、豪奢なドレスに身を包み、王太子の婚約者として自信に満ち溢れた今のエラは、妖精というよりは薔薇の女神のようだった。
 チャーミング王太子が一瞬で骨抜きにされたのも無理なからぬことだろう。

 「お前たちの悪行はエラから聞いた。どうやって叔父上に取り入ったのかは知らんが、抜け目のない女だ」
 「…」
 「豪商だったエラの父親をたぶらかして巧みに後妻の座に座り、幼いエラを娘たちと共に虐げていたそうだな。しかもエラの父親を事故に見せかけて殺した上、本来エラが受け取るべき財産を奪い、無一文で放り出したとか!なんと業突く張りで残忍な女だ。幸いエラは父方の親戚の準男爵家に引き取られたものの、下手をすれば野垂れ死んでいたのだぞ!!」
 ものすごい冤罪だ。
 エラのほら吹きは、年を経てパワーアップしている。
 それにしても私が財産を本当に受け取ったのか、エラが準男爵家に預けられた経緯は調べれば分かるはず。
 どうやらチャーミング王太子は碌に調べもせず、エラの嘘を鵜呑みにしているようだ。
 エラにとっては理想的な王子様なのだろう。
 馬鹿で短絡的で、でも権力だけはある。
 そんなことを考えていると、チャーミング王太子は黙ったままの私にしびれを切らしたらしい。
 「おい、女!なんとか言ったらどうなのだ!?」
 「…直答をお許しいただけるので?」
 そこでチャーミング王太子ははっとした顔をした。
 私は貴族籍にあるものの、王宮に出入りできる役職についているわけではない。
 大公閣下に雇われた、ただの家庭教師だ。
 王族に話しかけるには相応しい役職の者を通すか、あるいは王太子自身が「直答を許す」と許可を出さなくてはならない。
 そこにようやく思い至ったらしい。
 「直答を許してやる。エラに謝罪をしろ」
 「…それでは申し上げます。私は王太子殿下がおっしゃった『悪行』とやらに全く心当たりはありません」
 「なんだと!?」
 「まずエラの実父だったガルシア氏との結婚ですが、ガルシア氏からの申し出を受けて成立しました。お疑いならば弁護士に預けているガルシア氏からの手紙をご覧ください。私が氏を誑かしたという事実はありません。さらに、エラ嬢を虐げていたという事実もありません。…ただ、これに関しては証拠がないので、『やっていない』としかお答えようがありません。そしてガルシア氏の死亡に関してですが、私は関与しておりません。ガルシア氏の死は事故だったので、当時の記録を確認すればすぐに分かることです。さらに財産ですが、私も娘たちも一銭たりとも受け取っておりません。これも記録が残っているはずです。ガルシア氏の財産は、全てエラのものになりました。もちろん当時のエラは幼かったので、後見人になったヨーク準男爵が成人になるまで管理していたと思います」
 一気にしゃべった私に、チャーミング王太子は「え?」とか「ううっ」とか変な声を出している。
 もしかして話が難し過ぎるのだろうか。
 …いいや、そんなに難しい言葉は使っていないはずだ。
 「アッカー弁護士と、ヨーク準男爵様に確認してくださいませ。私も娘たちもやましいことはしておりません」
 「し、しかし…エラが…」
 「ガルシア氏との結婚の経緯やいじめのことについては、エラ嬢が幼かったために記憶を改変したのではないでしょうか。私なりに努力したつもりですが、良好な関係とは言い難かったと思います。事故についても、愛するお父様の死にショックを受け、私と結婚したせいだと思い込んだとしてもおかしくありません。…ただ、財産についてはどうして私が奪ったと思われているのか疑問でなりません。弁護士を通して受け取りを拒否しましたし、公正文書にも残しました。もし本当にエラ嬢が受け取るべき財産を受け取っていないというのなら、残念ですが管理者であるヨーク準男爵様がしかるべき手続きを取っていないためだと思われます。…この件に関して、ヨーク準男爵様はなんと?」
 「…」
 黙り込んでしまったチャー…いや、もう馬鹿王太子でいいか。
 馬鹿なので確認なんてしていないのだろう。
 するとそれまで黙っていたエラが、薔薇色の唇を開いた。
 「…お久しぶりです。お継母様」
 「八年ぶりですね、エラ嬢。あなたが私たちを捕えるように命じたのですか?」
 「まあ、命じたなんて…。私はまだ王太子殿下の婚約者であって、準男爵の養女のままです。他人様に命令する身分ではありません」
 「そうなのですか?王太子殿下の口ぶりから、私たちはエラ嬢にした『悪行』とやらでここに連れてこられたようですが」
 「…お継母様。一言謝罪してくれたら私は許しますわ。心を入れ替えてさえくだされば、殿下にお願いしてここから出して下さるようにお願いします」
 「謝罪…謝罪、ね。本当に謝れば、ここから出して下さるの?」
 「ええ、もちろんです」
 エラは妖艶に笑った。
 私はちらりと反対側にいる娘たちを見る。
 ヴァレンティーナは強い瞳で私に訴えていた。
 ティファニーも震えながら、それでも同じ意思を浮かべている。
 冤罪を認めてはいけない、と。
 「嘘ね、エラ」
 エラから微笑みが消えた。
 「会った時から、あなたは嘘ばかり」
 「お継母様」
 「その『おかあさま』も嘘よ。あなたはそう思っていない。そして私が謝罪すれば見逃すというのも嘘。あなたの中で私たちを断罪し、後ろの下品な男たちに穢させるのは決定事項なのでしょう」
 「貴様!心優しいエラになんということを!!」
 屑王太子が吠えているが無視する。
 「少し前だったら、私は一縷の望みをかけて膝をついてあなたに許しを請うたでしょう。やってもいない罪を認め、娘たちだけでも見逃してくれとすがったでしょう。…でも、今の私はしないわ」
 エラの水色の瞳は、初めて見た時サファイアのようだと思ったそれは、今や氷のようだった。
 瞬きもせずに私を見据えている。
 「少し前のあなたと、今のあなたはどう違うの?」
 「愛する人に結婚を申し込まれたのよ」
 「…!」
 「立派な方よ。身分に驕らず、慈愛と正義の心を持っているわ。私は彼を愛している。だから彼に恥じない人間になりたいの。やってもいない罪を認めることは、身を汚される以上に彼を落胆させる行為だわ」
 「嘘よ!あなたなんかを愛する男がいるわけない!!」
 「娘たちも同じように素晴らしい殿方に求婚されているわ。何より男爵家とはいえ貴族の娘なのよ。自分の身可愛さに、貴族としての矜持を売るわけがありません」
 「嘘よ、嘘よ、嘘!!あなたたちが幸せになるわけないわ。絶対にそんなことにはさせない!!」
 もはやエラに、この牢に来た時の神々しさはなかった。
 塵王太子も彼の部下たちも彼女の豹変ぶりに唖然としている。
 「殿下!この女たちに思い知らせてやってください」
 「あ、ああ…その…」
 「早く!そこの人たちに命令して!ケイトリンたちをめちゃくちゃにして!!」
 「…」
 「殿下!私を愛しているのですよね!?それを証明してください!」
 「わ、分かった。…お前たち!」
 王太子とエラの後ろに控えていた男たちがやや浮足立ちながらもこちらにやってくる。
 私たちを品定めしていた男たちだ。
 怖気づいてはならないと思いながらも、私は数歩後ろに下がってしまった。
 「まずはケイトリンよ。ぼろぼろにした後に娘たちを!誰に楯突いたのか、思い知らせてやって!!」
 エラに物語のヒロインの面影はない。
 邪悪な使徒を操る魔女にしか見えなかった。
 しかし王太子も王太子の騎士たちも欲望に目をぎらつかせていて、魔女の甘言に従順だった。
 牢の鍵が開けられ、五人の男たちが中に入ってくる。
 うち一人は最初に私とティファニーを拘束しに来た騎士長だった。
 先頭にいた騎士長の手がにゅっ、と伸びたかと思うと、私のワンピースの襟元を掴んだ。
 「…!」
 びりりっ。
 悲鳴を上げる間もなく服が裂け、胸元があらわになる。
 破れた服を引き寄せてさらに後ずさるが、すぐに壁が背中についた。
 アーロン様。
 アーロン様…!
 愛しい人の名前を心の中で叫び、私は恐怖に耐えかねて目をつむった。
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