虐げられた令嬢は元家族に"復讐"を決意する

国内でも有数の名家エンゲルハルト家。その長女フローラは幼い頃より親からは愛されず、家に役立つための道具として育てられてきた。
厳しい勉強に淑女教育。頑張っても褒められず、失敗すれば叱られる。しかし、親に愛される妹はそんなフローラをバカにしながらも遊び放題。
孤立し、追い詰められたフローラはある雪の日に屋敷から飛び出し、行方をくらませる。
疲れ果てたフローラを救ったのは、一人の青年だった。
その青年の正体は、思いもよらぬ人だった。
そして、幸せを手に入れたフローラは、彼に支えられながら”元”家族たちに復習することを決意する。