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12話 3日目 開放
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「イシディウス兄さま、地形の方はどうじゃ?こっちの建物の方はあとは実行するだけなのじゃ。」
「もう、海底の大地と入れ替えたしノンビリできるからいつでも良いよ ふひっ」
修復作業も終わりが見えて安堵するクロクは俊への連絡を行う事にした。
「俊よ、一通りの修復は終わったのじゃ。そっちは準備出来ておるのじゃ?」
「はい、出来てますよ。ノベールさんはまだ寝てますが大丈夫でしょう」
「調べたんじゃが、氷の中の人・・・お爺様じゃろ?その・・・起こして上げた方が喜ぶんじゃなかろうかと思うんじゃが・・・?」
昨日の事を思い出す俊はまた同じ思いをしたくない気持ちもあるがクロクの言う事も一理あった。
「いや~、昨日は話をする為に部屋に伺ったんですが事故ではあるんですけど、覗いてしまいまして・・・ちょっと遠慮したいく思いますよね。」
「なんかお主、そういう展開に好かれておるように思えてきたのじゃ。わしも犠牲者じゃが・・・」
そういえばクロクさんのも見てしまった事を思い出したが、すっかり忘れていましたよ。とばかりに無視を決め込んだ。
「無視したのじゃ・・・なんかわし雑に扱われてると思うのじゃ。一応創造神じゃよ?新米じゃけど・・・」
「若いころの苦労は後に思い出になりますからね。頑張ってください。では、慎重にノベールさん起しに行きますか・・・」
「お主よりは年上じゃ」
通話が俊に切られ膝から崩れ落ちた。
「落ち着いたらお説教シテヤルノジャ・・・グスン」
妹の瞳からハイライトが消えたのを確認したイシディウスは笑い転げていた。
「さて、ノベールさんの寝室は何処でしょうかね・・・前回と同じ事故は避けたいところですし、誰かに頼りたいところですね。」
メイドを探し歩く俊は談笑が聞える方向へと進む。
「すいません、お話中に・・・ノベールさんにお話があるので案内してほしいのですが」
「ノベール様にですか?では私が案内しますね。ではまた後程」
他のメイドに声を掛け後に続く俊は事故で覗いてしまった事もある為、メイドに寝ていた場合の対応をお願いした。
「良ければなんですが、寝ていた場合は起こしてもらっても良いですか?」
「それは構いませんが・・・どうかしたんですか?」
「ちょっと色々ありまして」
具体的には言えないと思いはぐらかす事にした。
「まぁ、それは構いませんが・・・」
寝室前についた所、扉の前にメイドが待機していた。
「あなたは・・・」
「はい、ノベールさんに急ぎのお話がありまして・・・」
「何かあったんですか?メイド長?」
「あったと言えばあったんですが・・・ここは私が変わります。貴方は仕事に戻ってください。」
「はぁ・・・わかりました。」
「すいません、態々」
お礼を伝える俊だが、メイドの冷たい視線は避けられなかったが、お願いを聞いてくれたメイドはノベールを起こそうと部屋に入室し、俊は待つ事にした。
少し待ったのち、メイドが部屋を出てきた。
「トオル様、ノベール様は着替えて来られるそうですので、執務室までご案内致します。」
「わかりました。お手数を掛けします。」
執務室へと移動しノベールを待つ事になった。
「お持たせしましたわ。トオル様?それで私に急ぎのお話があると伺いましたが、どうされましたの?」
「はい、氷の件が解決しそうで済ませてからお伝えしようとしたのですが、神様がノベールさんにも伝えてからの方が良いのではないかとの事でして・・・」
「それは当たり前ですわ・・・。私のお爺様が開放されるという大事な問題ですのよ?」
ゲンナリするノベールは開放に向けて準備がいるか確認を俊へと行った。
「それで、トオル様。すぐに開放できますの?それとも何か準備はいりますの?」
「いえ、連絡すれば良いだけとの事でしたね。」
「それでは急ぎますの!」
すぐに出来ると聞き急ぎ部屋後にするノベールは嬉しそうだった。
「それでは、お願いしますわ!11年ぶりに会えるのは楽しみですわ!」
クロクへと連絡をした俊。
「クロクさん、お待たせしました。ノベールさんも連れてきたのでお願いします。」
「分かったのじゃ!解決したら紐づいてる建物の様子も見てほしいのじゃ」
「わかりました。ではお願いします。」
数分程経過すると氷に変化が訪れ、溶けだし始めた。
「溶けていますわ!これでお爺様も・・・」
嬉し涙を流すノベールは両手を合わせ神にお礼を述べる。
「神様、有難う御座いますの・・・これで父も呪縛から解放されますの・・・」
氷は解け、中の男性が開放され、倒れた。
-----現在のバグ一覧-----
マップに自分の座標が表示されない。
ツジの村付近に判定がない地面があり落ちる。半分解決済み
牢屋内の壁が柔らかい。
強度のおかしな建物がある。
国立図書館の書庫の壁の強度
鍛冶屋の倉庫内の全て
大きな氷の塊 解決(次回表記削除)
凍結魔法の威力
-----バグ?不明-----
「もう、海底の大地と入れ替えたしノンビリできるからいつでも良いよ ふひっ」
修復作業も終わりが見えて安堵するクロクは俊への連絡を行う事にした。
「俊よ、一通りの修復は終わったのじゃ。そっちは準備出来ておるのじゃ?」
「はい、出来てますよ。ノベールさんはまだ寝てますが大丈夫でしょう」
「調べたんじゃが、氷の中の人・・・お爺様じゃろ?その・・・起こして上げた方が喜ぶんじゃなかろうかと思うんじゃが・・・?」
昨日の事を思い出す俊はまた同じ思いをしたくない気持ちもあるがクロクの言う事も一理あった。
「いや~、昨日は話をする為に部屋に伺ったんですが事故ではあるんですけど、覗いてしまいまして・・・ちょっと遠慮したいく思いますよね。」
「なんかお主、そういう展開に好かれておるように思えてきたのじゃ。わしも犠牲者じゃが・・・」
そういえばクロクさんのも見てしまった事を思い出したが、すっかり忘れていましたよ。とばかりに無視を決め込んだ。
「無視したのじゃ・・・なんかわし雑に扱われてると思うのじゃ。一応創造神じゃよ?新米じゃけど・・・」
「若いころの苦労は後に思い出になりますからね。頑張ってください。では、慎重にノベールさん起しに行きますか・・・」
「お主よりは年上じゃ」
通話が俊に切られ膝から崩れ落ちた。
「落ち着いたらお説教シテヤルノジャ・・・グスン」
妹の瞳からハイライトが消えたのを確認したイシディウスは笑い転げていた。
「さて、ノベールさんの寝室は何処でしょうかね・・・前回と同じ事故は避けたいところですし、誰かに頼りたいところですね。」
メイドを探し歩く俊は談笑が聞える方向へと進む。
「すいません、お話中に・・・ノベールさんにお話があるので案内してほしいのですが」
「ノベール様にですか?では私が案内しますね。ではまた後程」
他のメイドに声を掛け後に続く俊は事故で覗いてしまった事もある為、メイドに寝ていた場合の対応をお願いした。
「良ければなんですが、寝ていた場合は起こしてもらっても良いですか?」
「それは構いませんが・・・どうかしたんですか?」
「ちょっと色々ありまして」
具体的には言えないと思いはぐらかす事にした。
「まぁ、それは構いませんが・・・」
寝室前についた所、扉の前にメイドが待機していた。
「あなたは・・・」
「はい、ノベールさんに急ぎのお話がありまして・・・」
「何かあったんですか?メイド長?」
「あったと言えばあったんですが・・・ここは私が変わります。貴方は仕事に戻ってください。」
「はぁ・・・わかりました。」
「すいません、態々」
お礼を伝える俊だが、メイドの冷たい視線は避けられなかったが、お願いを聞いてくれたメイドはノベールを起こそうと部屋に入室し、俊は待つ事にした。
少し待ったのち、メイドが部屋を出てきた。
「トオル様、ノベール様は着替えて来られるそうですので、執務室までご案内致します。」
「わかりました。お手数を掛けします。」
執務室へと移動しノベールを待つ事になった。
「お持たせしましたわ。トオル様?それで私に急ぎのお話があると伺いましたが、どうされましたの?」
「はい、氷の件が解決しそうで済ませてからお伝えしようとしたのですが、神様がノベールさんにも伝えてからの方が良いのではないかとの事でして・・・」
「それは当たり前ですわ・・・。私のお爺様が開放されるという大事な問題ですのよ?」
ゲンナリするノベールは開放に向けて準備がいるか確認を俊へと行った。
「それで、トオル様。すぐに開放できますの?それとも何か準備はいりますの?」
「いえ、連絡すれば良いだけとの事でしたね。」
「それでは急ぎますの!」
すぐに出来ると聞き急ぎ部屋後にするノベールは嬉しそうだった。
「それでは、お願いしますわ!11年ぶりに会えるのは楽しみですわ!」
クロクへと連絡をした俊。
「クロクさん、お待たせしました。ノベールさんも連れてきたのでお願いします。」
「分かったのじゃ!解決したら紐づいてる建物の様子も見てほしいのじゃ」
「わかりました。ではお願いします。」
数分程経過すると氷に変化が訪れ、溶けだし始めた。
「溶けていますわ!これでお爺様も・・・」
嬉し涙を流すノベールは両手を合わせ神にお礼を述べる。
「神様、有難う御座いますの・・・これで父も呪縛から解放されますの・・・」
氷は解け、中の男性が開放され、倒れた。
-----現在のバグ一覧-----
マップに自分の座標が表示されない。
ツジの村付近に判定がない地面があり落ちる。半分解決済み
牢屋内の壁が柔らかい。
強度のおかしな建物がある。
国立図書館の書庫の壁の強度
鍛冶屋の倉庫内の全て
大きな氷の塊 解決(次回表記削除)
凍結魔法の威力
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