黄昏のシャルロット

 ──総ては、あの日君が語った夢のために。

 地方領主であるアステリアム伯爵家の後継たる少年シエルは、幼い頃から騎士に憧れを抱き、最年少で王都の騎士団に入団した。
 華奢な体格で剣術は人並み、補助魔術の腕は専門の魔術師にも劣らないが、基礎の攻撃魔術はからきし。
 年齢に比べてその言動は大人びており、日々理想の騎士像を体現すべく紳士的に振舞っている。

 しかし、その正体はシエルと双子の妹、シャルロットだった。

 一つの目的を胸に、ちょっとずれた騎士道と、複雑な乙女心を隠しながら波乱含みの騎士生活を始める。

 嘘と真実、狂気と正気、死と生の狭間に揺れる少女が見出した世界は……。
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