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第四話
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オズベルト様の寝室のドアを静かに開ける。
中を見ると、オズベルト様は既にベッドの中に入っていた。明かりが消えているが、月明かりが辺り一面に広がり、夜とは思えないほど明るかった。
私は音を立てないよう、ゆっくりとベッドに向かう。
「あの……」
「な、何ですか?」
オズベルト様がこちらへ顔を向けた。良かった。まだ眠ってはいないようだ。
私は恥じらいながら話を続けた。
「一晩泊めていただけるお礼がしたいのです」
「お、お礼?」
「そう。お礼」
私はオズベルト様の布団をゆっくりとはいだ。
そして、着ていた白シャツのボタンを一個一個外していく。
オズベルト様はギョッとしている。
ボタンを外し終えると、ゆっくりと脱いだ。
「抱いて下さいまし」
「!?」
「一晩泊めて下さるお礼です」
「な、何言ってるんですか!?」
私はオズベルト様の言葉を無視して、ベッドに乗り上げた。オズベルト様の身体の上に乗り、顔を近付けた。
「嫌ですか?」
「いや、その……」
オズベルト様はしどろもどろになっている。嫌なら嫌だとハッキリ言うだろう。言わないと言う事は嫌じゃないのだ。ならば私は突き進むのみ。
私はニコリと微笑んだ。
「好きにして下さっていいのですよ?」
そして、チュッとオズベルト様にキスをした。
更に唇をツンツンとつついて口を開けろと催促した。オズベルト様がおずおずと口を開く。
すぐに舌を入れて、オズベルト様の舌に絡ませた。
「はっ……はっ……」
オズベルト様はがっつく様に私の舌に舌を絡めた。飲みきれない唾液がオズベルト様の唇を濡らす。
オズベルト様は興奮している様で、私の尻を両手で鷲掴みにした。そのままモミモミと揉まれる。
良かった。
どうやら事はうまく運びそうだ。
私は心の中でニンマリと微笑んだ。
すると、突然オズベルト様が起き上がった。
体勢が逆になり、今度は私が下になった。オズベルト様が覆いかぶさってくる。
両手をしっかりと拘束して、むさぶる様なキスをされた。
「ふふ……。キスがお好きなんですね」
キスが終わった後にそんな事を言ったら、オズベルト様は真っ赤になった。
「す、すいませっ……。俺、我を忘れちゃって……」
「気になさらないで下さい。私は貴方に抱かれたいのです」
「!!」
驚いているオズベルト様のシャツのボタンを一個一個外す。筋肉に覆われた美しい身体が現れた。
「素敵。美しい肉体です」
「お、俺なんかより貴方の方が美しい」
「え?」
「その顔も、身体も、髪も目の色も! 全部全部綺麗だ! ほ、本当に俺、貴方の事を好きにしていいのですか!? 今日会ったばかりなのに!」
私はふふ……と笑った。
そしてオズベルト様の頬にそっと撫でた。
「いいんですよ。その為に私はここにいるんですから」
そう言うと、オズベルト様の腰に両足をガッチリと絡ませた。ちょっと下品かなとも思ったが、まぁいいだろう。
「さぁ……。来て……」
オズベルト様の喉がゴクンと鳴った。
※※※※
「はっ……! はっ……!」
オズベルト様の性器が私の中をかき回す。
息遣いが荒い。余程興奮しているのだろう。だが、私もそれは一緒だ。久しぶりの交わりに身体中が熱くなっていた。
「あ……あっ……」
気持ち良くてオズベルト様の髪をグシャグシャとかき回した。
「……っ! すいません。もう出そうです」
「どうぞ。イッて下さい」
オズベルト様の動きが速くなった。そしてドチュンと性器を突き刺すと、ドクドクと中で射精した。
中を濡らされる快感に、気が付いたら私も勢いよく射精していた。
「ハァっ……ハァっ……!」
オズベルト様は荒い息を吐きながら何度も私の唇にキスをした。両手はしっかりと私の手を握っている。
落ち着いてくると、ゆっくりとオズベルト様の顔が離れていった。
「すいません。俺……」
「何故謝るのです? 私は今とっても幸せな気持ちですよ?」
「……」
「さぁ、そろそろ寝ましょう」
「じゃあ、身体を拭きます!」
「そんな事しなくていいのですよ。でも、貴方は優しいお方ですね」
私がニッコリ微笑むと、オズベルト様は真っ赤になった。
オズベルト様が横になれる様身体をズラすと、オズベルト様はオズオズと身体を横たえた。
「最高の夜でした。ありがとう、お休みなさい」
チュッと頬にキスをすると、オズベルト様の真っ赤なお顔が更に真っ赤になった。
「あのっ、明日ちゃんと話がしたいです! ――こんな事になってしまった責任も取りたいですし!」
「……。そう、ですね。分かりました」
オズベルト様はお優しい方だ。
今回の交わりは私が望んだ事。オズベルト様は責任など取らなくて良いのに。
でも、分かったと言わないとオズベルト様は引き下がらない気がしたので一応私は頷いたのだ。
暫くすると、隣からすぅすぅと寝息が聞こえてきた。
よし。オズベルト様は眠ってしまったようだ。
私はそっとベッドから抜け出て、寝室を後にした。
明日からオズベルト様はどうなっているだろう?
きっと自信に満ち溢れている筈だ。
私は楽しい気持ちで変身を解き、蛇の姿に戻ったのだった。
中を見ると、オズベルト様は既にベッドの中に入っていた。明かりが消えているが、月明かりが辺り一面に広がり、夜とは思えないほど明るかった。
私は音を立てないよう、ゆっくりとベッドに向かう。
「あの……」
「な、何ですか?」
オズベルト様がこちらへ顔を向けた。良かった。まだ眠ってはいないようだ。
私は恥じらいながら話を続けた。
「一晩泊めていただけるお礼がしたいのです」
「お、お礼?」
「そう。お礼」
私はオズベルト様の布団をゆっくりとはいだ。
そして、着ていた白シャツのボタンを一個一個外していく。
オズベルト様はギョッとしている。
ボタンを外し終えると、ゆっくりと脱いだ。
「抱いて下さいまし」
「!?」
「一晩泊めて下さるお礼です」
「な、何言ってるんですか!?」
私はオズベルト様の言葉を無視して、ベッドに乗り上げた。オズベルト様の身体の上に乗り、顔を近付けた。
「嫌ですか?」
「いや、その……」
オズベルト様はしどろもどろになっている。嫌なら嫌だとハッキリ言うだろう。言わないと言う事は嫌じゃないのだ。ならば私は突き進むのみ。
私はニコリと微笑んだ。
「好きにして下さっていいのですよ?」
そして、チュッとオズベルト様にキスをした。
更に唇をツンツンとつついて口を開けろと催促した。オズベルト様がおずおずと口を開く。
すぐに舌を入れて、オズベルト様の舌に絡ませた。
「はっ……はっ……」
オズベルト様はがっつく様に私の舌に舌を絡めた。飲みきれない唾液がオズベルト様の唇を濡らす。
オズベルト様は興奮している様で、私の尻を両手で鷲掴みにした。そのままモミモミと揉まれる。
良かった。
どうやら事はうまく運びそうだ。
私は心の中でニンマリと微笑んだ。
すると、突然オズベルト様が起き上がった。
体勢が逆になり、今度は私が下になった。オズベルト様が覆いかぶさってくる。
両手をしっかりと拘束して、むさぶる様なキスをされた。
「ふふ……。キスがお好きなんですね」
キスが終わった後にそんな事を言ったら、オズベルト様は真っ赤になった。
「す、すいませっ……。俺、我を忘れちゃって……」
「気になさらないで下さい。私は貴方に抱かれたいのです」
「!!」
驚いているオズベルト様のシャツのボタンを一個一個外す。筋肉に覆われた美しい身体が現れた。
「素敵。美しい肉体です」
「お、俺なんかより貴方の方が美しい」
「え?」
「その顔も、身体も、髪も目の色も! 全部全部綺麗だ! ほ、本当に俺、貴方の事を好きにしていいのですか!? 今日会ったばかりなのに!」
私はふふ……と笑った。
そしてオズベルト様の頬にそっと撫でた。
「いいんですよ。その為に私はここにいるんですから」
そう言うと、オズベルト様の腰に両足をガッチリと絡ませた。ちょっと下品かなとも思ったが、まぁいいだろう。
「さぁ……。来て……」
オズベルト様の喉がゴクンと鳴った。
※※※※
「はっ……! はっ……!」
オズベルト様の性器が私の中をかき回す。
息遣いが荒い。余程興奮しているのだろう。だが、私もそれは一緒だ。久しぶりの交わりに身体中が熱くなっていた。
「あ……あっ……」
気持ち良くてオズベルト様の髪をグシャグシャとかき回した。
「……っ! すいません。もう出そうです」
「どうぞ。イッて下さい」
オズベルト様の動きが速くなった。そしてドチュンと性器を突き刺すと、ドクドクと中で射精した。
中を濡らされる快感に、気が付いたら私も勢いよく射精していた。
「ハァっ……ハァっ……!」
オズベルト様は荒い息を吐きながら何度も私の唇にキスをした。両手はしっかりと私の手を握っている。
落ち着いてくると、ゆっくりとオズベルト様の顔が離れていった。
「すいません。俺……」
「何故謝るのです? 私は今とっても幸せな気持ちですよ?」
「……」
「さぁ、そろそろ寝ましょう」
「じゃあ、身体を拭きます!」
「そんな事しなくていいのですよ。でも、貴方は優しいお方ですね」
私がニッコリ微笑むと、オズベルト様は真っ赤になった。
オズベルト様が横になれる様身体をズラすと、オズベルト様はオズオズと身体を横たえた。
「最高の夜でした。ありがとう、お休みなさい」
チュッと頬にキスをすると、オズベルト様の真っ赤なお顔が更に真っ赤になった。
「あのっ、明日ちゃんと話がしたいです! ――こんな事になってしまった責任も取りたいですし!」
「……。そう、ですね。分かりました」
オズベルト様はお優しい方だ。
今回の交わりは私が望んだ事。オズベルト様は責任など取らなくて良いのに。
でも、分かったと言わないとオズベルト様は引き下がらない気がしたので一応私は頷いたのだ。
暫くすると、隣からすぅすぅと寝息が聞こえてきた。
よし。オズベルト様は眠ってしまったようだ。
私はそっとベッドから抜け出て、寝室を後にした。
明日からオズベルト様はどうなっているだろう?
きっと自信に満ち溢れている筈だ。
私は楽しい気持ちで変身を解き、蛇の姿に戻ったのだった。
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