幸福を呼んだのは、花ではなく貴方でした

ちゃしげ

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前編 Get-well bouquet give to you

久し振りの会合

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「――――……ほう。で、その葵の想い人が来なくなって、もうすぐ二週間が経つ、と」


 事の経緯を説明している最中、将虎さんが『そういう訳だな』なんて言って、一人納得するものだから、思わず声が裏返る。


「おっ、想い人って! そんなんじゃ……っ!」


 将虎さんには、幼馴染である男の僕が客の、それも同性に一目惚れした、なんて事実はいくらなんでも話しづらかったから、上手くぼかして話したというのに。その甲斐も虚しく、はっきりとそう言われて咄嗟に否定の言葉が口をついて出る。

 しかし、そんな僕を他所に将虎さんは、いやいや、と首を振った。


「一週間足らずの間、お前はそいつが来るのを今か今かと待ち侘びていたんだろう? そんなもの、普通の客には思わんだろう」


 往生際が悪いぞ、と将虎さんは、僕の思惑に気付いているのだろう。にやにやと人の悪い笑みを浮かべてそう言ってきて、うっと口を噤む。

 そして将虎さんは、畳み掛けるよう続けた。


「それにしても、まさか葵が男に惚れるなんてなぁ……。毎度彼女が出来ても長く続かなかったのは、それが原因だったということか……?」
「ちっ、違……っ! 今迄だってきちんと好きだって気持ちはあったよ!」


 将虎さんから飛んできた衝撃の言葉に、思わず目を剥き、咄嗟に否を唱える。

 確かに、今までできた恋人とはあまりお付き合いが長くは続かなかったけれど。僕の恋愛対象は変わらず女性だし、紫葉さん以外の男性に、そんな感情を抱いたことは決してない。

 だから、咄嗟ながらも言ってしまった。


「というかそもそも、彼以外の男の人に恋愛感情なんて……っ!」


 抱かない。そう、ぽろりと零したその時、ハッとする。なにせ、遠くを眺めていたはずの将虎さんが、僕を横目で見据えながら、また人の悪い笑みを浮かべていたから。
 その時、しまったと思ってももう遅い。


「ほぅ? そいつだけが、特別、という事か」


 『そうかそうか、特別なのか』なんて、そうやって同じことを続けるものだから、どうしたってこれ以上、僕が彼に恋をしているという事実を隠す事なんて出来そうもなくて。せめてもの抵抗に、僕は手で顔を覆い、熱くなった頬を隠した。


「あーもう、将虎さんには敵わない……」
「お? 今更気付いたのか?」


 それでも、将虎さんがそう言って僕を茶化すように、けれど得意げに笑うものだから。最後には何だか毒気が抜けてしまって、僕も釣られて、仕方がない人だなと笑った。

 将虎さんに敵わない事なんて、それこそ僕が小さい頃から知っているのだ。

 カラカラと、それこそ子供っぽく笑う将虎さんを前に、なんだか悩んでいたのが馬鹿らしく思えてきて、あーあとぼやく。


「彼もまた、こんな風に来てくれないかなぁ」


 今の自分の願望、それがぽろりと口から零れ落ちる。きっと、将虎さんに話を聞いてもらったことで、幾分か気持ちの整理ができたのだろう。今朝と比べると、かなり心が軽くなった気がする。

 はい、と、将虎さん注文の花束を手渡し、僕がそう呟けば、将虎さんは受け取りながら『んー?』と首を捻った。
 それから、事もなげに言い放つ。


「俺が思うに、もう既に来てそうだけどな」


 将虎さんを見送るべく、カウンターから出たその時。そう、将虎さんがからりと笑って答えるものだから、僕は思わず『え?』と素っ頓狂な声を零す。

 すると、そんな僕を前に将虎さんは、またもにかっと笑った。


「いやな、お前の話を聞く限り、俺はその客もお前に気があるんじゃないかって思ってな?」


 将虎さんの言葉に、僕は唖然としてしまう。そんなわけない、そう僕が言うよりも早く、将虎さんは尚も続ける。


「考えても見ろ。普通、大の男が毎日花を買いに来たとしても、店員、それも男の店員と、一言二言では収まらない話をしていくなんて何か下心がありそうだと思わないか?」
「そっ、そんなわけないよ! あの人、格好良いし……僕なんか眼中にないって。ほら、きっと年が同じだし、話しやすいってだけで、深い意味は……」
「いやぁこれは面白くなってきたな!」


 そう言うや、将虎さんは僕の言葉には耳を傾ける事はなく、すたこらと店のドアを開けて出て行ってしまった。


「ちょっ! 将虎さん!」


 その背に、咄嗟に声を上げたものの、彼は止まらない。

 まったく、いくつになっても将虎さんは人の話を聞かないな!と、僕はそんなことを思いながら、すぐに彼を追って外へと出た。
 なにせ、紫葉さんへの誤解が残ったままだ。僕はいいけれど、それだけは解いておかないと、そう思い、強引な幼馴染の後を追いかける。

 店を出た先、すぐにでもいなくなってしまいそうだった将虎さんは、けれど幸か不幸か、ドアを出たところで立ち止っていて。そのおかげですぐに追いつくことが出来て、すぐに僕は将虎さんの肩を掴んだ。


「もう、将虎さん! 僕のことはいくらでも言っていいけど、彼のことは……っ!」
「――――こりゃ驚いた。珍しい事もあるもんだな」
「誤解しないで……って、へ?」


 叫んでいるそんな最中、将虎さんが零した小さな声を耳にして、僕は言葉が途切れる。

 つい先程まで、爛々と目を輝かせていた将虎さんは、今は物珍しそうにただ一点を凝視していた。
 一体何があったというのか。そう思い、将虎さんの視線を追って……目を瞠る。


「――――紫葉さん?」


 店の真正面、少しだけ距離をとった場所で、右に左にうろうろと彷徨うスーツの男性。その姿は、はっきり言って不審者以外の何物でもなかったけれど、それでも彼の人物を、僕が間違えるはずもない。

 思わず溢れた僕の声に、彼もまた、僕たちの存在にようやく気付いたのだろう。紫葉さんはびくりと大きく肩を跳ねさせた後、恐る恐るといった様子で、僕たちの方へと振り向いた。


「…………は?」


 すると彼は、途端に瞳を大きく見開き、固まってしまった。その視線は、僕たち――というよりも、将虎さんに真っ直ぐ注がれている。

 
「旭顧問……?」


 なんで貴方が。そう、明らかに困惑した声で発せられた言葉に、今度は僕が驚く番だった。

 どうして、紫葉さんの口から将虎さんの名前が……?いや、そもそもなんで、紫葉さんがここに……?

 これは一体どういうことかと、僕が混乱しているそんな中、一人冷静に状況を察したのだろう将虎さんは、僕と紫葉さんの顔を交互に見て、なるほどと笑った。


「そうかそうか、そういう事か! 確かに、丁度二週間前だ。いやぁ、これで合点がいった!」


 どこか愉快そうに、それでいて妙にすっきりとした顔で将虎さんが笑うものだから。僕も紫葉さんも何が何やらさっぱりで、言葉を失う。
 そのまま、呆然と将虎さんを見ていたら、僕らの視線に気付いたのだろう、将虎さんはなんだか先程よりも嬉しそうに、にんまりと笑った。


「なるほどなぁ。いやぁ、あの鬼の人事部長様が、ただ甥っ子の見舞いの為だけに定時で帰るなんて、きっと裏があると俺は思ってはいたんだよ……。そういう事だったか~」


 そんなことを言いながら、将虎さんは紫葉さんへと歩み寄っていく。
 すると紫葉さんは、将虎さんの言葉を聞くや、何故か拙いと言わんばかりに顔を引き攣らせた。

 『人事部長』、『甥っ子の見舞い』、とくると、僕も気付く。もしや、二人は知り合い……?

 そんな僕の思考を裏付けるよう、将虎さんは紫葉さんの真横に立つやその肩を組み、溌剌とした声で言った。


「いやぁ、世間は狭いとはよく言うが、本当だな! 紫葉ぁ、お前葵の店に通ってたんなら言えよ~。俺とお前の仲だってんのに~」
「は……いや、は? 俺と貴方は別に……いやというか、何故……っ?」
「ん? あー、俺、葵とは幼馴染でなぁ。昔から弟みたいに思ってて、だからこの店にもちょくちょく様子見に来てるんだよ」


 葵は仕事人間だから、気を抜いたらすぐ体調崩してなぁ。……なんて話す将虎さんに、一体いくつの頃の話をしているんだと話を止めたくなったけれど。その隣で、紫葉さんが驚いたとばかりに口をポカンと開け、固まってしまったものだから。なんだか間に割って入ることができなくて、ただ呆気に二人を見つめてしまう。

 そうこうしていると、今度は僕の番だと将虎さんは体の向きを変え、やっぱりいつもの調子のまま、僕の名を口にした。


「葵、実はコイツ……紫葉とは、部署は違うが同じ会社に勤めていてな。しかもなんと、コイツ、俺の大学時代の後輩でよ。真面目で頭の硬い奴なんだ」


 いやぁほんと、まさかこんな偶然があるとはなぁ! そう言って豪快に笑いながら、将虎さんは傍にある紫葉さんの背中を無遠慮にバシバシと叩く。

 きっと、余程その衝撃が強かったのだろう。瞬間、紫葉さんは蟀谷に青筋を刻み、ぎろりと将虎さんを睨んだ。


「~~~っ、旭貴様っ! いい加減叩くのを止めろ! いつもいつも、貴方は加減ってものを知らないのか!」
「お、やっと普段の調子に戻ったな。よしよし、良いぞー。お前ってヤツは、いっつも硬っ苦しいのはなしだって俺が言っても、すぐ敬語を使うんだからよー」


 まったく仕方のないやつだ、そう言わんばかりにやれやれと首を振る将虎さんを前にして、益々紫葉さんの表情が強張っていく。

 もはや、既に今まで見たことのない形相だというのに、そんな紫葉さんの様子に気付いていないのか、はたまたわざとなのか。……きっと後者だとは思うが、将虎さんはなおも畳み掛ける。


「にしても……お前、俺があんなちゃちな言葉だけで引き下がったとでも思っていたのか? 心外だなぁ。俺はあれ以降も、お前の口からどうにか定時で帰る理由を聞き出そうとしていたんだぜ?」
「知っている! おかげで毎日毎日、社で過ごす間ずっと気が休まらなかったわ! 一々用もないのに人事まで来るな!」


 ギャンギャンと人に喰ってかかる紫葉さんは正直珍しくって、思わず呆然としてしまったけれど。すぐにハッとして、僕は二人の間に割って入った。何より、このままいくと紫葉さん、殴りかかりそうだ。


「ちょっ、待って待って! 一旦落ち着こう紫葉さん⁉︎ ほら、将虎さんのこういったお騒がせな探究心はもう昔からだから! 天然ものだから! 興味を持ったが最後だから!」
「おい葵、何気にそれ酷くないか?」


 隣で呟かれた将虎さんの言葉は一旦無視して、一先ず喧嘩腰の紫葉さんを宥める。すると、そこでようやく今の状態を思い出したのか、紫葉さんは一つ咳払いを落とした後、すまないと謝罪した。


「すまない……店の前で面倒を掛けた……」
「いや、面倒なんてそんな……こっちこそ、なんというかすみません」


 いつもの冷静さを取り戻したのだろう紫葉さんは、そう言ってちらりと僕の目を見た後、何処か所在なさげに目線をうろつかせる。その姿に僕も、色々あって忘れかけていたけれど、紫葉さんがほぼ二週間ぶりに僕のお店まできてくれていた事を思い出し、あ、と声が漏れた。


「あー、えっと……その、……お久し振りです、紫葉さん」


 じわじわと紫葉さんが目の前にいるというその事実に、どうしても頬が緩んでしまう。きっと今、僕は非常にだらしない顔をしているに違いない。
 久し振りに会えたというのに、これじゃあ幻滅されてしまう。


「あー、その……久し振り。……息災そうで何よりだ」


 仕事中のくせにしゃんとしろって怒られるだろうか、そんなことを考えていたけれど。紫葉さんの口から出たのはそんな言葉で、その優しい言葉に、また頬が緩んだ。


「はい、紫葉さんも元気そうで良かった」


 ああもう、どうしよう。やっぱり好きだなぁ。そんなことを改めて実感して、これは駄目だと咄嗟に気持ちを振り切り、それよりと話を戻すことにした。


「それより紫葉さん、つい将虎さんのせいで引き留めちゃいましたけど、何か御用でしょうか? あ、また何か花がご入用です?」


 このままだと際限なく表情が緩んでしまう。それを避けるように、そう問いかける。
 そもそも店の前にいたのだから、花を買いに来たのは違いないだろう。……そう踏んで声を掛けてみたのだが、何故か紫葉さんは、僕の言葉にぴくりと眉を跳ね上げ、ぐ、と険しい表情を浮かべた。


「……将虎、さん、か……」
「え?」


 そうして零されたのは、どういうわけか将虎さんの名前で。それも、なんだかひどく悔しげに呟くその声音に、首を傾げる。

 もしや、将虎さんに用事だったのだろうか。いや、けれど紫葉さんは、ここに将虎さんがいるって知らなかったはず。……それじゃあ、どういう意図の言葉だろう。

 紫葉さんの言葉に、なんと返していいのか分からず悩んでいると。彼は再度、ハッとと気を取り戻した様子で、なんだかひどくわざとらしい咳払いを一つ、落とした。


「あー、いや……今のは気にするな。……すまん、特に花を買う予定はないんだ。ただ……、少し近くを寄ったついでに、気になって、だな……」
「……えっ?」


 最後の方は紫葉さんにしては珍しい、歯切れの悪い言葉でもごもごと言われてしまって、上手く聞き取れなかったけれど。なんとか聞き取れた言葉が、予想外のものだったから、僕の脳は処理しきれずに固まってしまった。

 気になってって……それって、何が? ……もしかして、僕のこと?

 そんなまさか、都合の良いこと……そう思いながらも目をぱちくりと瞬かせていると、そんな僕の姿に何を思ったのか、紫葉さんは最後に『いや、やはり何でもない、じゃあな!』とだけ言い残し、早足でその場を去ってしまった。駆けて行った訳でもないのに、もうその背は何処にも見当たらない。


「……行っちゃった」
「行っちゃったなぁ」


 ぽつりと零した言葉に被さる様、隣から同じ言葉が続く。熱くなった頬をどうにか隠しながら声のした方を振り向くと、そこにはやはり何かを企んでいるような笑みを浮かべる将虎さんがいて、瞬時に何か嫌な予感がした。


「いやぁ、そうか。紫葉かぁ……。うん、そうだな、そうしよう」


 頻りに頷きを繰り返す昔馴染みに、益々嫌な予感が増していく。それに気付いたのか否か、将虎さんはにかりと笑った後、右手の親指を立てて僕を見た。


「よし、任せておけ、葵! 俺が上手い事やってやるからな!」


 俺が恋のキューピッドになってやる。そう言って将虎さんも、僕の話を聞かずに手を大きく振って、さっさと僕の店を後にした。


「……なに、恋のキューピッドって……」


 彼の最後に告げた言葉に一抹の不安を抱えつつ、それでもこのまま店の前に立っている訳にもいかないからと、店の中へと戻る。
 その時カウンターの傍に置いたままだった、今し方幼馴染へと渡した『策略』の意味を持つ下向きに咲いた白い花たちが、僕の目に飛び込んできて、おかげで余計に不安が胸を占めたのだった。


「……なんか紫葉さん、ごめん」


 なにが起こるかは、現状分かってはいないけれど。それでも胸にぐるぐると渦巻く不安から、僕はそんなことを一言、零した。



*     *      *



◇前編中花言葉◇
・ゼラニウム『予期せぬ出会い(黄)』
・スイートピー『門出、仄かな喜び(白)』
・ガーベラ『我慢強さ(橙)』
・カスミソウ『幸福』
・パキラ『快活、勝利』
・カランコエ(赤)『忍耐力、幸福を告げる』
・クレマチス『策略(白)』

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