皇女殺しのしーるどがーる

 毎年の終わり、『清めの義』が行われる。人工知能を保持する立体記憶媒体『キューブ』の再構築を、今年十八になる皇帝の娘、ルナが担うことになっていた。彼女を護衛する直属の隠密部隊の一人であるサイナ・ディアナイトは誰よりもルナと親しい関係にあった。
 清めの義の当日、ルナの側近を任されたサイナの持つ軍用機械剣は、その意志とは裏腹にルナの心臓を貫いていた。逃走劇が始まる。
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