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幕間 日々の調教
第二節:公園②
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夜の公園。
街灯に照らされた芝の上で、美咲は「はぁ……はぁ……っ」と荒い息を繰り返していた。
胸の鼓動は「どくんっ、どくんっ」と耳の奥に響き、冷たい夜気さえ汗ばむ肌にまとわりつく。
近くではカップルの甘い囁きや「ちゅ……っ」という音が漏れ聞こえ、葉の揺れる「さらさら……」という音と交じり合い、羞恥が喉を締め付ける。
そのすぐ横に立つ彼は、何も言わず、ただ視線だけで美咲を縛りつけていた。
「……美咲。」
低く冷たい声。
その響きは夜風よりも重く、彼女の鼓膜を震わせる。
「自分の口で……どうして欲しいか言ってみろ」
一言一言が心の奥を抉る。
美咲は「ひっ……」と喉を震わせるが、羞恥に足がすくみ、言葉が出ない。
彼は数秒だけ待つと「ふん」と鼻で笑い、背を向けた。
靴底が石畳を叩く「コツ……コツ……」という音が遠ざかるたび、美咲の心臓は「どくんっ! どくんっ!」と悲鳴のように鳴り響く。
「ま、待って……っ! い、行かないで……っ!」
涙まじりの声を絞り出した瞬間、美咲は自分でも抑えられない震えに包まれた。
呼吸は「はぁ……はぁ……」と乱れ、胸が上下に大きく揺れる。
「わ、わたし……っ……」
理性を振り払うように、喉の奥からしがみつくような言葉を吐き出した。
「わたしの卑しい秘部を……ここで……スカートを捲られて……ご主人様の逞しいもので……中をかき回されて……もっと……めちゃくちゃにして欲しい……っ……です……っ!」
言い終えた瞬間、美咲の太腿を「とろ……っ」と熱が伝い落ちる。
羞恥と渇望が入り混じり、身体は小刻みに震え続けた。
背を向けていた彼が、ゆっくりと足を止める。
振り返ったその目は、月明かりに細く光り、底知れぬ愉悦を湛えていた。
「……ははっ。やっと自分から言えたか。」
彼は近づき、美咲の耳元に冷たい息を吹きかけるように囁いた。
「聞いたぞ、美咲。自分を卑しい道具だと認めて、俺にかき回してほしいだなんて……どこまで堕ちてるんだ?」
「はぁ……はぁ……っ」
彼の言葉に美咲の胸はさらに激しく脈打ち、首筋から背筋にかけて「ぞくっ」と痺れが走る。
彼は続ける。
「おまえはもう女でも、人でもない。ただ俺の欲望を受け止めるためだけの都合の良い器だ。それがわかってるんだろ?」
美咲の瞳が潤み、視界が揺れる。
羞恥と安堵が入り混じり、涙が「ぽとっ」と頬を伝い落ちた。
「そうやって必死に乞い願って……俺に拾ってもらう以外、生きる意味なんてないんだよな?」
その言葉を浴びた瞬間、美咲の内側で「ずくんっ」と熱が弾け、全身が彼に支配されていく感覚に浸り込んでいった。
「はぁ……っ……はぁ……っ……」
苦しげでありながら恍惚に震えるその呼吸こそが、彼の言葉の答えになっていた。
街灯に照らされた芝の上で、美咲は「はぁ……はぁ……っ」と荒い息を繰り返していた。
胸の鼓動は「どくんっ、どくんっ」と耳の奥に響き、冷たい夜気さえ汗ばむ肌にまとわりつく。
近くではカップルの甘い囁きや「ちゅ……っ」という音が漏れ聞こえ、葉の揺れる「さらさら……」という音と交じり合い、羞恥が喉を締め付ける。
そのすぐ横に立つ彼は、何も言わず、ただ視線だけで美咲を縛りつけていた。
「……美咲。」
低く冷たい声。
その響きは夜風よりも重く、彼女の鼓膜を震わせる。
「自分の口で……どうして欲しいか言ってみろ」
一言一言が心の奥を抉る。
美咲は「ひっ……」と喉を震わせるが、羞恥に足がすくみ、言葉が出ない。
彼は数秒だけ待つと「ふん」と鼻で笑い、背を向けた。
靴底が石畳を叩く「コツ……コツ……」という音が遠ざかるたび、美咲の心臓は「どくんっ! どくんっ!」と悲鳴のように鳴り響く。
「ま、待って……っ! い、行かないで……っ!」
涙まじりの声を絞り出した瞬間、美咲は自分でも抑えられない震えに包まれた。
呼吸は「はぁ……はぁ……」と乱れ、胸が上下に大きく揺れる。
「わ、わたし……っ……」
理性を振り払うように、喉の奥からしがみつくような言葉を吐き出した。
「わたしの卑しい秘部を……ここで……スカートを捲られて……ご主人様の逞しいもので……中をかき回されて……もっと……めちゃくちゃにして欲しい……っ……です……っ!」
言い終えた瞬間、美咲の太腿を「とろ……っ」と熱が伝い落ちる。
羞恥と渇望が入り混じり、身体は小刻みに震え続けた。
背を向けていた彼が、ゆっくりと足を止める。
振り返ったその目は、月明かりに細く光り、底知れぬ愉悦を湛えていた。
「……ははっ。やっと自分から言えたか。」
彼は近づき、美咲の耳元に冷たい息を吹きかけるように囁いた。
「聞いたぞ、美咲。自分を卑しい道具だと認めて、俺にかき回してほしいだなんて……どこまで堕ちてるんだ?」
「はぁ……はぁ……っ」
彼の言葉に美咲の胸はさらに激しく脈打ち、首筋から背筋にかけて「ぞくっ」と痺れが走る。
彼は続ける。
「おまえはもう女でも、人でもない。ただ俺の欲望を受け止めるためだけの都合の良い器だ。それがわかってるんだろ?」
美咲の瞳が潤み、視界が揺れる。
羞恥と安堵が入り混じり、涙が「ぽとっ」と頬を伝い落ちた。
「そうやって必死に乞い願って……俺に拾ってもらう以外、生きる意味なんてないんだよな?」
その言葉を浴びた瞬間、美咲の内側で「ずくんっ」と熱が弾け、全身が彼に支配されていく感覚に浸り込んでいった。
「はぁ……っ……はぁ……っ……」
苦しげでありながら恍惚に震えるその呼吸こそが、彼の言葉の答えになっていた。
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