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そしてあれからの私たちだが、カイトは伯爵から侯爵へと陞爵されレイモンドも父の姿を追うように騎士を目指して騎士養成所へと入学を果たした。どうやら騎士としての才能は父譲りのようで今から将来を期待されている。
そしてレイモンドの下には娘と息子が一人ずつ生まれ、今では家族が五人になった。
カイトは子供たちを溺愛し仕事が終わるとすぐに帰宅してくれる。そして今でも会えなかった7年間の埋め合わせだと私に愛を囁いてくれるのだ。
こんなに幸せでいいのかと思う。
本当にあの時、婚約を破棄してよかった。
あの黒歴史のハンカチを捨てないでカイトに渡していてよかった。
そんなことも今でも時々思い出す。
「リア、何を考えてる?」
「ふふっ、決まってるじゃない」
「じゃあ、俺の事…かな」
そんな甘いことをカイルが言うとは世の中の人は思っていないだろう。私だけが知る彼の本当の姿だ。
「愛してるわ」
「ああ、俺も愛してる」
―――完
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
何とか完結までたどり着きました。
皆様からのしおりで勇気と元気をいただき、励みとしてました。
恋愛ランキングで一位をいただいたり、人気ランキングで一位をいただいたことは、自分でも信じられない瞬間でした。
ありがとうございます。
新しい作品をアップしたときは、また、長い目で、そしてゆるーい気持ちで見守ってやってください。
本当に皆様、ありがとうございました。
そしてレイモンドの下には娘と息子が一人ずつ生まれ、今では家族が五人になった。
カイトは子供たちを溺愛し仕事が終わるとすぐに帰宅してくれる。そして今でも会えなかった7年間の埋め合わせだと私に愛を囁いてくれるのだ。
こんなに幸せでいいのかと思う。
本当にあの時、婚約を破棄してよかった。
あの黒歴史のハンカチを捨てないでカイトに渡していてよかった。
そんなことも今でも時々思い出す。
「リア、何を考えてる?」
「ふふっ、決まってるじゃない」
「じゃあ、俺の事…かな」
そんな甘いことをカイルが言うとは世の中の人は思っていないだろう。私だけが知る彼の本当の姿だ。
「愛してるわ」
「ああ、俺も愛してる」
―――完
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
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