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「榎本さん、西園寺連れてきました。」
寮監のような方に向かって彼が呼びかけた。
「あー、、、西園寺は、510ね。これ鍵。2人部屋で相手は、、、えっと部屋の都合で居ないんだよね。
1人で使ってくれて大丈夫だから。」
「あ、ありがとうございます。これからお世話になります。どうぞよろしくお願いします。」
その瞬間ギョッとした顔で寮監の方と隣の案内してくれたイケメンの彼がこっちを見てきたがよく分からず首を傾けた。
さらに驚いた顔をした2人だったが隣な彼は直ぐに憎々しげな顔に戻り、「じゃ、俺はこれで。」と言ってその場から去っていった。
「あの!ありがとうございました!」
大きめの声で彼の背中に向かってお辞儀をして顔を上げた時には彼はもっと遠くに進んでいた。
一人部屋か...
まあ、バレないようにと思えばそっちの方がありがたいよね...
でも同じ部屋の方が友達になれそうだし学園の分からないところ教えてもらえそうだったのにな
少し残念に思いつつ荷物を持ち直してエレベーターに向かう。
近くにいた人たちがサッと避けていき、なんか少しザワザワしていたところがシンとなる。
今まで学校でこんなことは無かったから少し胸がチクッとした。
寮監のような方に向かって彼が呼びかけた。
「あー、、、西園寺は、510ね。これ鍵。2人部屋で相手は、、、えっと部屋の都合で居ないんだよね。
1人で使ってくれて大丈夫だから。」
「あ、ありがとうございます。これからお世話になります。どうぞよろしくお願いします。」
その瞬間ギョッとした顔で寮監の方と隣の案内してくれたイケメンの彼がこっちを見てきたがよく分からず首を傾けた。
さらに驚いた顔をした2人だったが隣な彼は直ぐに憎々しげな顔に戻り、「じゃ、俺はこれで。」と言ってその場から去っていった。
「あの!ありがとうございました!」
大きめの声で彼の背中に向かってお辞儀をして顔を上げた時には彼はもっと遠くに進んでいた。
一人部屋か...
まあ、バレないようにと思えばそっちの方がありがたいよね...
でも同じ部屋の方が友達になれそうだし学園の分からないところ教えてもらえそうだったのにな
少し残念に思いつつ荷物を持ち直してエレベーターに向かう。
近くにいた人たちがサッと避けていき、なんか少しザワザワしていたところがシンとなる。
今まで学校でこんなことは無かったから少し胸がチクッとした。
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