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プロローグ
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この世に、愛なんて本当にあるのか。
そんなの、誰にも分からないと思う。
愛してるとか、言葉にすればそれは愛なのか。
目に見えない愛を、どうやって信じるのか。
私には、分からない。
「はっ……好きだ……愛華……」
「っ…………」
ほら、こうして身体を重ねていても。
これが愛だといわれても、私にとっては身体の痛みでしかない。
身体が何かを感じて、濡れて、求めていたとしても。
それは、愛、なのだろうか。
「愛してる……愛してるよ愛華」
「……ん」
身体の中で、彼のモノが脈を打つのを感じる。
ゴムに吐き出されたそれは、受精しようと必死に奥へと押し込まれていた。
彼のキスが、愛なのなら、私に何をもたらすのだろうか。
幸福感?満足感?安らぎ?安心?
身体を重ねることは、遺伝子に刻まれた生殖本能でしかないというのが、私の見解。
本能は止められない。
男が穴を求めるのは、愛が欲しいからではない。
己の本能を満たすことが、欲求を満たすことに繋がるからだ。
愛は、存在しない。
何故なら、愛は見えないからだ。
それが一番の理屈だ。
愛を証明することが出来るというのなら、ぜひ、この目で見せてもらいたい。
私に愛を、教えて。
そんなの、誰にも分からないと思う。
愛してるとか、言葉にすればそれは愛なのか。
目に見えない愛を、どうやって信じるのか。
私には、分からない。
「はっ……好きだ……愛華……」
「っ…………」
ほら、こうして身体を重ねていても。
これが愛だといわれても、私にとっては身体の痛みでしかない。
身体が何かを感じて、濡れて、求めていたとしても。
それは、愛、なのだろうか。
「愛してる……愛してるよ愛華」
「……ん」
身体の中で、彼のモノが脈を打つのを感じる。
ゴムに吐き出されたそれは、受精しようと必死に奥へと押し込まれていた。
彼のキスが、愛なのなら、私に何をもたらすのだろうか。
幸福感?満足感?安らぎ?安心?
身体を重ねることは、遺伝子に刻まれた生殖本能でしかないというのが、私の見解。
本能は止められない。
男が穴を求めるのは、愛が欲しいからではない。
己の本能を満たすことが、欲求を満たすことに繋がるからだ。
愛は、存在しない。
何故なら、愛は見えないからだ。
それが一番の理屈だ。
愛を証明することが出来るというのなら、ぜひ、この目で見せてもらいたい。
私に愛を、教えて。
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