源三位頼政の憂鬱

【あらすじ】
摂津源氏・源頼政は以仁王からの密かな訪問を受ける。以仁王は、平家の専横を打倒すべく、挙兵を企図していた。そのため、頼政に兵を出すように要請。頼政に声をかけた理由は、摂津源氏の渡辺津が福原遷都により存在価値が無くなるからである。共に平家の「被害者」として起てと訴える以仁王。彼はさらに、宋銭を取り出し、この国の「貨幣」である絹の価値が下落し、その原因が、平家の日宋貿易による宋銭流通にあると説いた。頼政の憂鬱は深まるばかりであった。
【表紙画像】
「ぐったりにゃんこのホームページ」様より
24h.ポイント 0pt
0
小説 198,611 位 / 198,611件 歴史・時代 2,483 位 / 2,483件

あなたにおすすめの小説

裏廻二ノ組~六本松始末~

筑前助広
歴史・時代
安永八年十月八日――。 筑前で横行した、とある抜け荷事件に関わるお話。

思い出乞ひわずらい

水城真以
歴史・時代
――これは、天下人の名を継ぐはずだった者の物語―― ある日、信長の嫡男、奇妙丸と知り合った勝蔵。奇妙丸の努力家な一面に惹かれる。 一方奇妙丸も、媚びへつらわない勝蔵に特別な感情を覚える。 同じく奇妙丸のもとを出入りする勝九朗や於泉と交流し、友情をはぐくんでいくが、ある日を境にその絆が破綻してしまって――。 織田信長の嫡男・信忠と仲間たちの幼少期のお話です。以前公開していた作品が長くなってしまったので、章ごとに区切って加筆修正しながら更新していきたいと思います。

焔の牡丹

水城真以
歴史・時代
「思い出乞ひわずらい」の続きです。先にそちらをお読みになってから閲覧よろしくお願いします。 織田信長の嫡男として、正室・帰蝶の養子となっている奇妙丸。ある日、かねてより伏せていた実母・吉乃が病により世を去ったとの報せが届く。当然嫡男として実母の喪主を務められると思っていた奇妙丸だったが、信長から「喪主は弟の茶筅丸に任せる」との決定を告げられ……。

戦国に咲く苧環~秀吉に叛いた夫婦~

あじしおん
歴史・時代
 天正四年。  播磨国美嚢郡三木。  別所吉親、波夫妻は、領民の信頼と一族の誇りを胸に立ち上がった。  三木の地を舞台に戦場を駆ける夫妻。  立ちはだかる敵は後の天下人、羽柴秀吉。  思惑と意地とが衝突する三木合戦が、ここに始まりを告げる。

源頼政、歌物語

月夜野 すみれ
歴史・時代
平安時代を舞台に頼政の詠んだ歌で作ったなんちゃって歌物語です。 歌から話を作っているので詠まれた順などは順不同です。 「俊恵、危機一髪!」は鴨長明の『無名抄』の現代語訳です。 カクヨム、小説家になろう、アルファポリスにも同じものを投稿しています。

狗ト柘榴

羊原ユウ
歴史・時代
ある夜。池のそばで黒い馬に出会った小夜。親に捨てられ「おいていかないで」と泣く小夜を背中に乗せ、馬は柘榴の木が生い茂る村にある寂れた屋敷へと連れていく。 屋敷に着いた馬は小夜に正体を明かす。馬は姿形にとらわれない異形の存在だった。自らを「狗」と呼ぶ異形に小夜は次第に惹かれていくが……。 ※読み切り短編

剣閃

小林 広平
歴史・時代
───柳生の頭首、十兵衛と相対す青年の運命や如何に─── 名門武家を中心に渦巻く、武士達の陰謀と江戸の民の思惑。 今此処に、命を懸けた男達の剣劇の幕が開く。 ※この作品は史実に基いたフィクションです。実在の人物・団体とは一切関係が無いとは言えませんが、個人的な解釈を含んでおり、直接の関係はありません。

一条物語

いしぽよ
歴史・時代
鎌倉時代中期。この時代、後に摂関家と謳われる五摂家が成立する。 九条家を筆頭にそこから派生した一条家、二条家を合わせた九条系と 近衛家を筆頭にそこから派生した鷹司家を合わせた近衛系。 両派閥は当初は穏便に摂政・関白の持ち回りをしていたが、 5つも家があっては周期が長すぎるとのことで近衛系は九条系を摂関家から引きずり下ろすべく、 打倒九条系を決意する。そんな折、九条家当主・九条道家の息子にして鎌倉幕府4代目将軍である九条頼経が京の都にやってきた。この機会を逃すまいと近衛家は平家の残党を雇い、彼の暗殺を試みる。 頼経暗殺は寸でのところで失敗に終わるが、九条家当主・九条道家の暗殺には成功する。 すると、彼の魂は死後9つに分離し、小さな珠となり、都の各地へ散らばった。 父の仇を取る為、そして鎌倉幕府将軍として源氏の世を守る為、打倒平家を誓い立ち上がった頼経は、 珠を持つ一人の少女、一条まゆと出会う。事情を聴いた彼女は頼経に代わって、同じく珠をもつ旧友の三条雪乃と共に珠探しの旅に出る。珠を持つ彼女たちは、歴代の源氏の英雄の魂を憑依する力を持っていた。 平家の残党を使役する近衛家は、彼女らを危険分子と睨み、平家の残党達をぶつけていく。 そんな彼らのボスはなんと安徳天皇であった。彼は義経が壇ノ浦で回収できなかったあの草薙の剣を所有しており、その魔力を使って歴代の平家の英雄達を次々と現代に甦らせ、まゆと雪乃にぶつけていく。 対して彼女らは、憑依した歴代の源氏の英雄の力でこれに対抗していく... 源氏の世を守る為、九条家に協力する珠の所有者達と平家の残党を使役し陰で暗躍する近衛家。 珠の所有者と平家の残党を使った九条家と近衛家の冷戦。 果たして勝利するのは九条か近衛か、摂関家当主をかけた戦いが今、始まる。 ----------------------------------------------------------------------------------------------------- 当作品は、鎌倉時代中期を舞台にしたバトルファンタジーです。 時代背景や出来事、当時の社会情勢はそのままに、オリジナルキャラクターを登場させ、彼ら中心にストーリーが展開していきます。 ※当作品は完全なるフィクションです。