こじき若殿
父に死なれ、兄は主君と共に京(みやこ)へ――。
継母と共に、亡父の隠居の城に残された若殿は、受け継ぐはずのその城を、家臣に乗っ取られてしまう。
家臣の専横は、兄の不在によるもの――そう信じて、兄の帰郷を待つ若殿。
しかし、兄は一向に京から帰らず、若殿は食うに困り、物を恵んでもらって暮らす日々を送っていた。
いつしか「こじき若殿」と蔑み呼ばれていた若殿。
「兄さえ帰れば」――その希望を胸に抱き、過ごす若殿が、ある日、旅の老僧と出会う。
※表紙画像は「ぐったりにゃんこのホームページ」様より
継母と共に、亡父の隠居の城に残された若殿は、受け継ぐはずのその城を、家臣に乗っ取られてしまう。
家臣の専横は、兄の不在によるもの――そう信じて、兄の帰郷を待つ若殿。
しかし、兄は一向に京から帰らず、若殿は食うに困り、物を恵んでもらって暮らす日々を送っていた。
いつしか「こじき若殿」と蔑み呼ばれていた若殿。
「兄さえ帰れば」――その希望を胸に抱き、過ごす若殿が、ある日、旅の老僧と出会う。
※表紙画像は「ぐったりにゃんこのホームページ」様より
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四谷先生!「じんわり・ほっこり大賞」お疲れ様でした!(≧▽≦)
温かいコメントや応援、本当にありがとうございました!まだまだお祭りは続きますね(≧▽≦)
こじき若殿、私のイチオシです!受賞されたら嬉しいです(๑•̀ㅂ•́)و✧
マクスウェルの仔猫先生も、「じんわり・ほっこり大賞」お疲れさまでした!
何と言うか、運動会で全プログラムを終えての「結果待ち」みたいな、ドキドキ、ソワソワな状況です。
そして、拙作をイチオシと言っていただけて嬉しい限りです♪
私の方も、「カツ夫」と「スタゲ」(と、私が勝手に読んでいます^^;)がイチオシです!
このひと月、お互い、精一杯走り抜いてきました。
その結果が、いい結果になることを信じています!
ありがとうございました。
ネタバレについてのアドバイス、ありがとうございました。
全然、気づいていなかったので、助かります。
史実というか「若殿本人」が言うところでは、義母と二人で耐え忍んでいて、それでやがて「多治比」になりました、という感じでした。
でも、これは物語なので、もうちょっとこう、耐えるだけじゃなくて、いろいろと考えたりした結果、事態が好転していった、という風に書かせていただきました^^;
それで、若殿自身の努力で、やれる限りのことをやって、それでも対応できない部分は、旅僧に何とかしてもらいました(笑)
少年の努力、継母の思いやり、それが旅僧の「何とかしてやろう」につながるような感じで。
その辺のところをお楽しみいただけたようで何よりです♪
ちなみに、若殿の正体を謎にしたのは、それを明かしちゃうと、その時点で読む方が「あ、これは何とかなっちゃうじゃん」と思われてしまうなぁ、と考えたからです。
でも正体を謎にして、それを最後に明かすと、「なるほど!」という想いが、読む方に湧いて来るようで、作者としては「やったあ!」という想いです^^;
神がかってますとまで言われて、ホント、望外の喜びです!
この話を書いて良かった、マクスウェルの仔猫さんに読んでもらって良かったという想いでいっぱいです!
ありがとうございました!
ありがとうございます。
旅僧については、私の完全な創作ですが、若殿については、ほぼ伝えられているとおりです。
こんな少年時代を送ったからこそ、ああいう武将になったのかもしれません。
ありがとうございました!
読み始めましたが、出だしから衝撃の展開Σ(゚Д゚)
タイトルそのままにスタートしたお話ですがとてもモヤモヤしています。
伏線のように見える部分を必死になってあれやこれやと想像しているので(*´﹃`*)
なにこれ!めちゃめちゃ気になる!
なんだかんだと言ってお義母さんとお坊さんを見捨てることはない若君、さすがです(๑•̀ㅂ•́)و✧
なかなか酷いオープニングで恐縮です^^;
でもこれ、史実なんですよね……(;'∀')
滅茶苦茶酷い状況の若殿ですが、おっしゃるとおり、義母やお坊さんのことを見捨てません。
このことが、若殿の今後に影響してきます。
ありがとうございました。
あ、あと、私のカクヨムの知り合いで、ほっこりに応募している人はいませんでしたorz
ではではノシ
るしあん先生からお伺いして投票とお気に入り登録させていただきました(≧▽≦)
お祭り、楽しんでいきましょうね!
初めまして!
そして投票とお気に入り登録、ありがとうございます!
お互い、お祭りを楽しんでいきましょう♪
ありがとうございました!
策士策に溺れる、と云う奴ですね。
投票しました。
続きを楽しみにしています。
投票、ありがとうございます!
井上さん、主(若殿の兄)のいない隙に、そして主の疑心暗鬼につけこんで、城をゲットしてましたが、その辺のことを若殿に読まれてしまいました^^;
井上さんとしては、怒り心頭であり、また、バレちゃったどうしようという焦りもあります(笑)
さて、どうなるか……。
お楽しみいただければ幸いです。
ありがとうございました!
おはようございます。
戦国時代には、御家の乗っ取りなんて普通に有ったのでしょうね。
続きを楽しみにしています。
この国の戦国時代って、まさに乗っ取りの時代だったと思います。
下剋上の時代ですし^^;
ありがとうございました。