蛾のお礼まいり

山奥の村で祭りがあり、祭りが終わったので、俺は、真っ暗な山道を岐路(きろ)につくことした。

酔(よ)いもまわり、疲労(くろう)も激(は)しかったので、座り込んで一休みすることにした。
その時、少し離れた所に、木々の間から小屋の明かりが漏(も)れているのを見つけた。休ませてもらえるといいなあと思い訪(おと)れると、その場所にはふさわしくはない若い女が出てきた。

略満腹(ほぼまんぷく)であったが、女からキノコ汁や酒を勧(す)められると、男のサガで、そのまま、ご馳走になった。そして、いつしか寝込んでしまった。
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