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第三話 ときめきがないのが私のせいみたいな言い方をしないでください。
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これで縁が切れる、とばかりに一方的に早口で「王太子の婚約者」に来た依頼の引継ぎをする。どうせ聞いてないだろうと思ったので、かなり端折った説明だったが、やってない、知らないとは言わせない。
ようやく終わった頃に、それまで黙ったままだったセリスが口を開いた。
「公爵には婚約のこと、伝えてくれたのか?」
「ええ」
「そうか」
満足そうに微笑む殿下だが、いつも思うのは伝えただけでどうして自分の思い通りに話が進んでいると思っているのだろうか。
実際のところ、殿下が他の女に入れあげているなどというみっともないことはいえないので本当のことは話さず、「王太子殿下との結婚の話がなくなったようです。申し訳ありませんが、しばらくは他言無用にしてくださいませんか」と伝えたのみだ。
娘が何を言ってるかわからない、というように公爵である父はしきりに首を傾げていたが、言われた本人である私だってそうなのだから、他人からしたらもっとおかしな話に見えるだろう。
貴族の婚約ないし結婚は、家同士の契約である。
正式な書状を取り交わし、色々な条件を吟味し付加した上で執り行われるので、その契約が簡単に破棄できるものでもないのだ。
しかも私たちの婚約は片方が王家、しかも王国であるこの国の最高権力者である王の名の元にも行われている王命にも近いもので、双方の合意もなく、片方一方の口約束のみで破棄できるものではない。
だからこそ、私は今まで王宮で丁重に扱われてきたし、私も王太子妃としてふさわしいようにあれ、と行いを謹んでいたのだ。
そして、その王の名の元の婚約の重さが分かっていたからこそ、今までセリス殿下にちょっかいをかける女性がいなかったのもあったのだ。
彼が王太子だからというわけではない。王が後ろで睨みをきかせているからである。
同じ王子でも弟のクロード殿下やさらにその下のアレス殿下には物心ついてから女性からの誘いがひっきりなしであったこととは対照的である。
もっとも彼らがセリス殿下と違って細やかな気遣いができるとか、女性受けする風貌があったとかそういうこともあったかもしれないが。
王子の中でセリス様がモテない王子だったのは、周囲の配慮があったことも確かだった。
「エレーナ様とはお会いになっているのですか?」
「いや、会えてないかな」
会ってない間が愛を育てる、とでもいうかのように、どこか遠い目をしているのがなんともうっとうしい。
「エレーナ様とは最初、どのようにしてお会いになったのですか?」
「エレーナは可愛いんだよ。赤い髪がきらきらとしていて……」
そんなことは聞いていないのだけれど……他所の女への誉め言葉なんて最も聞きたくない話だが。しかし、一通り聞かないと、どうも話してくれなさそうな気配だ。
黙ったまま聞き流していれば、惚気八割の中、ようやく話題が二人の出会いになってくれた。
「狩猟をしていたところに偶然あの子が迷い込んできたんだよね。彼女の髪に似合いの鮮やかな紅いドレスと、緑の森の色彩の対比が美しくてね……、彼女が森の女王に思えたよ」
狩り?
流れ矢に当たるかもしれない危ないところになぜ貴族の女性が?
それ、絶対に偶然迷い込んだりしてないから。
しかも派手なドレスなんか着てそんなところにいて、肉食獣だっている森なのに、下手に目立ったら襲われるだろうに。
もっとも二本足の大きな獲物は引っかかったようだけれど、随分と大胆な手口を使ったものだ。
「エレーナ嬢は殿下と結婚してはたして幸せになれるのでしょうか」
エレーナがセリス殿下とわかっていて狙い、巧妙に出会いを演出したようだというのはわかった。
しかし、王太子と出会い、彼に面識を得てから、彼女からの動きがまるで伝わってきていない。
よくも悪くも彼女は目立つ人。
派手な出会いは隠されたとしても、その後で王太子に対してアピールをしたとしたら、何か噂になっていたとしてもおかしくないのだ。
大体、彼女が王太子妃の立場を望んでいるとしたら、最大のライバルであったはずの私に接触がないこと自体がおかしいではないか。
セリス殿下と結婚したいというのなら、この私が何よりの目の上のたんこぶなのだから。
「ラナも彼女の補助をしてくれるんだろう? 大丈夫さ」
だからなぜ、それが決定事項になっているのでしょう。
常識から考えておかしいと、そろそろ気づいてほしいのですが。
「私は用もなく王宮にいるのは恐れ多いので、なるべく顔を出すのは控えようと思いますよ。それにエレーナ様も私がいるのはご不快に思われるでしょうし」
「ラナは優しいんだねえ。でも君は王命でもって王宮に来ることを許されている準王族と同じだから大丈夫だよ。それにクロードも父上も君のことは気に入っているしね」
そういう都合のいいところは覚えているのですね。
でも、それは王太子と結婚をすることが前提の王命なのですよ。
「だからかな、君とはずっと家族みたいに思っていて、エレーナみたいにときめきがなかったんだよな」
ときめきがないのが私のせいみたいな言い方をしないでください、とため息をつく。
私だって貴方にときめいたことは一度だってないですから。
ああ、これがクロード殿下が婚約者だったら喜ばしいことだったのに。
皆に言って回っているとはわかっても、あの方は上手に女をもてなす術を心得ているので、ガチガチの政略結婚だとしても、きっと楽しくやれたに違いない。
だからといって、ときめきがないからと浮気が許されるわけでもない。
思いあって婚約しているわけではないから、浮気という言葉が正しいかはわからないが、それでも自分のものを盗られたというような不快感は存在する。
百歩譲って彼が婚約者である自分を差し置いて他の女の尻を追っかけているのを許したとしても、その追いかけ方がとんでもなく不味いからこそ、呆れかえり腹立たしくもなっているということを、この男は理解していない。
例えばエレーナ嬢と恋仲になって二人で育む愛を楽しみたいのなら、彼女に侍女の位を与えて王宮に引き込み、浮気相手として堂々と会えばよいではないか。
その知恵もなく、正攻法で彼女を王太子妃にしたいと言い張ったり、婚約破棄したいと駄々をこねたりする姿が、なんとも見苦しく、百年の恋も冷めるのである。
相手に知恵をつけるつもりはないのでそんなことは言わないが。
どんな形にしろ自分が愛した女は全部、相手も自分のことを愛し返してくれていて、そしてずっと愛も忠誠も誓ってくれるものだと思い込んでいるようなのが痛いし、気持ち悪い。
こんな男の側にいるなんて絶対に嫌だ。
ようやく終わった頃に、それまで黙ったままだったセリスが口を開いた。
「公爵には婚約のこと、伝えてくれたのか?」
「ええ」
「そうか」
満足そうに微笑む殿下だが、いつも思うのは伝えただけでどうして自分の思い通りに話が進んでいると思っているのだろうか。
実際のところ、殿下が他の女に入れあげているなどというみっともないことはいえないので本当のことは話さず、「王太子殿下との結婚の話がなくなったようです。申し訳ありませんが、しばらくは他言無用にしてくださいませんか」と伝えたのみだ。
娘が何を言ってるかわからない、というように公爵である父はしきりに首を傾げていたが、言われた本人である私だってそうなのだから、他人からしたらもっとおかしな話に見えるだろう。
貴族の婚約ないし結婚は、家同士の契約である。
正式な書状を取り交わし、色々な条件を吟味し付加した上で執り行われるので、その契約が簡単に破棄できるものでもないのだ。
しかも私たちの婚約は片方が王家、しかも王国であるこの国の最高権力者である王の名の元にも行われている王命にも近いもので、双方の合意もなく、片方一方の口約束のみで破棄できるものではない。
だからこそ、私は今まで王宮で丁重に扱われてきたし、私も王太子妃としてふさわしいようにあれ、と行いを謹んでいたのだ。
そして、その王の名の元の婚約の重さが分かっていたからこそ、今までセリス殿下にちょっかいをかける女性がいなかったのもあったのだ。
彼が王太子だからというわけではない。王が後ろで睨みをきかせているからである。
同じ王子でも弟のクロード殿下やさらにその下のアレス殿下には物心ついてから女性からの誘いがひっきりなしであったこととは対照的である。
もっとも彼らがセリス殿下と違って細やかな気遣いができるとか、女性受けする風貌があったとかそういうこともあったかもしれないが。
王子の中でセリス様がモテない王子だったのは、周囲の配慮があったことも確かだった。
「エレーナ様とはお会いになっているのですか?」
「いや、会えてないかな」
会ってない間が愛を育てる、とでもいうかのように、どこか遠い目をしているのがなんともうっとうしい。
「エレーナ様とは最初、どのようにしてお会いになったのですか?」
「エレーナは可愛いんだよ。赤い髪がきらきらとしていて……」
そんなことは聞いていないのだけれど……他所の女への誉め言葉なんて最も聞きたくない話だが。しかし、一通り聞かないと、どうも話してくれなさそうな気配だ。
黙ったまま聞き流していれば、惚気八割の中、ようやく話題が二人の出会いになってくれた。
「狩猟をしていたところに偶然あの子が迷い込んできたんだよね。彼女の髪に似合いの鮮やかな紅いドレスと、緑の森の色彩の対比が美しくてね……、彼女が森の女王に思えたよ」
狩り?
流れ矢に当たるかもしれない危ないところになぜ貴族の女性が?
それ、絶対に偶然迷い込んだりしてないから。
しかも派手なドレスなんか着てそんなところにいて、肉食獣だっている森なのに、下手に目立ったら襲われるだろうに。
もっとも二本足の大きな獲物は引っかかったようだけれど、随分と大胆な手口を使ったものだ。
「エレーナ嬢は殿下と結婚してはたして幸せになれるのでしょうか」
エレーナがセリス殿下とわかっていて狙い、巧妙に出会いを演出したようだというのはわかった。
しかし、王太子と出会い、彼に面識を得てから、彼女からの動きがまるで伝わってきていない。
よくも悪くも彼女は目立つ人。
派手な出会いは隠されたとしても、その後で王太子に対してアピールをしたとしたら、何か噂になっていたとしてもおかしくないのだ。
大体、彼女が王太子妃の立場を望んでいるとしたら、最大のライバルであったはずの私に接触がないこと自体がおかしいではないか。
セリス殿下と結婚したいというのなら、この私が何よりの目の上のたんこぶなのだから。
「ラナも彼女の補助をしてくれるんだろう? 大丈夫さ」
だからなぜ、それが決定事項になっているのでしょう。
常識から考えておかしいと、そろそろ気づいてほしいのですが。
「私は用もなく王宮にいるのは恐れ多いので、なるべく顔を出すのは控えようと思いますよ。それにエレーナ様も私がいるのはご不快に思われるでしょうし」
「ラナは優しいんだねえ。でも君は王命でもって王宮に来ることを許されている準王族と同じだから大丈夫だよ。それにクロードも父上も君のことは気に入っているしね」
そういう都合のいいところは覚えているのですね。
でも、それは王太子と結婚をすることが前提の王命なのですよ。
「だからかな、君とはずっと家族みたいに思っていて、エレーナみたいにときめきがなかったんだよな」
ときめきがないのが私のせいみたいな言い方をしないでください、とため息をつく。
私だって貴方にときめいたことは一度だってないですから。
ああ、これがクロード殿下が婚約者だったら喜ばしいことだったのに。
皆に言って回っているとはわかっても、あの方は上手に女をもてなす術を心得ているので、ガチガチの政略結婚だとしても、きっと楽しくやれたに違いない。
だからといって、ときめきがないからと浮気が許されるわけでもない。
思いあって婚約しているわけではないから、浮気という言葉が正しいかはわからないが、それでも自分のものを盗られたというような不快感は存在する。
百歩譲って彼が婚約者である自分を差し置いて他の女の尻を追っかけているのを許したとしても、その追いかけ方がとんでもなく不味いからこそ、呆れかえり腹立たしくもなっているということを、この男は理解していない。
例えばエレーナ嬢と恋仲になって二人で育む愛を楽しみたいのなら、彼女に侍女の位を与えて王宮に引き込み、浮気相手として堂々と会えばよいではないか。
その知恵もなく、正攻法で彼女を王太子妃にしたいと言い張ったり、婚約破棄したいと駄々をこねたりする姿が、なんとも見苦しく、百年の恋も冷めるのである。
相手に知恵をつけるつもりはないのでそんなことは言わないが。
どんな形にしろ自分が愛した女は全部、相手も自分のことを愛し返してくれていて、そしてずっと愛も忠誠も誓ってくれるものだと思い込んでいるようなのが痛いし、気持ち悪い。
こんな男の側にいるなんて絶対に嫌だ。
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