60 / 77
60.ツチノコ捕獲を確認
メイの呼吸が整って、まぁ、俺の方も素数の数とか数えながら、ぎりぎり脱ケダモノ状態にもっていけたので、とりあえず、水分補給。
俺はもうビール飲みます。
メイはくらくらするらしく、炭酸水を一口含んだだけで、また横になってしまった。
メイは、横になったまま、ぽやんとした顔でこっちを見ている。
顔に水滴がついて髪が張り付いてしまっているので、髪を顔から避けて耳にかける。
「お疲れ様。ちょっと休もうな。で、最後、体にすごく力が入ったろ?あの時、脚の間とか下腹とかどくんってなったり、溜まってたのがパーンって弾けた感じにならなかった?」
「なり、ました」
「良かった。あれがね、メイが論文で読んだイクってやつ。で、だんだん溜まっていった感覚とか、最後はじけた感じがするその周辺の感覚とかが、ぬるぬるになる方の『気持ちいい』。異論はあるかもだけど、一応そういいう定義でおぼえてもらっていい?」
「定義?」
「うん。ほら、例えば『ごはん』っていったら、白いお米だけを指すときもあれば、食事全体を指すこともあるだろ。そんな感じで、『気持ちいい』も、部屋がキレイですっきり、って気分を指すときもあれば、ああ言う感じのを指すこともある、ってことで」
がばっ
メイが急に勢いよく起き上がる。
「ええ?あれがそれで、そういうそれ?!」
「あー、どの指示語がどれ指しているかわからないが、たぶん合ってる」
とりあえず正解だから、いい子いい子。
「でな。メイ、いっぱい悲鳴あげたし、俺におっぱいとかクリとかいじめられてつらかったろ。でも、今、俺と一緒にいるの嫌だとか、はやく逃げたいとかある?あ、ゆっとくけど俺まだお仕置き続けるつもりな」
メイは目をパチパチせて答えた。
「一緒に、いたいです。手も握りたいし、キスもしたいし、気持ちいいは・・・2度としないと言われたら多分すごく悲しい、です」
なんかもう、言葉の選びかたからして撫でくり回したいな。
多分まだ敏感なところ触られるの辛いだろうし、何されるかわからなくて怖いだろうに、選んだ言葉は、2度としないと言われたら悲しい、か。
「メイ偉い。でも、怖いものは怖いって言っていいよ」
「さっきまで、怖いものがいっぱいなのが怖かったのに、今は怖くない怖いがあるのが怖いです」
「早口言葉?!」
へへ、とメイは笑う。
「お仕置きの苦痛が怖いんじゃなくて、お仕置きをされた後さとるさんがわからなくなったらどうしよう、ってものすごく怖かったんです」
「俺がわからなくなる?」
「はい。フラッシュバックでも自白剤でも、偽物のさとるさんがいっぱい出るんです。今は本物がわかるって信じてるから頑張れるけど、もし、わからなくなったら・・死んじゃうかなぁって」
先刻の必死でさみし気な目はそれか。
正直たまらない気分になったが、とりあえず、教えてくれて偉いから、ぎゅう。
「あのな、本物も偽物もメイが決めていいよ。メイに偽物って思われるような俺は消えるべきだし、メイがこいつが本物って感じたら、迷わずついて行っていい。俺が、外させない。」
メイの目がうるるってなって、俺の心臓の上に手を伸ばしてくる。
おずおずなのが待てなくて、掴んで引っ張って、自分の胸の真ん中までもってくる。
「なぁ、メイ。さっきの質問、『もうしません』の中身、何か思いつく?」
正解、いっぱいあるよ。
不安なことを俺に隠そうとしないとか、
セクシャルな話に限らず危ない実験を自分の体使ってしようとしないとか、
俺がメイのことを大好きで傷なんて障害にならないと言うのを否定しないとか。
「えーっとぉ、多義語の意味をもう間違いません、とか?」
うん、期待した俺が愚かでした。
やっぱり夜通しお仕置きコースかも。
とりあえずコンドームの1枚は今日使ってもいいことにしよう。
俺はもうビール飲みます。
メイはくらくらするらしく、炭酸水を一口含んだだけで、また横になってしまった。
メイは、横になったまま、ぽやんとした顔でこっちを見ている。
顔に水滴がついて髪が張り付いてしまっているので、髪を顔から避けて耳にかける。
「お疲れ様。ちょっと休もうな。で、最後、体にすごく力が入ったろ?あの時、脚の間とか下腹とかどくんってなったり、溜まってたのがパーンって弾けた感じにならなかった?」
「なり、ました」
「良かった。あれがね、メイが論文で読んだイクってやつ。で、だんだん溜まっていった感覚とか、最後はじけた感じがするその周辺の感覚とかが、ぬるぬるになる方の『気持ちいい』。異論はあるかもだけど、一応そういいう定義でおぼえてもらっていい?」
「定義?」
「うん。ほら、例えば『ごはん』っていったら、白いお米だけを指すときもあれば、食事全体を指すこともあるだろ。そんな感じで、『気持ちいい』も、部屋がキレイですっきり、って気分を指すときもあれば、ああ言う感じのを指すこともある、ってことで」
がばっ
メイが急に勢いよく起き上がる。
「ええ?あれがそれで、そういうそれ?!」
「あー、どの指示語がどれ指しているかわからないが、たぶん合ってる」
とりあえず正解だから、いい子いい子。
「でな。メイ、いっぱい悲鳴あげたし、俺におっぱいとかクリとかいじめられてつらかったろ。でも、今、俺と一緒にいるの嫌だとか、はやく逃げたいとかある?あ、ゆっとくけど俺まだお仕置き続けるつもりな」
メイは目をパチパチせて答えた。
「一緒に、いたいです。手も握りたいし、キスもしたいし、気持ちいいは・・・2度としないと言われたら多分すごく悲しい、です」
なんかもう、言葉の選びかたからして撫でくり回したいな。
多分まだ敏感なところ触られるの辛いだろうし、何されるかわからなくて怖いだろうに、選んだ言葉は、2度としないと言われたら悲しい、か。
「メイ偉い。でも、怖いものは怖いって言っていいよ」
「さっきまで、怖いものがいっぱいなのが怖かったのに、今は怖くない怖いがあるのが怖いです」
「早口言葉?!」
へへ、とメイは笑う。
「お仕置きの苦痛が怖いんじゃなくて、お仕置きをされた後さとるさんがわからなくなったらどうしよう、ってものすごく怖かったんです」
「俺がわからなくなる?」
「はい。フラッシュバックでも自白剤でも、偽物のさとるさんがいっぱい出るんです。今は本物がわかるって信じてるから頑張れるけど、もし、わからなくなったら・・死んじゃうかなぁって」
先刻の必死でさみし気な目はそれか。
正直たまらない気分になったが、とりあえず、教えてくれて偉いから、ぎゅう。
「あのな、本物も偽物もメイが決めていいよ。メイに偽物って思われるような俺は消えるべきだし、メイがこいつが本物って感じたら、迷わずついて行っていい。俺が、外させない。」
メイの目がうるるってなって、俺の心臓の上に手を伸ばしてくる。
おずおずなのが待てなくて、掴んで引っ張って、自分の胸の真ん中までもってくる。
「なぁ、メイ。さっきの質問、『もうしません』の中身、何か思いつく?」
正解、いっぱいあるよ。
不安なことを俺に隠そうとしないとか、
セクシャルな話に限らず危ない実験を自分の体使ってしようとしないとか、
俺がメイのことを大好きで傷なんて障害にならないと言うのを否定しないとか。
「えーっとぉ、多義語の意味をもう間違いません、とか?」
うん、期待した俺が愚かでした。
やっぱり夜通しお仕置きコースかも。
とりあえずコンドームの1枚は今日使ってもいいことにしよう。
あなたにおすすめの小説
【短編集】こども病院の日常
moa
キャラ文芸
ここの病院は、こども病院です。
18歳以下の子供が通う病院、
診療科はたくさんあります。
内科、外科、耳鼻科、歯科、皮膚科etc…
ただただ医者目線で色々な病気を治療していくだけの小説です。
恋愛要素などは一切ありません。
密着病院24時!的な感じです。
人物像などは表記していない為、読者様のご想像にお任せします。
※泣く表現、痛い表現など嫌いな方は読むのをお控えください。
歯科以外の医療知識はそこまで詳しくないのですみませんがご了承ください。
身体検査
RIKUTO
BL
次世代優生保護法。この世界の日本は、最適な遺伝子を残し、日本民族の優秀さを維持するとの目的で、
選ばれた青少年たちの体を徹底的に検査する。厳正な検査だというが、異常なほどに性器と排泄器の検査をするのである。それに選ばれたとある少年の全記録。
月弥総合病院
僕君・御月様
キャラ文芸
月弥総合病院。極度の病院嫌いや完治が難しい疾患、診察、検査などの医療行為を拒否したり中々治療が進められない子を治療していく。
また、ここは凄腕の医師達が集まる病院。特にその中の計5人が圧倒的に遥か上回る実力を持ち、「白鳥」と呼ばれている。
(小児科のストーリー)医療に全然詳しく無いのでそれっぽく書いてます...!!
双葉病院小児病棟
moa
キャラ文芸
ここは双葉病院小児病棟。
病気と闘う子供たち、その病気を治すお医者さんたちの物語。
この双葉病院小児病棟には重い病気から身近な病気、たくさんの幅広い病気の子供たちが入院してきます。
すぐに治って退院していく子もいればそうでない子もいる。
メンタル面のケアも大事になってくる。
当病院は親の付き添いありでの入院は禁止とされています。
親がいると子供たちは甘えてしまうため、あえて離して治療するという方針。
【集中して治療をして早く治す】
それがこの病院のモットーです。
※この物語はフィクションです。
実際の病院、治療とは異なることもあると思いますが暖かい目で見ていただけると幸いです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
番外編更新中です!
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
母の下着 タンスと洗濯籠の秘密
MisakiNonagase
青春
この物語は、思春期という複雑で繊細な時期を生きる少年の内面と、彼を取り巻く家族の静かなる絆を描いた作品です。
颯真(そうま)という一人の高校生の、ある「秘密」を通して、私たちは成長の過程で誰もが抱くかもしれない戸惑い、罪悪感、そしてそれらを包み込む家族の無言の理解に触れます。
物語は、現在の颯真と恋人・彩花との関係から、中学時代にさかのぼる形で展開されます。そこで明らかになるのは、彼がかつて母親の下着に対して抱いた抑えがたい好奇心と、それに伴う一連の行為です。それは彼自身が「歪んだ」と感じる過去の断片であり、深い恥ずかしさと自己嫌悪を伴う記憶です。
しかし、この物語の核心は、単なる過去の告白にはありません。むしろ、その行為に「気づいていたはず」の母親が、なぜ一言も問い詰めず、誰にも告げず、ただ静かに見守り続けたのか——という問いにこそあります。そこには、親子という関係を超えた、深い人間理解と、言葉にされない優しさが横たわっています。
センシティブな題材を、露骨な描写や扇情的な表現に頼ることなく、あくまで颯真の内省的な視点から丁寧に紡ぎ出しています。読者は、主人公の痛みと恥ずかしさを共有しながら、同時に、彼を破綻から救った「沈黙の救済」の重みと温かさを感じ取ることでしょう。
これは、一つの過ちと、その赦しについての物語です。また、成長とは時に恥ずかしい過去を背負いながら、他者の無償の寛容さによって初めて前を向けるようになる過程であること、そして家族の愛が最も深く現れるのは、時に何も言わない瞬間であることを、静かにしかし確かに伝える物語です。
どうか、登場人物たちの静かなる心の襞に寄り添いながら、ページをめくってください。