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中庭での会話
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「マロン•シャーリー!」
「あ、トーマス様どうしましたか?」
「これから中庭に来られないかい?」
生徒会の次の日のお昼休み、トーマスがマロンに声をかけた。
「昨日の生徒会の時にマーガレットに君と一度話すように提案してみたんだ。そうしたらロイドが暴走して、結果的にマーガレットと絶交することになってしまった。すまない…」
マロンはトーマスが自分のために行動してくれたことに驚いた。
「実は私が以前トーマス様に説明したように、ロイド様にヘンリーとマーガレット様の件について説明したんですが、全く相手にされなかったんです」
「ロイドには元々思い込みで先走るところがあるとは思っていたが、マーガレットのことになるととりわけその傾向が強くなる。君のことは完全に悪女だと思っているようだ。かわいそうに…」
「ゔゔ…」
「マロン…?どうしたんだ?」
マロンはトーマスに分かってもらったことが嬉しくて涙がこぼれていた。
「分かってくれる人がいて、嬉しくて…」
「ははっ!大袈裟だな!大丈夫だよ。きっとみんなロイドと違って話せば分かるよ」
トーマスがなぐさめたタイミングで、
お昼休みの終了を知らせるベルが鳴った。
「こんな時間だそろそろ教室に戻ろう!1年の教室まで送って行こうか?」
「いえ、1人で行けます!それでは失礼します」
マロンはトーマスに手を振りながら教室戻ろうと振り返った。
その時、
「マロン、ちょっといいか?」
近くに佇んでいたヘンリーがマロンに声をかけた。
「あ、トーマス様どうしましたか?」
「これから中庭に来られないかい?」
生徒会の次の日のお昼休み、トーマスがマロンに声をかけた。
「昨日の生徒会の時にマーガレットに君と一度話すように提案してみたんだ。そうしたらロイドが暴走して、結果的にマーガレットと絶交することになってしまった。すまない…」
マロンはトーマスが自分のために行動してくれたことに驚いた。
「実は私が以前トーマス様に説明したように、ロイド様にヘンリーとマーガレット様の件について説明したんですが、全く相手にされなかったんです」
「ロイドには元々思い込みで先走るところがあるとは思っていたが、マーガレットのことになるととりわけその傾向が強くなる。君のことは完全に悪女だと思っているようだ。かわいそうに…」
「ゔゔ…」
「マロン…?どうしたんだ?」
マロンはトーマスに分かってもらったことが嬉しくて涙がこぼれていた。
「分かってくれる人がいて、嬉しくて…」
「ははっ!大袈裟だな!大丈夫だよ。きっとみんなロイドと違って話せば分かるよ」
トーマスがなぐさめたタイミングで、
お昼休みの終了を知らせるベルが鳴った。
「こんな時間だそろそろ教室に戻ろう!1年の教室まで送って行こうか?」
「いえ、1人で行けます!それでは失礼します」
マロンはトーマスに手を振りながら教室戻ろうと振り返った。
その時、
「マロン、ちょっといいか?」
近くに佇んでいたヘンリーがマロンに声をかけた。
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